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雪組の実力派娘役、沙月愛奈さんの退団によせて

宝塚歌劇についての雑記

宝塚歌劇団雪組の大劇場公演中ですが、この公演で卒業される退団者

11月14日付で宝塚歌劇団を卒業するメンバーは6人。

そのなかに、沙月愛奈さんの名前も含まれていました。

「いよいよこの時がきてしまったのか・・・・・・」

それが私の率直な感想でした。

予想していなかったわけではありません。

上級生の退団が続いているのは、どこの組も同じです。

いつかはこうなると思っていましたが、時の流れを痛感せざるを得ません。

今回は、沙月さんの退団と雪組の今後について語ります。

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沙月さんの経歴

美人の期として知られる89期生の一員。愛称は「あゆみ」です。

2003年に月組公演『花の宝塚風土記』で初舞台を踏みました。

入団時の成績は49人中17位。

雪組に配属され、そのまま組み替えなしで今に至ります。

前雪組トップスター、望海風斗さんの同期。

研19のベテラン娘役ですね。

望海さんの退団にあたり、お花渡しを担当。

沙月さんは雪組きってのダンサー。どこにいても一目でわかります。

特筆すべきなのが『ファントム』の冒頭シーン。

従者の1人として沙月さんが登場するのですが、とにかく身のこなしがすばらしい!

男役に混じっていても、ひけを取らないほど格好いいです。

『GRAPH』の特集にて、歌は苦手だったとご自身で語っているくだりがありました。

確かに他のヅカファンの意見を見ていても、歌や芝居に関する言及はあまりなかったですね。

まだ若手だった2009年、『ロシアンブルー』で卓越したバレエの技を披露しています。

下級生時代から“ダンスが上手いタカラジェンヌ”として評判だったのは確か。

沙月さんが卒業すると、89期生は凪七瑠海さんのみ。

なんと淋しいのでしょうか・・・・・・。

今後の雪組はどうなるのか?

冒頭でも触れた通り、今回の退団者は沙月さん含め6名。

残りの5名は下記の通りです。

・橘幸

・華蓮エミリ

・星南のぞみ

・汐聖風美

・望月篤乃

また、組み替えの発表もありました。

彩みちるさんが11月15日付けで雪組から月組へ異動。

そして宙組からは、和希そらさんが12月10日付けで新たな雪組メンバーに加わります。

まさかのみちるちゃんが組替え⁉

和希さんがこのタイミングで雪組にくる⁉

正直、戸惑いましたね。

この話題に関しては別の機会にゆずりますが、いろいろと事情があるようです。

和希さんは彩風さん、朝美さんに続き3番手スターになるはず。

雪組に新たな風を吹き込む人事であるのは間違いありません。

沙月さんに話を戻すと、おそらくあえて望海さんとの同時退団を避けたのだと思うのです。

彩風さんがトップスターとして舞台に立つのを見届けてから卒業すると決めていたのでは?

ただでさえ雪組の上級生が相次いで抜けています。

先代の組長、梨花ますみさんは専科に異動。

そして舞咲りんさん(85期)、早花まこさん(88期)は退団。

この2人が副組長のポジションに就かなかった理由は、推して知るべしですね。

学年を飛び越えて、千風カレンさん(90期)がその役職を受けた時点で、ヅカファンはわかっていたでしょう。

違和感ありありの人事でしたから。

もちろん沙月さんが副組長になる可能性もあったわけですが、そうはならなかった。

こうして考えてみると、見事に伏線が回収されているのです。

雪組に限ったことではないですが、組子の若返りが進みました。

組織の新陳代謝が激しいです。

すでに95期以降が活躍する時代が到来していますね。

現に花組・月組・星組では95期生がトップスターに就任しました。

まとめ

今回は、沙月さんの退団から発想を飛ばしてみました。

ファンとしては複雑なところがあるものの、雪組の新生トップコンビに幸あれ、と願っています。

ただでさえ公演が難しいご時世、宝塚を応援する気持ちは今も昔も変わっていません。

どんな人事であろうと、ファンは受け止めることしかできないのです。

それではヅカファンの皆さま、ごきげんよう!