先日、次回星組大劇場公演「めぐり会いは再び next generation-真夜中の依頼人(ミッドナイト・ガールフレンド)-」の新人公演主演コンビが発表されました。
主演を射止めたのは研7の咲城けいさんと研3の詩ちづるさん。
どちらも初主演コンビです。
正直、ついこの前にこうもりで初舞台を踏んだように思える102期生がもう新公最終学年なんですね…時の流れに驚きです。
しかも、咲城さんは雪組への組替えが決まっているまさかの組替え前の新公主演。
星組としては比較的異例の人事のような気がします。
本日は今後の星組体制及び主演のお二人、新公学年の星組生について考察していきたいと思います。
研究科7年目での初主演の意味とは
新人公演の主演を務めるというのは今後の宝塚人生においてかなり大きな分岐点だと思います。
一回務めたことあるとないとでは大違いです。
そこで過去10年間で最終学年で初主演を務めた方は下記の通りです。
花組:水美舞斗(95期)
星組:瀬央ゆりあ(95期)
星組:紫藤りゅう(96期)
月組:夢奈瑠音(96期)
花組:帆純まひろ(99期)
月組:英かおと(99期)
雪組:諏訪さき(99期)
花組:一ノ瀬 航季(100期)※中止になってしまいました…
星組:咲城けい(102期)
※間違いがあったら申し訳ございません。
こうみると各組の育成方法がよく見えるというかなんというか…
宙組は偏っているということですね…というより早い段階で主演をさせるということでしょうか。
思っていたより宙組以外は最終学年での主演が定期的にあるようですね。
この中でバウや東上公演をされている方は95期のお二人のみ…こう見るとスターとして駆け上がれるかと聞かれると確立としては低いですね…
咲城さんは入団成績も3番で良いですし、お顔立ちも綺麗なので、最後の新人公演で花を咲かせてほしいなと思います。
最終学年で初主演をしてトップになられた方は意外と少なくて直近だと紅ゆずるさんしかいません。
最後の新公でスターに昇りつめるのは計り知れない大きな壁があるのだと思いました。
娘役ヒロインの育成方法
話は変わってヒロインを射止めたのは研3の詩ちづるさん(105期)
入団時から可愛らしい容姿で注目を集めていた詩さん。
阪急電鉄のポスターにも抜擢され瀬央さんが東上を務めた前回の公演でヒロイン格のお役だったとか…
今、勢いに乗ってる娘役さんですね!
彼女もだいぶ早い段階で月組から星組へ組替えへ。
初の星組大劇場公演でヒロイン。
ずっと星組にいた組子にとって辛い現実でもあるかもしれませんが、彼女に非はないので、どんなヒロインを務めてくれるか楽しみですね。
しかも、今回の役は詩さんにピッタリな気が…
詩さんも咲城さんと同様入団成績が3番なので(狙ったのか!?)実力者コンビしかも最初で最後のコンビなので、中止にならず公演ができることを願っています。
娘役は、若い学年からの抜擢が肝になるので早い段階で宝塚人生が左右してしまい、かなりシビアな世界かと思います。
劇団は105期生の娘役が今はイチオシなのかな~と思ったり…
男役ももちろんですが、娘役こそ若い学年のうちに多くの生徒にチャンスを与えてほしいと思います。
今後の星組について
暁さんが月組から星組に組替えになることによって、暁さんの二番手羽根は時間の問題だと思います。
しかし気になるのは瀬央さんと暁さんの同期の天華さんの存在です。
瀬央さんにも二番手のチャンスをと個人的には思います。
暁さんがダメという訳ではありません。
ただ個人的に見てみたいという思いからです。(笑)
天華さんも実は3回も新公主演をしているんですよね。
いつしか下から下級生が追い越してしまっていて、完全にスターのはしごが外されてしまったような…暁さんが来るからといって天華さんにチャンスがないとは言えないです。
ただもう少し押し出しが強ければ少しは違ったかも?と思います。
天華さんも腐らず頑張ってほしいです。
組替え前に新人公演主演をする意味とは?
すっかり話が逸れてしまいましたが、咲城さんの組替え前に主演をされる意味を考えてみると、雪組から彩海さんが抜ける今、それより下の学年に主演経験者が一人もいないということが原因だと思います。
これはコロナという壁ももちろんあったとは思いますが、雪組お得意の一人っ子政策がこういう結果を招いているような気がします。
その中で主演経験者の組替えによって少しでも緩和させようという考えでしょうか。
こういうと聞こえが悪いかもしれませんが、タカラジェンヌは駒ではありません。
もう少し生徒のことを考えて人事異動もしてほしいなと思う反面、この体制で108年も続いているのでもう方針を変えるのは難しいのだと思います。
ですが、その時代その時に在籍している生徒のニーズに合わせて作品や人事を考えてほしいなと思うのが一ファンの意見です。
まとめ
何はともあれ、新人公演主演コンビは初主演ということもあり新しい風を吹かせてもらいたいと思います。
新しいスターの誕生かもしれません!
何より無事に公演ができることを心から願っています。