皆様は宝塚歌劇団という夢の花園の世界を知る前と知った後、印象は変わりましたか?私は結構変わりました。
それまでは、宝塚歌劇という煌びやかな世界を楽しめるのは一部のお金持ちたちや知らない世界に住んでいる人たちで、私が到底踏み込めるものではない場所だと思っていました。
ですが、あの世界や歴史を知れば、誰もが楽しめる夢の世界であることが分かり、今ではすっかり魅了されています。
そんな宝塚歌劇を楽しむにはどのようなマナーやルールがあるのでしょうか。
例えば、「観劇中は前のめりにならない」「上演中の飲食は禁止」などが挙げられます。ですが、これらのマナーやルールは宝塚歌劇だけでなく、舞台を観る上での最低限守るべきマナーでもあります。
今回は宝塚歌劇の世界に溢れる暗黙の了解とも言われるルールについてご紹介していきましょう。
「会」でのルール
宝塚歌劇団では「会」と呼ばれる非公式のファンクラブがあります。
公式が作っている「宝塚友の会」とは異なり、タカラジェンヌ個人がそれぞれで持っているファンクラブのことです。
特定のご贔屓が出来ると会に所属して応援する方もいれば、そうではない方もいます。もちろん、どちらが正解ということはなく、ご自身のライフスタイルに合わせてご贔屓を応援し、宝塚観劇を楽しむことが良いかなと思います。
実はこの「会」にも様々なルールがあります。
例えば…
・会総見では会服を身に付ける
・ご贔屓が退団者の場合、千秋楽では白い服を身に付ける
・会の掛け持ち禁止
それ以外にも会によって決められたルールというものがたくさんあります。
ここでは会の掛け持ち禁止についてお話していきましょう。
会は生徒さん個人を応援することを目的に存在しています。
ですので、その方を応援する!と決めたら浮気ができないということです。
もし生徒さん自身が、自分を応援するために入会してくれたファンが他の会とも掛け持ちしていると知ったら、どうでしょう。
応援すると決めたのなら忠誠を誓うくらいの気持ちで…とまではいかないかもしれませんが、もし発覚したら生徒間で気まずい空気になる可能性も。
素敵な生徒さんばかりなので、たくさんの方を応援したくなりまよね。
でも会に入るということはそういうことなのです。
これが会における暗黙の了解の一つです。
ちょっと怖い言い方になっていたらすみません。
でも会に入ると良いこともたくさんありますよ!
お茶会に参加できたり、お礼状やバースデーメッセージ、会グッズなど、嬉しいコンテンツもたくさんあります♪
拍手のタイミング
拍手も宝塚歌劇独特の文化ですよね。
例えば…
・開演アナウンスでトップスターさんがお名前を言った時
・スターさんが銀教に踏み込んだ時
・男役スターさんの「フォウ」の掛け声の時
・パレードで階段降りしている時
挙げ出したらキリがないですが、思い出してみると拍手のタイミングが結構多いですよね。
よく生徒さんが雑誌などのインタビューで「好きなところで拍手してくださいね」とお話しされていることがありますが、実際…難しくないですか?
でも拍手したいと思ったタイミングがほとんどローカルルールに則ったタイミングだったりするので、結局好きなところで拍手してることになるのかもしれません。(笑)
初めて観劇した時、男役さんが「フォウ」の掛け声で拍手をするのは何故?と思ったこともありましたが、今では「カッコいい!という叫びたい気持ちを拍手に乗せているのかな。
だってカッコいいもん!!」と解釈して全力で拍手しています。(爆竹拍手ではないですよ)
ちなみに爆竹拍手について皆様はどうお考えですか?
先日、初めて爆竹拍手をされる方と席が近くなり、ちょっと集中力が持っていかれてしまいました…。
想いの届け方は人それぞれで良いとは思うのですが、正直なところ、爆竹拍手って良く思っている方があまりいらっしゃらないイメージがあります。
声が出せない客席だからこそ、大きい拍手で応援したい!という気持ちは分かるのですが、皆が気持ちよく観劇するには何事もほどほどに、そして思いやりも大切ですよね。
いかがでしたか。
皆でマナーを守って、お互い気持ち良くタカラヅカライフを楽しみましょうね!
最後までお読みいただきありがとうございました。