綺城さん、花組へ
星組に欠かせない存在となっていた綺城ひか理さんの、花組への組替えが発表になりました。
星担の筆者は、ただいま悲しみに暮れております。
「1789だけでも出られませんか?」と、劇団に懇願したい気持ちです。
なぜ今、花組に戻られるのか。
考察してみたいと思います。
あくまで個人の意見ですので、ご理解のある方だけお付き合いください。
最後までお読みいただければ、幸いです。
組替えは永久輝さんのため?
宝塚ファンが真っ先に思ったのは、「永久輝せあさんを支えるため」でしょう。
永久輝さんと綺城さんの仲の良さは、有名です。
トップさんには「同期支え」と呼ばれるシステムがあります。
精神的にも体力的にも激務のトップさんを、心が許せて信頼できる同期が支えることで、負担を軽くします。
もちろんこれは、劇団が公式に言っているシステムではなく、ファンが付けた名前です。
いわゆる「同期支え」と呼ばれるコンビでも、疑問符が付くケースが多いのですが、有名な例といえば「凰稀かなめさん・緒月遠麻さん」でしょう。
下記の記事にもありますが凰稀さんは、トップ就任前提の宙組への移動を拒否して、もめにもめたそうです。
緒月さんも宙組当時「同期として支えなくては」という発言をされています。
あまりに強い同期愛に「相手役は緒月さん」と揶揄されたこともありましたが、同期というのはやはり特別なのだと実感した例でした。
ファンが考える「同期支え」コンビ以外にも、ほとんどのトップさんは同期が組に在籍している印象です。
ファンから目に見えて仲が良い関係ではなくても、心強い支えとなっているのでしょう。
なぜ、いま移動なのか
とはいえ、同期支えのための移動は、トップ就任直前、もしくは就任と同時に行われることが多いです。
花組は14日からの全国ツアー、来年お正月からの「うたかたの恋」が発表されています。
「うたかたの恋」での柚香さん退団は、ありません。
永久輝さんのトップ就任は、来年はないでしょう。
最短でも2024年になります。
また正二番手には水美舞斗さんがいらっしゃいますから、なおのこと時間がかかりそうです。
そうなると考えてしまうのが、文春砲ですね。
永久輝さんが文春によって気持ちが不安定になっているのではないかと、心配しています。
歌劇からもわかる永久輝さんの強さ
歌劇12月号の表紙が、永久輝さんであることが予告されました。
歌劇の表紙は、基本的にトップさんか2番手、人気のあるトップ娘役さんのみです。
現在の花組で言えば、柚香さん、水美さん、そして星空さんですね。
3番手で表紙になる方は、トップが約束された方だけです。
さらに言えば、人気トップとなることが確定している方です。
もちろんVISAガールである永久輝さんですから、花組トップが約束されたようなものです。
VISAガールは3代目の音月桂さん以外、すべて花組のトップスターを務められています。
先代の明日海りおさんは組替えをして、花組トップに就任されました。
雪組から移動してきた永久輝さんも、花組でトップになられることは確実でしょう。
コロナで人事が停滞したり、予定がおかしくなったりした現在、VISAガール任期内にトップにならなくてはならないというプレッシャーも、大きいのかもしれません。
花組でトップは確定なのだから、今のうちから同期支えを配してしまおうという考えも、劇団側にあるのかもしれませんね。
気になるのは「エリザベート」
現在東宝では、宝塚のレジェンド娘役花總まりさんのファイナルである「エリザベート」が始まり、盛り上がっています。
ムック本の発売も予定されていて、ご予約済みの方も多いのではないでしょうか。
宝塚でVISAといえば、VISAガールだけではなく、「エリザベート」も連想されますね。
脳裏をよぎるのは、星風さんが組替えになった時の「エリザベートを花組でやるため」という噂です。
真偽は分かりませんが、可能性はありそうです。
花組はもうずいぶん長く、添い遂げ退団を行っていない組です。
柚香さんが、単独退団。
次の大劇場で永久輝さん星風さんコンビのお披露目にして、星風さん退団公演の「エリザベート」という可能性もありそうです。
「エリザベート」は、VISAガールのトップ就任にはこれ以上ないぐらい相応しい演目でしょう。
VISAガールの任期を考えると、2024年に「エリザベート」でトップ就任はあるのではないかと、考えます。
永久輝さん以前のVISAガール4名のうち、春野寿美礼さん、明日海りおさんが、「エリザベート」主演を務められています。
また2024年に星風さんが「エリザベート」で退団となれば、東宝版の花總さんの後任になる可能性が高く、タイミングも合うのではないでしょうか。
背負うものが多い永久輝さんだからこそ、頑張って欲しい!!
VISAガールは就任したときから、トップにならなくてはならないという重荷を背負います。
ファンもそれだけ期待しますし、長いトップ期間を望みます。
またスポンサーがついているからこそ、退団も自分だけの意志では決められないと言われています。
おそらく普通の生徒さんよりも高いプレッシャーを、ひしひしと感じていることでしょう。
それに加えてコロナ禍、文春砲。
大変な思いをしている永久輝さんを、気遣いの人である綺城さんなら、きっと力強く支えてくださると、信じています。
願うは綺城さんの、花組でのご活躍!
本当は組替えして欲しくはないのですが、綺城さんにとっては花組は懐かしい我が家のような場所かもしれません。
実力は、もちろん折り紙付き!
星組での存在感もぐんぐんと増していた、綺城さんです。
花組でますます輝いてくださることを、お祈りしています。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。