宝塚歌劇団の月組新時代！ニュートリオが今秋華々しくスタート！
あれは5月のことだったのですねぇ…。
宝塚歌劇団月組男役の月城かなと、怪我のため休演というニュース。
4ヶ月半にわたる長い沈黙の時は、晴れて終わりました！おかえりなさい！月城かなとさん！
月城かなとさん 2番手として舞台に降臨！
月組公演に月城かなとさんがいる安心感たるや…！
そんな月城さんの月組公演『I AM FROM AUSTRIA-故郷は甘き調べ-』で演じられるお役は、リチャード·ラッティンガー役。
美園さくらさん演ずるハリウッド女優·エマ·カーターのマネージャーで、珠城りょうさん演ずるジョージ·エードラーと少々対立する役どころ。
黙ってスッとしていればめちゃくちゃカッコいいんだけど、あらら～…(笑)なお役(笑)
これほどまでに麗しくスマートな男役·月城かなとさんなのに、この手のお役もお手の物というギャップ。ステキです♡
そして、ついに真っ赤な2番手羽を背負い、2番手として舞台に降臨と話題に！！
クールビューティと見せかけて、普段から実はひょうきんな一面もあるという月城さんなので、これからの2番手ライフで自由に楽しく舞台を駆け巡り、さらに役幅を広げて、無敵のスターになられること間違いなし！楽しみです！
世界の旦那様·珠城りょうさん
初日舞台挨拶で繰り広げられた、珠城さんから月城さんへの「おかえり！」がなんとも力強く、温かみがあって、カッコいいこと♡
月城さんも、とろけちゃってます(笑)
いや～、筆者も珠城さんに「おかえり！」と言われたいものです…(笑)
やはり珠城さんは全ヅカファン女子の旦那様、いえ、“世界の旦那様”ですね♡
そんな珠城さん演ずるジョージ。
月組の御曹司として早くから注目を集めてきた珠城さんと、ホテルエードラーの御曹司であるジョージという、最高のマッチング！素晴らしい！珠城さんらしい包容力に溢れた雰囲気に、目も心も癒されるばかりです。
美園さくらさんも本領発揮！
もはや近年のトップ娘役の象徴とも言える存在にまで上り詰めた愛希れいかさんの後任ということで、苦労する面もあることでしょう。
しかし今回のヒロイン、エマ·カーター役は完全に彼女にしか成し得ない偉業のひとつと化したように思います！
トップ女優のゴージャスな雰囲気と、祖国を愛する素朴な一面が上手い具合に同居した見事な役作り。
低音高音の声色を自由自在に操り、劇場全体をたおやかに包み込んだかと思えば、あっという間に空気さえもガラリと変えてしまうほどの歌唱力。
女の筆者でも惚れざるを得ないのと同時に、トップ娘役として大輪の花を咲かせる予感がしました！
このお方も今後が楽しみで仕方ありません♡
月組、無敵！
そう言えば、先日お邪魔していた美弥るりかさんトーク&ライブで、元月組2番手スターであり、星組出身者でもある美弥るりかさんが「星組と月組では舞台の作り方が全く違った」とお話しされていました。
端的に言うと、星組は団体戦で体当たり、月組は個人で磨いてきたものを持ち寄って、という感じらしいです。
それゆえ、月組のお稽古場は緊張感がすごいと仰っていましたが、ピクニックに例えると、星組はとりあえず一旦集合してみんなで買い出しに、月組は1人1品以上持ってきてね、というイメージでしょうか(笑)
そんな中、包容力と安定感抜群の珠城りょうさんを中心に、一致団結してさまざまな試練や思いを乗り越えてきた月組は、団体戦の部分も強化し、さらにパワーアップしたことでしょう！
また、珠城りょうさんとかつて兄弟かのように切磋琢磨していた鳳月杏さんも再度加わり、珠城さんにとっても鳳月さんにとっても互いの隣という立ち位置が“故郷”であると、演目に掛けているかのようで感慨深くもあります。
明るい演目と共に、今秋華々しくスタートした新生月組。
これからも目が離せないし、離さない！と誓った筆者でした。
著者:有田だりあ