宝塚歌劇団の公式HPから1月11日に発表された組替えは、驚きでしたね。
特に彩海せらさんは「なぜ今?」と思いました。
「Odyssey」は出港できませんでしたが、「Sweet Little Rock ‘n’ Roll」は完走できますよう、お祈りします。
今回は先日の発表を踏まえまして、「宝塚GRAPH1月号」の「New Year’s Portrait」をベースに、2022年の二番手の人事を考察していきたいと思います。
GRAPHでは、トップさん、トップ娘役さん、二番手以降の順に掲載されています。
素敵なお写真の数々に、ついついうっとり眺めてしまって、なかなか目的のページまで辿り着くのが大変ですが、考えてみましょう。
あくまで個人の考察ですので、ご理解のある方だけお読みください。
最後までお付き合いいただければ、嬉しいです。
花組
水美舞斗さんが1ページ、永久輝せあさんと聖乃あすかさんがお二人で1ページという構成です。
明らかに水美舞斗さんが二番手ですね。
二番手羽根を背負わなかったのは何だったのだろうという気持ちもあります。
永久輝さんと同じサイズの羽根にしたのは、どういう事だったのでしょうか。
しかしカレンダーとGRAPH、そして舞台での扱いを考えると、水美舞斗さんが二番手確定でしょう。
早く二番手羽根を披露してくれることを、願います。
コロナの波が来るたびに、かつての公演中止で打ちひしがれる宝塚ファンを、マクドナルドの期間限定マイティーバーガー(正式名称は「マイティビーフオリジナル」)が慰めてくれたのを思い出します。
第6波もマイティ―の輝きがあれば、宝塚も宝塚ファンもきっと大丈夫!
月組
鳳月杏さんが1ページ、暁千星さんと風間柚乃さんのお二人で1ページです。
すでに二番手としてご活躍ですが、こうやって「二番手」のちなつさんを拝見すると、しみじみとしてしまいます。
何度でも感動できますね。
城の日(4月6日)に、珠城りょうさんから、月城かなとさんへのバトンタッチを発表された月組さんです。
月城かなとさん、海乃美月さん、鳳月杏さんと「月」が並ぶ中、その下で輝いていたお星様、暁千星さんが星組に行くのは寂しいですね。
けれど、最近黒い役がお似合いのありちゃんです。
星は黒い役も似合うトップスターさんが多いイメージが強く、星での活躍が楽しみです。
雪組
朝美絢さんが1ページ、和希そらさん、彩凰華さん、縣千さんの三人で1ページとなっています。
和希そらさんが雪組に入られたことを、実感しますね。
4人とも本当にお美しくて、眼福の見開きです。
「Odyssey」は残念でしたが、再出港を期待して待ちます。
若さはじける「Sweet Little Rock ‘n’ Roll」は最後まで転がり続けられますように!
星組
個人的に、最も2番手人事が気になる組です。
なんと4人が同じサイズで横並び!
上手側から瀬央ゆりあさん、綺城ひか理さん、天華えまさん、極美慎さんとなります。
やはり星組は2番手不在なのでしょうか……。
そう思っていた矢先に降ってきた組替えが、暁千星さんです。
暁さんが二番手に入るのでしょうか?
トップコンビと二番手が全員主席という、稀に見るスタイルになる可能性はあります。
これは話題性抜群で、劇団側が好きそうな組み合わせですね。
しかし「『王家に捧ぐ歌』の分の予算までつぎ込んだんですか?」というカッコよさの「ザ・ジェントル・ライアー~英国的、紳士と淑女のゲーム~」のポスターが、気になります。
このところ星組が、瀬央さんを爆上げしていた流れもあります。
個人的予想としましては、星組はW二番手体制を敷くのではないでしょうか?
人事に手堅い印象のある星組です。
しばらくは「せおありコンビ」で売って、二人を競らせ、結果的に勝った方を二番手にするのではないか、と思うのです。
95期の瀬央さんの下に、98期の暁さんを置きつつ、両方を重用して番手争いをさせる形です。
それぞれのファンが盛り上がることでしょう。
お二人はどちらも広島県出身ということもあり、舞台上だけではなくトークでもいいコンビになりそうです。
もし実現したら、星組はこれまで以上のチケット争奪戦の予感です。
花組の水美さんと永久輝さんのように「どっちかな……」ではなく、ファンに見える形で結果を見せてくるのではないでしょうか。
ちょうど真矢ミキさんが、産経新聞の連載で「ヤンミキ」時代の話をされています。
お二人は下級生からのコンビですので事情は異なります。
けれどライバル同士がコンビで切磋琢磨し、ぐんぐんと伸びていく姿を見るのは、ファンとしてとても清々しく、尊い時間だと感じています。
宙組
芹香斗亜さんで1ページ、桜木みなとさん、紫藤りゅうさんのお二人で1ページ……かと思いきや。
さらに瑠風輝さん、鷹翔千空さんで1ページとなります。
宙組の層の厚さ感じますね。
もうギチギチです。
トップの真風さんがコンサートを発表されたので、退団フラグかと思いましたが、まさかの「ハイロー」舞台化です。
トップさんは基本的にオリジナル作品で退団されるのが、お約束です。
「エリザベート」のような特別な作品ならともかく、深夜ドラマでの退団はないでしょう。
つまり今年中はトップを務められるということです。
芹香斗亜さんが今年も盤石の二番手ということに、変わりはなさそうです。
さいごに
2022年も、コロナで波乱の幕開けとなってしまいました。
思うとおりに公演が出来ず、また少しずつ人事の予定が変わっていく可能性もあるでしょう。
少しでも、生徒さんたちの望む形で物事が進んでいきますようにと、願わずにいられません。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。