現在、宝塚大劇場では雪組公演「CITY HUNTER/Fire Fever」が絶賛公演中です。
この公演は雪組新トップコンビ彩風咲奈さん、朝月希和さんのお披露目公演となります。
特に「CITY HUNTER」は大人気漫画が原作!原作ファンからの期待もある中、先行画像が発表された時からその再現度の高さが話題になりました。
今回は「CITY HUNTER」の見所、また原作を知らない方でも楽しめるポイントをまとめてみます!
彩風咲奈さんの新境地
まず注目すべきは彩風咲奈さん演じる冴羽獠!
彼のキャラクターは三枚目で女ったらし。
常に複数の女性にうつつを抜かしているような男性。
そう、今まで彩風さんが演じてきたお役にはいないようなキャラクターなのです。
ですので登場シーンで「こんな彩風さん見たことない!」と度肝を抜かれました。
一体今までどこにそのダメ男っぷりを隠し持っていたのか不思議なほど…。
まさに新境地を見た気がしました。しかしそれだけではありません。
冴羽の本当の顔は天才スナイパー。
躊躇なくピストルを構える彩風さんはやっぱり格好よく、そのギャップがもうたまりません!
今回のお芝居では今まで見たことのないあんな彩風さんやこんな彩風さんが見れること間違いなしです。
すみれコード大丈夫?とヒヤッとする場面もありますが、それすらもスマートな彩風さんには脱帽。
もちろん、朝月希和さん演じる槇村香とのコンビネーションも必見ですよ!
個性が強すぎる登場人物たち
今回のストーリーでは鍵になる登場人物たちが数多く登場します。
ですが、一人一人個性がかなーり強いので「どの人がどうだったっけ?」となる心配はございませんのでご安心を。
まず、朝美絢さん演じるミック・エンジェル。
金髪に青色のストライプスーツという派手で完璧なビジュアルが目を引きます。
見た目はハンサムですが、英語混じりで間違った日本語を連発しているところがキュートでなんだか憎めないキャラクター。
登場シーンでタバコを吸っている姿がかなりのイケメン具合なので、初っ端からやられてしまわないようにご注意を。
そして、私のお気に入りのキャラクターは縣千さん演じる海坊主!
バンダナにサングラスに髭という出立ちで存在感抜群です。
口数が少なく極度の恥ずかしがり屋……と思いきや、クスッと笑える場面が沢山あるのでお楽しみに。
最後に素顔が露わになるシーンも必見です。
他にも綾凰華さん演じる香の兄や、彩みちるさんが演じる美人刑事など目が足りないほど個性豊かな登場人物が沢山でてきますので、お気に入りのキャラを見つけてみるのも楽しいかもしれませんね。
セットや小道具の再現度の高さ
劇中で今回目を惹いたのが、原作ファンにも喜んでいただけるであろうセットと小道具の数々。
おなじみの100tハンマーはもちろんのこと、真っ赤な車(ナンバープレートは冴羽の誕生日になっているとか)、海坊主のバズーカー、新宿の掲示板などなど、早く歌劇の殿堂でじっくり見たい!と思わされるものばかりです。
また今回は映像演出もかなり豪華。
まさに宝塚歌劇×シティハンターだからこそなレア映像が沢山です。
お芝居に夢中で見逃さないようにお気をつけくださいね。
原作を知らなくても楽しめる?
私は原作は拝見しておらず、舞台のネタバレも一切なしで観劇に挑みましたがかなりアップテンポでストーリーが進む印象でした。
ですので内容をしっかり理解したい方や一度のみの観劇予定の方は、あらかじめ登場人物やストーリーを頭にいれておくのをお勧めします。
ですが、ここはさすが演技の雪組。
原作を知らなくても観劇後はすっかりシティハンターの世界観に浸ってしまいました。
コミカルな場面の中にも男役さんが演じるからこそのキュンポイントが詰まっていますので、そちらに注目して観劇するのも楽しみの一つかなと思います。
以上、雪組公演「CITY HUNTER」の注目ポイントでした!
まだまだ暑い夏が続きますが、雪組公演を見てしっかりパワーチャージしていきたいですね。