今宝塚歌劇団で勢いのある生徒さんと言えば、
まず、月組の風間柚乃さんが挙がります。
風間さんの魅力は、抜群の歌唱力、
急な代役が回ってきても、代役と思わせない舞台度胸と貫禄、
そして役を自由に生きる芝居心だと思います。
また、バウホール初主演となった『LOVE AND ALL THAT JAZZ』では、
宝塚ファンだけではなく
舞台評論家の方までもが、風間さんの演技と歌を絶賛していました。
バウホール初主演で、舞台評論家の方が
ここまで絶賛している記事を、今まで見たことがありません。
劇団が各組1名を選出した
2025年日本国際博覧会アンバサダーにも就任しており、
風間さんは劇団が推しているスターであり、
トップになることが間違いないスターさんです。
今回はそんな風間さんに演じて欲しい役
3作品を選んでみました。
風間柚乃プロフィール
風間さんのプロフイールを簡単に紹介します。
2014年
『宝塚をどり』『明日への指針-センチュリー号の航海日誌-』『TAKARAZUKA 花詩集100!!』
初舞台。入団時の成績は9番。
2018年
『カンパニー-努力(レッスン)、情熱(パッション)、そして仲間たち(カンパニー)-』新人公演初主演(新人公演の主演経験は2回)
『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』暁千星さんと役替わりでルドルフ、美弥るりかさんの休演による代役でルイジ・ルキーニ(本役は月城かなとさん)
2019年
『チェ・ゲバラ』(日本青年館・ドラマシティ)
月城かなとさんの休演に伴い、フィデル・カストロ
2021年『LOVE AND ALL THAT JAZZ』(バウホール)
ルーカス・ボルクマン (バウ初主演)
風間柚乃でこの役が観たい!!
『王家に捧ぐ歌』アイーダ
風間さんは演技力と歌唱力の高さから、
宝塚を退団した後も舞台で活躍できる役者さんです。
ですので、一度は娘役の経験を積んで欲しいという思いを込めて
アイーダを選びました。
アイーダは歌唱力も必要ですが、
ラダメスへの愛情だけではなく、平和を求める強い女性で、
風間さんにぴったりではないでしょうか。
風間さんの歌で「アイーダの信念」を聴きたいです!
『ノバ・ボサ・ノバ』ソール
カルナバルのブラジルが舞台の『ノバ・ボサ・ノバ』。
エストレーラとのロマンチックな恋愛、
くず拾いの場面はコメディセンスが問われ、
女装もあれば、ラストは情熱的な「シナーマン」で終わる、
ソールを演じる役者には沢山の引き出しが必要です。
ショーではありますが、お芝居の要素が強く、
多彩な風間さんに演じて欲しい役です。
ラストの「シナーマン」は組子をまとめ、情熱的な歌唱の場面です。
風間さんがこの場面でセンターに立って、
力強く歌う姿は、想像だけでも鳥肌が立ちます。
『ME AND MY GIRL』ビル
花組でも上演されていますが、
やはりミーマイは月組が初演、再演も月組ということで、
ミーマイは月組に演じて欲しい、という思いがあります。
そして、月組の風間さんに演じて欲しいです。
ビルはロンドンの下町・ランベスで育った
伯爵家の跡取りですが、サリーという女性を一途に愛しています。
お屋敷のテーブルの上でサリーと楽しそうにタップダンスを踊る姿、
1幕ラスト、舞台や客席で、ランベスウォークを自由に歌い踊る姿、
サリーを追い求めて「街灯によりかかって」を切なく歌う姿…
どれも絶対観たい!!と思わせてくれます。
最後に
風間柚乃さんに演じて欲しい役、3作品を選んでみました。
他にも
『ファントム』エリック
『THE SCARLET PIMPERNEL』パーシー
『Ernest in Love』アーネスト(ジャック)
『珈琲カルナバル』ジュリオ
も演じて欲しい役です。
こうやって見ると
思いっきりシリアスか、
コメディ要素がある作品が似合うのかなと感じました。
風間さんに演じて欲しい役を考えると、
あれもこれも観たい、
この役を演じたらどんな感じかな?と
わくわくが止まりませんでした。
このわくわく感、いい意味で予想を裏切ってくるところこそが
風間柚乃の魅力であり、
トップを確信させる要因です。
そして風間さんが演じるソールやビルを夢中にさせる、
魅力的なサリーやエストレーラ(相手役さん)に巡り合って欲しいです。