宝塚歌劇団は皆さんご存知の通り、舞台に立つ方々は全員女性なので男性役も女性が演じます。
男性役のことを「男役」、女性役のことを「娘役」と呼ばれ、宝塚音楽学校在学中にどちらを希望するか決めます。
しかし、入団後、環境の変化やご自身の変化など様々な理由により、男役から娘役に転向する方も意外と多くいらっしゃいます。
男役から娘役に転向した方々
男役から娘役に転向した方々の一部をまとめてみました。(☆=転向した学年数)
大湖せしる(88期・雪組)☆研11
純矢ちとせ(89期・雪組→宙組)☆研3
愛希れいか(95期・月組)☆研3
音咲いつき(96期・星組)☆研7
愛海ひかる(100期・宙組)☆研7
天紫珠李(101期・月組)☆研3
蘭世惠翔(102期・月組)☆研4
勝手なイメージとしては月組が一番多いのかと思っていましたが、雪組や宙組もいらっしゃいますね。
こうして見てみると転向する時期もばらばらですが、下級生時代に転向する傾向が高いようです。
大湖せしるさんの上学年での娘役転向は宝塚歌劇史上初のこととなりましたが、男役で培った色気と安定感がその後のご活躍で大いに活かされていましたね。
(峰不二子役は後にも先にもせしるさんしか演じられない…!)
すでに退団された方もいらっしゃいますが、今回は現役のタカラジェンヌに焦点を当ててみましょう。
愛海ひかる(100期・宙組)研7で転向
直近で娘役転向への発表をしているのが愛海ひかるさんです。
下級生ながら役付きは良い方で、可愛らしいキャラクターが印象的でした。
しかし長身の宙組の中では身長168cmと小柄。
現在、CSタカラヅカスカイステージの第6期スカイナビゲーターとしても活躍されていますが、すっかり娘役も板についてきたように思います。
(襟におさかなが付いた夏らしいお召し物がインパクト大でしたが、とってもお似合いでした♪)
スカステでの出演も増えれば多くの方々に知ってもらえるきっかけにもなります。
もともと娘役志望だったというお話も聞きますし、良い方向に進んでほしいなと思います。
天紫珠李(101期・月組)研3で転向
娘役転向後は新人公演ヒロイン・バウ公演ヒロイン・東上公演ヒロインと爆推し街道まっしぐらの天紫さん。
元トップ娘役・愛希れいかさんのプレ退団公演「愛聖女(サントダムール)-Sainte♡d’Amour-」(2018)では娘役2番手かつ愛希さんの相手役を演じていたことにより、劇団の爆推し具合が露わになりました。
ライブビューイングで観劇しましたが「ああ、この子は愛希イズムを受け継いで、トップ娘役として育てられていくんだなあ」と確信せざるを得ないほどの推されっぷり。
愛希さんも男役から娘役へ転向して大躍進を遂げた方なので、ぶっ飛び人事が多い月組としては彼女のような娘役もほしいのかもしれません。
いずれはトップ娘役に就任するのであろうと予想できますが、一つ気になるのは歌唱力。
ここ数年、歌がお上手なトップ娘役が少ないので是非とも歌唱力を鍛えてほしいです。
蘭世惠翔(102期・月組)研4で転向
蘭世さんのことは男役時代から応援していたので、娘役転向のニュースを聞いたときは衝撃でしたが、すぐに納得できました。
だって可愛いんですもん!!!!
スカステ内の番組「Brilliant Dreams +NEXT」では元月組2番手スター・美弥るりかさんが気になる下級生を紹介するコーナーで蘭世さんを招いてお話されていました。
可愛いお顔立ちから発せられる声が低い!ギャップにやられました…。
男役としては有利だけれど、娘役に転向したら声の低さはネックになると思いきや、歌声はとっても澄んでいて美しい!ご本人の努力の賜物ですね。
現在、研6なので新人公演ヒロインを演じるチャンスは残りわずかですが、まだまだ可能性はあります。
天紫さん同様、蘭世さんもトップ娘役路線だと考えられますが身長167.5cmと娘役としては高身長。
ですが、天下の愛希れいかさんも167cmでしたので相手役さんがより高身長でがっしり体系であれば全然釣り合うと思います。
ぜひたくさん経験を積んで「芝居の月組」「スターの月組」の中で輝いてほしいですね★
いかがでしたか?
今回ご紹介したお三方は今後の宝塚歌劇を支えていく重要な娘役たちなので、今後の役付きや活躍に注目です!