宝塚歌劇団でも何度も再演されている『エリザベート』。
日本国内に限らず世界中で上演されており、先日FNS歌謡祭にて日本が誇るミュージカル界のプリンス・井上芳雄さんと韓国で同じく誇るミュージカル俳優であるジュンスさんの夢のコラボレーションが放送されSNSでも大いに賑わったことかと思います。
名曲の数々、そして多くの名俳優・名女優さんを多く排出していることでも知られていることかと思います。
そんなエリザベートですが現在帝国劇場をはじめに地方各地で上演されていますが、そのチケットが中々手に入らないと嘆きのお声が多く聞こえてきます。
チケットが発売されるや否や秒で完売…。
これから愛知・大阪・福岡と上演されますが、いずれも前日チケット難という事態に見舞われています。
その最大の原因はやはり2015年からエリザベート役を務めてこられた花總まりさんが今作にて卒業をするということを発表されておられるから、ですよね。
愛希れいかさんと・・・・
宝塚現役時代にも100人に1人の娘役と呼び声が高く、5人のトップスターさんの相手役を務められた上にトップ娘役に12年間就任されていたという逸材中の逸材。
そんな花總さんのエリザベートは実年齢など感じさせない可憐で無垢な少女時代から酸いも甘いも知った熟年の女性まで全てハマり役としか言えないビジュアルと実力を兼ね添えておられるからこそ今回の卒業はかなりのダメージもありますよね…。
しかし嘆いてばかりいられないのも事実。
これからはWキャストの相方であり花總さんと同じく実力者として誉れ高い愛希れいかさんが続投される予定です。
そして多くの人々が気になるのはそんな愛希さんの新たなWキャストの相方となるお方。
歴代東宝ミュージカルのエリザベート役を務められた方々を見ていると傾向はわかるかと思います。
例外もありますが宝塚歌劇団にてエリザベート役を本役にて経験したことがあるお方です。
返り咲きはあまり考えにくいため、これまで東宝ミュージカルでエリザベート役未経験且つ宝塚時代にエリザベート役を務められた方で予想してみるとしましょう。
宝塚時代にエリザベートを経験したジェンヌさんは
まずは元宙組トップ娘役であり愛希さんと同期である実咲凜音さん。
と、ここでお気づきかと思いますが現段階で上記の条件に当てはまるのは実咲さんしかおられません。
愛希さんと同期なことも考えるとどうしても比較されてしまうというのは難点かもしれませんが、力強く品のある実咲さんのエリザベートをもう1度観たい…!という気持ちはかなりありますよね。
お次からは現役の方になるのですが、89期生であり専科におられる凪七瑠海さんです。
2009年に宙組生でありながら月組のエリザベートにトップ娘役のポジションで特別出演というかなり稀なご経験をされたことがある方です。
若手男役が他組で大抜擢ということで当時かなり話題にもなりました。
現在専科におられる凪七さんであれば退団せずともそれこそ外箱特別出演という道もありますし、そこまで無理矢理な説ではないのではないかと考えています。
あの頃はまだ幼さも残る凪七さんのエリザベートでしたがそこから様々なご経験を重ねてこられた現在の凪七さんのエリザベート…気になるポイントしかありません。
そして最後はこれは少し強引ですが現在花組トップ娘役さんである星風まどかさんです。
2016年に宙組公演新人公演にてエリザベート役を務めた経験のある星風さん。
その後宙組トップ娘役を経て現在花組トップ娘役さんなわけですが、そのお相手役である柚香光さんもかつて新人公演にてトート役を射止めているという経験があるからこそ星風さんが組替えをされた当時よりいつか2人で再びエリザベートをやるのではないか、と囁かれてきました。
そして仮にそのエリザベートにて退団された場合星風さんがそのまま東宝ミュージカルへ…という可能性もあるわけでして。
これに関してはそうであったら観てみたい!という気持ちとまだ宝塚で輝く姿を観ていたい!という相反する気持ちが自分の中にも存在するのでかなり難しいところです…。
いずれにせよ花總さんの卒業は避けられぬ事実なわけでして、そう遠くない未来で新たなエリザベート役が発表されます。
どなたが射止めてもおかしくない実力者の皆々様。
楽しみに待ちつつもとりあえず今はただ上演されているエリザベートをしっかりと目に焼き付けて堪能していきましょう。