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宙組『PAGAD(パガド)』の元になった映画から舞台へ

宝塚歌劇についての雑記

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公演のあらすじ以降のお話(ラストのネタバレはなし)

ド・モンターニュ子爵が引き合わせたマリー・アントワネットに生き写しの女性、ロレンツァ(春乃さん)は何日間も眠ったままの状態です。

何かひどいショックを受けたことが原因で眠っていることに気づいたジョセフは、催眠術で彼女に何が起こったのかを語らせます。

ロレンツァは王室の庭園パーティーで近衛隊長であるジルベール(桜木さん)に自分がマリー・アントワネットに生き写しであることを伝えられ、驚きます。

その出会いがきっかけでジルベールと恋におち、ふたりでいるところを突然何者かに襲われ、誘拐されてしまったのです。

誘拐した犯人はド・モンターニュ子爵でした。

ド・モンターニュ子爵はデュ・バリー夫人と結託し、偽のアントワネットを仕立て上げ、高額な首飾りを国民の血税で購入したことにしてアントワネットを失脚させようと企んでいました。

ロレンツァを愛し、ド・モンターニュ子爵をおとしいれようと決意したジョセフは、ロレンツァを連れて逃亡。

ロレンツァに催眠術をかけ、ロレンツァと結婚します。

そしてド・モンターニュ子爵にロレンツァが死んだと思わせた後、今度はジョセフが偽のアントワネットを仕立て上げ、子爵に好意があるフリをしてネックレスを買わせることに成功。

さらにド・モンターニュ子爵がアントワネットの寝室にネックレスを届けるところをジルベールに尾行させ、子爵とジルベール、二人合わせて投獄されるよう仕向けます。

その際ジョセフも一緒に投獄されますが、これはジョセフの策略のうち。

催眠術でド・モンターニュ子爵を自殺に追い込んだ後、ジルベールと共に裁判にかけられます。

証言者を次々と催眠術であやつり、ジルベールやマリー・アントワネットをおとしいれるジョセフ。

そこに突然、ドクトル・メスマーが現れます。

ドクトル・メスマーは、ジョセフに彼の能力が催眠術であることを教えた人物。

彼が法廷に現れた理由とは…

といった内容です。

気になるキャストは?主な配役以外にどのような役がある?

気になるキャストですが、主人公ジョセフが芹香さん、マリー・アントワネットに生き写しの女性ロレンツァが春乃さん、近衛隊長でロレンツァの恋人であるジルベールが桜木さん、ということはわかっています。

後、公演のあらすじに出ているのはジョセフの母親を殺したド・モンターニュ子爵、そしてウィーンの医師ドクトル・メスマー。

専科から英真なおきさんがご出演されますが、公演のあらすじだけ読んだ段階ではド・モンターニュ子爵かな?と思っていました。

しかし、ドクトル・メスマーも非常に重要なキーパーソンになるのでこちらの可能性もあるな、と思いました。

他に、映画でしっかり役として登場するのは、ジョセフのロマ仲間であるギターノとゾライダ。

ギターノはかつてジョセフが処刑されそうになった所を助けて以来、ずっと右腕としてそばにいます。

ゾライダはジョセフを愛している美しい女性で、こちらもラストに向かうにあたり重要なキーパーソンとなっています。

他には、デュ・バリー夫人、そしてルイ15世と16世でしょうか。

マリー・アントワネットは映画ではロレンツァと同じ方が演じていましたが、舞台の場合は分ける可能性もゼロではありませんね。

ヴェルサイユ宮殿の華やかな場面などあり、宝塚ファンになじみの深いアントワネットの首飾り事件が軸になっているので、とても宝塚に合った作品になりそうです!楽しみですね。

(ライター:霧村さえ)