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宙組の未来を案じる・新人公演が激減

すこしずつ通常を取り戻しつつある宝塚歌劇団ではありますが、2020年半ばからコロナの大流行から2024年の現時点で、新人公演の回数が圧倒的に少ない組があり、私もなんとなく気になって調べてみたのですが、数えてみると驚くべき事実が浮かび上がってきました。

2020年の花組『はいからさんが通る』から新人公演ができなくなりました。

そして、2024年の今まで、本来あるはずだった新人公演数は


花組・7公演 (ムラと東京で14回)
月組・7公演(ムラと東京で14回)
星組・6公演(ムラと東京で12回)
雪組・6公演(ムラと東京で12回)
宙組・6公演(ムラと東京で12回)です。

本来の新人公演数ムラ&東京合わせて実際の回数
花組714回5回
月組714回8回
星組612回6回
雪組612回9回
宙組612回5回

宙組が圧倒的に少ないと思っていましたが、こうして数えてみると実は前半、花組と星組はコロナの流行の波と公演期間がピッタリと一致してしまい、公演のたびに中止のLINEが届くという状態になっていました。

さらに、昨今の事件以降、新人公演スケジュールの見直しで、これまた花組と星組が東京1回のみという状態となりました。

月組と雪組はコロナ禍でも比較的ラッキーなことに、無事に新人公演を開催できることが多かったように思います。


さらに、雪組は、今回も(上の数には入れていませんが)、東京1回のみのスケジュールがなくなり、ムラと東京と1回ずつ新人公演ができるんです。

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宙組下級生問題

さて、宙組に関しては、2023年5月18日の『カジノ・ロワイヤル』を最後にもう1年以上も新人公演ができていません。

コロナで公演数が減ってしまった上に、さらに、長い期間、舞台に立てていない状態となってしまった宙組さん。

大きな影響を受けてしまったのは、106期〜109期生さんたちです。

他の組では、すでに新人公演主演、ヒロインを輩出しているにも関わらず、宙組の106~109期の中で唯一、新人公演の配役で線上に入ったのは、奈央 麗斗くんだけで、その公演自体も中止になってしまったという現実が、若手の成長の場を奪っていることを象徴していると思います。

下級生たちへの思いと救済措置への願い

新人公演は、若手タカラジェンヌにとって自分をアピールする大切な場です。

ファンとしても、新人公演で初めて下級生を知ることが多く、その成長を見守る楽しみがあります。

しかし、ここ数年の状況では、宙組の下級生たちがどのような才能を持っているのか、ほとんどわからないままです。

タカラジェンヌが舞台で輝ける時期は限られているのに、この4年間がこうした状況であることは本当に残念です。

宙組の下級生たちに対して何らかの救済措置が取られることを願っています。

例えば、特別な公演やイベントを通じて、彼女たちが輝ける場を作ってあげてほしいと願うばかりです。

宝塚ファンとして、これからも新人公演が元の姿に戻り、若手たちがその才能を存分に発揮できるよう応援し続けたいと思います。皆さんも、ぜひ一緒に若手タカラジェンヌたちの未来を見守りましょう!

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