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月組新人公演「夢現無双」風間柚乃2回目の主演

観劇レポ

昨日月組新人公演「夢現無双」が宝塚大劇場での公演が終わりました。

いや〜!すばらしい新人公演でしたね。

新人公演というのは、本公演と同じ作品を7年目までの生徒だけで行われる公演です。

本公演の期間の中で一回だけ行われるのですから、7年目までの生徒達は、本公演をやりながら、公演終わった後の時間を使って新人公演の練習に励んでいるわけです。

そんな時間の中で宝塚と東京と合わせてたった2回しかない。

毎日行なっている本公演と比較したり、上級生の方達と比較しては大変申し訳ないと思いますが、

それにしても、風間柚乃さんは、野心と熱い熱量が全面に出ていて、本役の珠城りょうとはまた違った武蔵像で素晴らしかったですよ!

お!さすが〜!風間柚乃、おだちん!

夢現無双の作品は、吉川英治原作の宮本武蔵です。

あの長い小説のどこを切り取って魅せてくれるのだろうか?というより、ぶつ切りな感じも否めず、小説を読んでいなかったらちょっとついていけない部分もあり、ん?ん?と思うところもあったのですが、なんだか、風間柚乃さんがそんな隙間を埋めてくれたような・・・そんな気がしてしまいました。

宮本武蔵の揺れ動く心、戸惑い、そして成長が本当に上手に表現されている武蔵でした。

新免武蔵から宮本武蔵に変わるシーンは、泣きます!

最後の挨拶含めて、えっと、どちらのトップさんですか?というほどの安定感。

一体何年生なの?ともう一度確認しても100期生ですよ。

100期生!研究科6年目!6年!

「ON THE TOWN」見たときも思ったけど、これはきますね〜!


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その他にも注目していたきよら羽龍さん(104期生)

今回は少年の城太郎役です。存在感もあり、やっぱり上手。子供ならではの憎たらしさ、小生意気ででも師匠を慕う瞳。アンナカレーニナで出した娘役を消して、今回はすっかりやんちゃな少年でしたね。透き通った声は聞きやすい。

は〜。新人公演に100期生以降の数字の生徒さんたちが出てくるようになったのもちょっとびっくりなのですが、こうやって次の世代へと受け継がれていくのですね。宝塚歌劇団。

下級生達がんばれ!