立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花。
入りなどを偶然見かけると、あまりの美しさに自然と息を飲んでしまうジェンヌさんと言えば・・・・
そう、皆さんご存知、月城かなと(れいこさん)です。
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れいこさんが美しいだなんて、そんなのは当たり前の常識だと、そう口にする方も多いとは思うのですが、今回の宝塚歌劇団月組公演で2番手となり、ジェンヌさんとしてその美しさを当たり前のように私たちに与えてくれるれいこさんの、美しさを改めてプレイバックしたいと思います。
雪組時代の月城かなとさん
着実に堅実に歩んできた月城かなとさんの新人公演初主演は、2013年、『Shall we ダンス?』でした。
控えめで、前に前に出てくる印象のなかった月城かなとさんが、名を広め始めた、まさにはじまりの瞬間でした。
2015年、『銀二貫 ー梅が枝の花かんざしー』でバウホール公演の初主演を務めた月城かなとさん。
こちらは原作の存在する有名なお話なのですが、 青天の似合う月城かなとさんにはぴったりのお役でして。
子どもの頃の役から成長するので、 まだまだガキのように扱われるほどの、若造を演じる月城かなとさんが本当に本当に可愛らしかったです。
お菓子をあげたくなる可愛さです。
けれど、本編冒頭の、白を基調とした白銀の世界で訴えるように歌う月城かなとさんには鳥肌が立ちました。
同じ人とは思えない素晴らしい初主演公演でした。
新人公演でもひときわその美しさに磨きがかかったと感じたのは『星逢一夜』でした。
脚本がとても素晴らしく、本公演が完璧すぎる作品だったので、新人公演でどのようになるのかソワソワしていたのですが、色気も兼ね備えたれいこさんの想像を遥かに超える迫真の演技に、自然と涙が溢れてきました。
美しい、役作りが素敵、滑舌が良い、声が好き、話が好き、演技がうまい、美しい、と感動しながら、この時間が終わらないで欲しいと永遠に思いました。
るろうに剣心「四乃森蒼紫役」で客席のオペラグラスが・・・
雪組ファン以外の方が月城かなとさんの美しさを知るきっかけになったのはやはり、2016年の『るろうに剣心』、四乃森蒼紫役だったと思います。
舞台で蒼紫様が登場すると、オペラグラスが勢いよくザっと上がるのが壮観だったのをよく覚えています。
本当に、笑ってしまうほどオペラグラスが一気に上がるんです。
いまだかつて、 あんなにも一気にオペラグラスが上がるのを観たことがないので、凄い光景でした。
宝塚のギネスだったのでは?と信じて疑いません。
本当に、円盤で観る何百倍も生の蒼紫様は美しかったです。
(生ではないですが、時代劇専門チャンネルで12月28日にるろうに剣心が放送されるので、良ければご覧になってくださいね)
2016年、ショー『Greatest HITS!』では可愛いトナカイになったり、初めてのエトワールをされたり。
2017年『New Wave!-雪-』では、ひとこちゃん (永久輝せあ)とバウホール公演ダブル主演を果たしたれいこさんは、2017年2月に、月組に組替えとなりました。
月組になった月城かなとさん
人見知りの控えめな月城かなとさんが月組に馴染めるか心配で心配でたまりませんでした。
しかし、それからはもう、怒涛の活躍です。
美弥るりか主演公演『瑠璃色の刻』で2番手役を果たすことから始まった月城かなとさんの月組生活。
大劇場公演『All for One~ダルタニアンと太陽王~』ではさっそく悪役(しかしコメディ)をしては、それからもポッキー巡査やルキーニなど、色濃いキャラクターをたくさん演じてくれました。
雪組で正統派でクールな役をたくさん演じていたロイル感溢れるロイヤルれいこさんが、月組に組替えしたことでかなり幅広くクレージーな役柄に挑戦出来たことが本当に良かったなあと思います。
どんな役をしていても佇む気品が最高にクセになるので、これからも素敵な役に巡り合って欲しいです。
さて、昔から息をのむほど美しかった月城かなとさんですが、 95期生5人が順番に出した「宝塚1stフォトブック月城かなと」は、やはり息をのむほど美しかったです。
特にp15~p17の『THELASTPARTY』を基にしたお写真があまりにも美しすぎて、大きなお写真で見つめられるとかなり本気で照れてしまいます。
月組に来てからファッションやメイクの変化を感じていましたが、それを体感できる写真もあり、エッセイもありの素晴らしい一冊だと思います。
(12/19現在、宝塚のオンラインショップでれいこさんのフォトブックはSOLDOUTになっているので、店頭などでゲットしてみてくださいね。また、元旦からフォトブックのブロマイド2L判2枚組が発売されます。どのお写真が使われるか今から楽しみですね!)
さて、先日発売されたIAFA のスターアングルも、恐ろしいほど美しいのを皆さんご存知でしょうか。
マッチョマッチョ、汚職のタンゴ、フィナーレAのスターアングルが存在するのですが、美しすぎて美しすぎて、いや本当参ったなといった具合です。
しかもれいこさん、とても楽しそうに演じられていて、その形の良い白い歯が輝くたびに、こちらの幸福度数がめきめき上昇します。
最近、ことあるごとに「2番手としての役割をきっちり果たしていきたい」とロにしてくださる月城かなとさん。
IAFA 宝塚大劇場千秋楽でも、大きな羽を背負ってるとは思えないほどの大きなジャンプをしてくださり (ファンとしては元気な姿が嬉しい反面、 またどこか痛めてしまわないか心配)。
努力家で、真面目な月城かなとさん。
舞台ではあんなにスマートでクールでも、男役スイッチオフのときの、聡明でかわいらしいお姿。
容姿も、心も、知性も、そのすべてが奇跡のように品のある月城かなとさん。
2番手となり、出番も撮影も忙しくなる一方だと思いますが、お怪我や体調に気を付けていただき、これからもその麗しき姿が楽しそうに舞台上で光輝いているのを、拝見し続けていきたいです。