宝塚歌劇団星組博多座公演『ME AND MY GIRL』の、ライブ配信が発表されましたね。
10月28日、29日と、役替わり両方を拝見できるとは、劇団に感謝しかありません。
二日連続、万難を排して拝見したいです。
『ME AND MY GIRL』の楽しみは役替わりだけではありません。
魅力的な登場人物たちが、たくさん出てきます。
ぜひ来てほしいと思っていた極美ジャッキーの発表に、ただでさえ高い期待値が爆上がりしています。
ジャッキーと言えば、出世役の一つですね。
そこで今更ですが、今回は先に発表されていた水美舞斗さん、暁千星さん、舞空瞳さんを除いたその他配役の中から、気になる役柄をチェックしていきたいと思います。
美女揃いの歴代ジャッキー
ジャッキーは美人で野心家です。
貴族のジェラルドとすでに婚約しているにもかかわらず、主人公であるビルを誘惑し、結婚によって財産を手に入れようとします。
女性ながら強い役なので、男役さんが演じているのでしょう。
歴代ジャッキーは、以下の通りになります
月組初演 涼風真世さん 剣幸さん
月組1995年 真琴つばささん
月組1996年 樹里咲穂さん
月組2008年 明日海りおさん 城咲あいさん
月組2008年博多座 明日海りおさん 龍真咲さん
花組2009年 朝夏まなとさん 壮一帆さん
月組2013年 美弥るりかさん 凪七瑠海さん
花組2016年 柚香光さん 鳳月杏さん
公演を見たことがない方でも、ゴージャスな美脚美女が頭に浮かぶのではないでしょうか?
城咲さん以外は、すべて男役さんが演じていらっしゃる役です。
城咲さん、美弥さん、凪七さん、鳳月さん以外は、全員トップスターになられているところから、出世役と言われるのがお判りいただけると思います。
龍真咲さん、明日海りおさんは、のちにビル役を演じられました。
また初演は本来、ビルが剣さん、ジャッキーが涼風さんでした。
一部役替わりという形で、新人公演でビル役だった涼風さんが本公演でビルも演じるという、試みがなされたそうです。
大阪・関西万博アンバサダーという大任を背負っていらっしゃる、極美さんのこれからが、ますます楽しみですね。
先日『宝塚カフェブレイク』を拝見したとき、「こんなに美人で可愛らしかったっけ?」と思わず画面をまじまじと見つめてしまいました。
もちろん以前からお奇麗なのは重々承知ですが、最近さらに磨きがかかっている気がします。
さぞかし美しいジャッキーを見せていただけることでしょう。
ジャッキーに振り回されるジェラルドは?
極美ジャッキーの婚約者であるジェラルド役は、天華えまさんが演じられます。
下町のランベス育ちのビルとは対照的な、貴族らしいお坊ちゃま育ちです。
天華さん、極美さんカップルなんて、美しすぎて直視できる気がしません。
本当に楽しみです。
ジョン卿のお相手、マリア公爵夫人は?
下町育ちのビルを、後継ぎにふさわしくないとランベスに返そうとするジョン卿。
それとは対照的に、立派な跡継ぎに育てようとするマリア公爵夫人を演じるのは、小桜ほのかさんです。
ビルの叔母に当たります。
天華さん演じるジェラルドは、マリア公爵夫人の甥です。
小桜さんにはもうちょっとお若い役の方が……とも思うのですが。
水美さん、暁さんが演じられるジョン卿とのバランスを考えると妥当なところでしょうか?
パーチェスターとヘザーセット
「パーチェスターと言えば未沙のえるさん!」という方は、今でも多いのではないでしょうか?
ビルをへアフォード家に連れてくる顧問弁護士パーチェスターと、へアフォード家の弁護士ヘザーセットは、ミーマイに欠かせないお二人です。
パーチェスターがひろ香祐さん、ヘザーセットが輝咲玲央さんと発表になりました。
筆者は、ヘザーセットがひろ香さんと予想していましたが、外れてしまいました。
お二人が作品をぐっと引き締めてくださるのを、楽しみにしています。
とびっきりのハッピー・ミュージカル
『ME AND MY GIRL』は悪人の出てこない、とびきりハッピーなミュージカルです。
初見でもわかりやすいストーリーに、耳の残るナンバーの数々。
観劇後は幸せの余韻に足取りも軽くなり、思わず歌を口ずさんでしまう素敵な作品です。
シリアスな作品ももちろん素敵ですが、定期的に再演して欲しいと思うのが、幸せな気持ちになれる『ME AND MY GIRL』です。
今回は博多座のみの上演ですが、近いうちに大劇劇場でもやってくださることを願っています。
せっかくですから同じくハッピーな『Ernest in Love』も再演して欲しいな、とお祈りしつつ終わりたいと思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。