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宝塚を「心から楽しむ」こそが最高の観劇マナー – 宝塚歌劇と未来への思い

こんにちは、今日は宝塚歌劇団の観劇マナーについて考えてみたいと思います。

最近、SNSでは学生たちの宝塚歌劇団での観劇マナーが話題になりました。

とくに、学校からの団体で来られる学生たちのマナーが一部のお客様から批判の対象となっているようです。

宝塚歌劇団の観劇マナーは、一般的な演劇観視のマナーとは一部異なることがあります。

座席の座り方、拍手する場所、そして宝塚歌劇団ならではの特殊なマナーが存在します。

これらを理解し、守ることは、観劇を楽しむためには欠かせません。

しかし、今回問題になっている学生たちの視点も考えてみましょう。

全ての学生が宝塚歌劇団が好きで観劇に訪れているわけではありません。ここが、私たちファンが一生懸命チケットを確保して見に来ている場合とは大きく違います。

学校行事の一環として連れてこられた彼らは、観劇マナーについて十分に説明を受けていない可能性もあります。

もちろん学校側としては、説明をされていると思いますが、それを正しく、きちんと聞いていない場合もあります。

もちろん、観劇マナーを無視することを容認するものではありません。

しかし、そのマナーを知らない彼らをただ批判するだけではなく、ここに教育の機会があると考えてみてはいかがでしょうか。

観劇マナーについて考える際、その最終目的は何かを念頭に置くことが大切だも思います。

その目的とは何でしょうか?

それは、すべての観客が宝塚歌劇を最大限に楽しむことができ、その経験を深く心に刻むことだと考えます。

学生たちがマナーを守ることは大切ですが、それ以上に大切なことは、

彼らが宝塚歌劇を楽しんで、思い出に残る経験を得ることです。

そのためには、学生たちが観劇を通じて何を感じ、何を学ぶかが重要となります。

観劇はただ演技を見るだけではなく、感動を共有し、心の中に刻んでくれること。

観劇を楽しむためには、演技を心から楽しみ、感じること。

その感動が彼らの中に新たな価値観を生み出し、宝塚歌劇の魅力を次の世代に伝えていってくれるでしょう。

なので、私たちができることは、彼らがそれぞれの観劇体験を楽しみ、大切な思い出に変えていく手助けをすることです。

観劇マナーは大切ですが、それを超えて我々が目指すべきは、学生たちが宝塚歌劇を心から楽しみ、その体験を次世代に繋げていくことです。

それこそが、真の宝塚文化の継承だと私は思います。

学校に批判の電話をかけることで、その学校は「宝塚ファンってうるさいから次は別の文化体験をさせよう・・・」なんて思われてしまっては、宝塚文化を継承していく、新しいファンを増やすことができないと思いませんか?

もっと温かく、長い目で、新しい宝塚ファンを増やしませんか?

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