永遠に生き続けることができたら、それは幸せなのでしょうか。
そんな問いを投げかけてくれる『ポーの一族』。
雪組の朝美絢さん、音彩唯さんを中心に上演されてきたこの作品が、10月25日(日)、東京宝塚劇場で千秋楽を迎えます。
7月11日に宝塚大劇場で幕を開けてから、約3か月半。
美しく幻想的な世界を届けてきた雪組の皆さんも、いよいよ最後の舞台です。
今回は、作品の魅力を振り返りながら、千秋楽で注目したいポイントを紹介します。
朝美絢さんが演じる、永遠の少年エドガー
『ポーの一族』の主人公エドガーは、永遠の時を生きるバンパネラの少年です。
年を取ることなく、長い時間を生き続ける存在。
一見すると、永遠の若さは素敵なことのようにも思えます。
でも、自分だけが変わらず、周囲の人々が年を重ねていくとしたら。
大切な人と同じ時間を生きられないとしたら。
永遠に生きることには、きっと想像できないほどの孤独もあるのでしょう。
そんなエドガーを演じるのが、雪組トップスターの朝美絢さん。
朝美さんの持つ端正な美しさと、エドガーという役の神秘的な雰囲気。
この組み合わせは、作品が発表されたときから注目したくなるものでした。
千秋楽では、エドガーのどんな表情が見られるのでしょうか。
最後まで、その姿を見届けたいですね。
音彩唯さんのメリーベル、そして二人の絆
今回、メリーベルを演じるのは、雪組トップ娘役の音彩唯さん。
エドガーにとって、メリーベルはかけがえのない存在です。
『ポーの一族』には、永遠の命という幻想的な設定がありながら、その中心には人と人との深いつながりがあります。
誰かを大切に思うこと。
一緒にいたいと願うこと。
そして、大切な存在を失うことへの恐れ。
そんな普遍的な感情が描かれているからこそ、時代を超えて愛され続けているのかもしれません。
朝美さんと音彩さんにとって、今回の公演は雪組新トップコンビとしてのお披露目公演。
その大切な作品が、いよいよ千秋楽を迎えます。
二人が作り上げてきたエドガーとメリーベルの世界を、最後まで大切に見届けたいですね。
瀬央ゆりあさん、縣千さんにも注目
今回の『ポーの一族』には、魅力的な登場人物がたくさんいます。
瀬央ゆりあさんが演じるフランク・ポーツネル男爵。
縣千さんが演じるアラン・トワイライト。
そして、小桜ほのかさんが演じるシーラ・ポーツネル男爵夫人。
エドガーを取り巻く人々の存在が、物語に深みを与えています。
特に『ポーの一族』は、登場人物同士の関係性を知ることで、また違った見方ができる作品ではないでしょうか。
一度観劇した方も、千秋楽ではこれまでと違う人物に注目してみると、新しい発見があるかもしれません。
永遠の物語にも、舞台には千秋楽がある
宝塚の舞台を観ていると、時間が止まってほしいと思う瞬間があります。
美しい歌声。
心を奪われるようなダンス。
出演者たちが作り出す、その日、その瞬間だけの舞台。
でも、公演には必ず千秋楽がやってきます。
今回の『ポーの一族』は、永遠の時を生きる少年の物語。
その作品が、限られた期間しか上演されない舞台で表現されるというのも、なんだか不思議な魅力がありますね。
同じ作品がいつか再演されることはあっても、2026年の雪組の皆さんによる『ポーの一族』は、今しか見ることができません。
だからこそ、千秋楽という一日が特別に感じられるのかもしれません。
10月25日の千秋楽は映画館とライブ配信でも
雪組『ポーの一族』東京宝塚劇場公演の千秋楽は、10月25日(日)13時30分開演です。
全国各地の映画館でライブ中継が実施されるほか、自宅などから楽しめるライブ配信も予定されています。
映画館でのライブ中継には、来場者特典として千秋楽限定のオリジナルカードも用意されています。
映画館の大きなスクリーンで楽しむのも、自宅でゆっくり見届けるのも、それぞれの楽しみ方がありますね。

