宝塚歌劇団星組では、3月29日まで、宝塚大劇場で『ロミオとジュリエット』を公演中の星組トップスター・礼真琴さん。
今月、CSタカラヅカスカイステージで「LOCK ON!-スター徹底検証- 礼真琴」という番組が放送されています。
礼真琴さんについて、ご縁のあるスターさんたちが語られる番組なのですが、何気なく観たところおもしろかったのでレポートします!
朝美絢×礼真琴の同期感
この番組、何人かのゲストが一人で礼さんについて話された事前収録映像を、礼さんが観ながらコメントするというスタイルです。
まずは一番びっくりした朝美絢さんについて。
星組トップスター礼真琴さん×雪組スター朝美絢さんの組み合わせって、私は意外に思いましたが、音楽学校時代から仲良しだったそうです。
ファンの方の間では有名なのかも知れませんね。
何がいいって、朝美さんが「こっちゃんが~」「ことが~」と、音楽学校時代から下級生時代の懐かしい話をいろいろとされるのが、ただただ、いい。
それを聞いてる礼さんの表情のゆるみ具合も、とてもいい。
年下キャラは礼さんの方なんですね。2人でリアルタイムのトークはしてないのに、仲良し同期の多幸感があふれてきます。
朝美さんは、とある礼さんの快挙に、「やっぱりこの人は95期の誇りだと思いまして」とおっしゃっていました。
詳しい内容はぜひ番組でご覧ください!
ひとつだけ気になったことが。
礼さん、「あーさー」っておっしゃってる気がするのです。「あーさー」?「アーサー」? …「あーさ」じゃなくて?
というわけで、困ったときは「おとめ」に戻れ。
※「宝塚おとめ」…全生徒が写真入りで紹介されている名鑑
おとめでは、やっぱり「あーさ」でした。
同期ならではの呼び方があるんでしょうね。
碧海さりおさん、専科の万里柚美さん、舞空瞳さん
ゲストのトップバッターは101期の碧海さりおさん。
『こうもり』新人公演では、本役さんが礼さんでした。
「『スカーレットピンパーネル』フィナーレで礼さんの真後ろだったので、こうやって踊ったらいいんだと感じながら踊れることが何よりの勉強の機会だった」、
「『ロックオペラ モーツアルト』では、(礼さんに思いきり)うわーっとやって殴られるというのが幸せでした」。
『眩耀の谷』でも新公主演をされるなど、礼さんとご縁のある若手スターさんなんですね。
わかりやすい言葉で、はきはきとお話しされるのがさわやかでした。
『ロミオとジュリエット』の愛役(A日程)にも注目したいと思いました。
お次は専科の万里柚美さん。
昨年星組組長を退任し専科へ移動されましたが、星組カラーの青い服で登場です。
ご本人たちがおっしゃるように、万里さんから語られるのは、母の見守り。
厳しく優しい母の愛。
「とても優秀な三拍子揃った子がいるよ」と、鳴り物入りで礼さんが組配属された時代からトップに就任されるまで、10年以上、こうしてずっと見守っておられる管理職がいらっしゃったんだなと、上級生が下級生を育てて100年以上続くタカラヅカのすごさを感じました。
ロミオとジュリエットの話題に続き、「絶対あり得ないんですけれど、私はまこっつぁんの死(の役)も観てみたい」というお言葉に共感します!!!
礼さんが万里さんに手作りでプレゼントされた、かわいいモノも紹介されていました。
続いては、相手役のトップ娘役・舞空瞳さんです。
なんと、ファン時代、初めて大劇場で観劇したのが礼さんの初舞台公演『Amour それは…』(2009年宙組)だったそうで、「勝手にご縁を感じております」とのこと。
さらに舞空さんの初舞台も星組さんだったんですね(『THE ENTERTINER!』2016年)。
「102人ロケットで、初舞台生ながら、星組のみなさんと一緒にお稽古場に入らせていただいていた」そうで、花組育ちの舞空さんですが、元々星組さんにもご縁のある方だったことがわかりました。
舞空さんが、周囲に気を遣いすぎず、ひとりで自分のペースで思いのままにお話しされるのが素敵でした。
等身大の感じがあふれていて、本当にかわいらしいお方なのだな、というのも発見でした。
待ってました! 紅ゆずるさん
トリはこの方、紅ゆずるさん。つかみから爆笑です。スカーレット!!
スカステで観る紅さん節、懐かしいですね。
ご自身が目指したトップ像についても触れておられ、礼さんにトップさん心得の公開アドバイスもしておられました。
礼さん、ほとんど涙目。
ほんとに影響を受けていらっしゃったんだなーと、何でもできる超人・礼さんの人間味も見えた気がしました。
最後に
というわけで、ジェンヌさんが、愛を込めてよく知ってるジェンヌさんを語られるのって最高!と思った番組でした。
少し前にスカイステージで放送していた同番組の真彩希帆さんの回が、タカラヅカオンデマンドでも観られるようなので、もう少ししたらオンデマンドでも視聴できるかも知れませんね。
機会があればぜひご覧ください。