みなさまこんにちは。タカラヅカファンには厳しいニュースが続きますね。
明けない夜はないと信じて、今日も変わらず、タカラジェンヌさんの魅力について語りたいと思います。
冬、2月といえば、札幌雪まつり。
今日は北海道出身のタカラジェンヌをご紹介しましょう。
月組ベテラン娘役・白雪さち花さん
まずは91期の白雪さち花さん。
月組で、歌もダンスもコメディも、なんでもござれのベテラン娘役です。
『今夜ロマンス劇場で』では、大女優・萩京子役。ハンサムガイ(鳳月杏さん)の横で、存分に笑わせてくれます。赤の連獅子の似合うこと。
白雪さんは、2012年月組大劇場公演『ロミオとジュリエット』で初エトワールを務めた歌ウマさんです。
そして同年、月組の芝居巧者が結集したバウホール公演『春の雪』の門跡役でも、存在感を示しました。
近年では『BADDY』スースー、『エリザベート』マダム・ヴォルフ、『I AM FROM AUSTRIA』ミス・ツヴィックル、『桜嵐記』四条隆資など、いつもどこかひとクセある役柄を演じながら、“芝居の月組”を支えています。
大柄な白雪さんは、美脚とたおやかさと、いつも大らかな笑顔が印象的。
月組のショーで白雪さんを観るたびに、さわやかなベテラン感の出る娘役は大事な存在だなあと思わされます。
宙組トップ娘役・潤花さん
キュートな笑顔を届けてくれる102期の潤花さんも、北海道出身です。
雪組の下級生時代から、ずば抜けたダンス能力と天性の華で、目立つ存在でした。
月組の暁千星さんが、テレビ番組「カフェブレイク」で、気になる下級生として、他組の潤花さんを挙げていたこともありましたね。
潤花さんは現在、宙組トップスター真風涼帆さんのトップ娘役を務めています。
お話しぶりは謙虚だけれど、ひとたび舞台に立てば、堂々と輝ける度胸のよさが魅力です。
タカラヅカスカイステージの番組でも、真風さん×潤花さんのコンビの相性の良さは際立っています。
ツッコミ上手な真風さんに翻弄される、天然の潤花さん。
見ているだけで癒されるトップコンビです。
次の大劇場公演『NEVER SAY GOODBYE』では、どんなコンビ像を見せてくれるでしょう。公演初日が変更となりましたが、どうぞ初日が迎えられますように。
月組の野生児 彩音星凪さん
101期の彩音星凪(あやおとせな)さんも北海道出身です。
大きな目が印象的な、長身の男役スターです。
2017年月組全国ツアー公演『鳳凰伝』では、ペルシャ王子の役で、下級生ながら堂々とした存在感を見せつけました。
現在の『今夜ロマンス劇場で』新人公演では、ハンサムガイ・俊藤(本役は鳳月杏さん)を演じています。
彩音さんといえば、同じく長身の礼華はるさんとの同期コンビも魅力です。
先日、宝塚大劇場での新人公演ダイジェストを「タカラヅカニュース」では、主役を務めた礼華さんがご挨拶を述べて一礼し、列に戻る時に、毎回彩音さんが目を合わせていました。
主役と2番手のお決まりの姿ですが、目で語る男役・彩音さんの表情にグッときました。
本公演ではハンサムガイの付き人・猪倉として、舞台を盛り上げています。
得意のダンスを活かしながら、これからものびのびと活躍されることでしょう。
月組の注目株・真弘蓮さん
104期の真弘蓮(まひろれん)さんは、『桜嵐記』新人公演の後醍醐天皇役がとにかくうまくて、おったまげたスターさんです。
先月の宝塚大劇場公演『FULL SWING!』上手サイドブロック(通称タケノコ席)での観劇時、花道からやさしく視線をくださり、ますますファンになりました。
『今夜ロマンス劇場で』新人公演では、山中伸太郎(本役は風間柚乃さん)を演じています。
芝居や歌の実力を存分に発揮できそうな役ですね。
下級生ながら、すでに“芝居の月組”の戦力の匂いプンプンのスターさんなので、本公演でもさらに注目していきたいと思います。
星組の新星・詩ちづるさん
105期には、詩ちづるさんがいます。
2021年阪急の春のポスター起用でも注目されました。
2021年11月、月組から星組に組替えしました。
星組での初作品となるバウホール・KAAT神奈川芸術劇場公演『ザ・ジェントル・ライアー』では、主役のアーサー(瀬央ゆりあさん)に関わりの深い3人の女性のうちの1人に抜擢されています。
星組の舞台でどんな姿を見せてくれるのか、楽しみですね。
当公演は、2/6まで中止の発表がありました。どうか幕が上がりますように。
花男 珀斗星来さん・瀬七波いろさん
104期の珀斗星来(はくとせいら)さんは、花組の男役スター。前述の真弘さんと同期です。
『元禄バロックロック』新人公演は、スリ役(本役は芹尚英さん)でした。
2021年花組公演『NICE WORK IF YOU CAN GET IT』で、生き生きと踊っていた姿が印象に残っています。
お姉さんは前述の白雪さち花さん。珀斗さんは男役として、「花男」を極めていかれるのでしょうね。
どんな魅力を見せてくれるのか、これからが楽しみです。
同じく花組男役の107期の瀬七波(せなは)いろさんは、北海道出身の現役タカラジェンヌさんの最若手です。
107期生は、2021年6月~8月の宙組大劇場公演「Délicieux(デリシュー)!」で初舞台を踏みました。
『元禄バロックロック』宝塚大劇場公演は、残念ながら休演していましたが、東京宝塚劇場公演は『The Fascination!』を全日程部分休演するも『元禄バロックロック』には出演されています。
じっくりと花を咲かせられることを祈るばかりです。
おわりに
兵庫県在住の筆者は、実は北海道には行ったことがありません。
全国・海外各地から兵庫県宝塚市に集ったスターさんたちが、それぞれに個性を開花させていく舞台姿を、これからも楽しみにしています。