宝塚歌劇団星組の瀬央ゆりあさんと有沙瞳さん。
先日、去年バウホールで行われた『龍の宮物語』の音楽が配信されました。
主演は瀬央ゆりあさん。
2018年のデビュタントが初主演でしたので、龍の宮物語は2度目の主演。
そして、ヒロインは有沙瞳さん。
私はバウホールで観劇したのですが、プロローグからぐぐっと龍の宮の世界観に
引き込まれ、この後どうなるの?と衝撃で、幕間はしばらく席から立てないほどでした。
去年観劇したなかで1、2を争うくらい好きな作品の音楽配信。
もちろん即ダウンロードしました。
『砌』という瀬央さんと有沙さんのデュエットがあるのですが、
改めて聞いても2人のハモリが素晴らしく綺麗。
考えてみると、瀬央さんと有沙さんはよく組んでいますね。
それぞれの演目の印象をあげてみたいと思います。
◆スカーレットピンパーネル
ちょっとヘタレ気味なアルマンとしっかり者のマリー。
でも、みんなと話していたのにパリから帰ってきたアルマンを見つけるなり
アルマンに駆け寄りキスしちゃうくらいラブラブなカップルでした。
◆ドクトル・ジバゴ
瀬央さん演じるパーシャと有沙さん演じるラーラは恋人同士。
ある出来事の復讐の為にパーティーの場で、男に向け銃を発砲するラーラ。
急いでその場にやってきたパーシャに抱えられて出ていくラーラ。
その後の2人のやりとり・・・ピシッとはりつめた空気感がとても印象的でした。
2人とも芝居巧者。相性がいいのでは??と思った最初の公演です。
ちなみにドクトルジバゴの前の前の公演が、礼真琴さん主演の『阿弖流為』
有沙さんがヒロインで、瀬央さんは坂上田村麻呂を演じていました。
個人的には、この公演『阿弖流為』から瀬央さんが化けたように感じます。
阿弖流為、その後の本公演を経てのドクトルジバゴは本当に瀬央さん凄かった!
1幕と2幕で瀬央さんがまるで別人なので、もし見たことない方いらっしゃれば
ぜひ見てください。
2幕では人が変わってしまったような瀬央さんなのですが、ラストも凄いので
本当にぜひとも見てほしいです・・・
◆鎌足
中大兄皇子と皇極帝。まさかの親子!振り幅が凄いですよね(笑)
実際は瀬央さんが95期、有沙さんが98期なので有沙さんの方が年下ですが
貫禄のあるお母さま役。
2人で台詞を交わす際にもまだまだ考えの甘い息子と、酸いも甘いも知る母上の
雰囲気がでていました。
◆GOD OF STARS
ニコラスとタン・ヤン。ご当地アイドルとマネージャー。
ですが、タン・ヤンちゃんからはニコラスへの想いがバシバシでてました。
そして、龍の宮物語。
好青年清彦と、玉姫様。
龍の宮で印象的だったのがBGMもなく進む2人のお芝居。
2人の台詞、息遣い、お衣装の擦れる音だけ。
息をのんで舞台を見たのは初めてだったかもしれません。
お芝居に関しては素人なので、あれこれ言うのは少し躊躇いますが
2人は波長が合うのでは、と思っております。
多かれ少なかれお芝居やりやすい人っていると思うんですよね。
フィナーレで、デュエットダンスがありましたが
息ぴったり、ニコニコ笑顔の2人を見ていたら幸せになりました。
お芝居、歌、ダンス。どれもがぴったり合う相手ってなかなか
いないのでは・・・と思うなか、瀬央さんと有沙さんはお似合いだなーと思っているのですが。
2人がこの先どうなっていくのか、とても気になるところです。
現在星組は礼さん(95期)、舞空さん(102期)がトップコンビ。
2番手には愛月さん(93期)
瀬央さんは3番手・・・??
宝塚の人事はよめないし、ファンの思い通りにはいかないことは
分かり切っていますが、また2人ならではのお芝居が見られたら…
と願わずにはいられません。
ちなみに龍の宮物語、5月15日にスカイステージで放送が決定しました!
こんなにも早く放送するとは思っていなかったので驚きましたが、とても嬉しいですね。
ぜひ皆で龍の宮の世界に浸りましょう。