宝塚大劇場で3月19日から雪組の『夢介千両みやげ』が始まりますね。
宝塚には数多くの日本物作品があります。
皆さまもそれぞれにお好きな日本物作品があるのではないでしょうか。
今回は、おすすめ宝塚日本物作品を4つご紹介します!
最近、宝塚のファンになられた方にも少し前に上演された宝塚日本物作品をDVDやブルーレイであってもみてほしい!と思い作品を紹介しています。
なるべくネタバレは避けて書いていますが、「少しだけでもネタバレは嫌だ!」という方は、お読みにならないように注意してくださいね。
雪組:星逢一夜
当時のトップスターは、早霧せいなさん(ちぎさん)。天野晴興を演じました。
トップ娘役は、咲妃みゆさん(ゆうみちゃん)。泉(せん)を演じました。
ちぎみゆコンビはとっても人気でしたね。
くわえて、2番手に実力派の望海風斗さん(だいもん)。源太(げんた)を演じました。
この雪組のトリデンテはもはや伝説かもしれません。
トップスターになる前の望海さんも一味違って素敵です。
この『星逢一夜』は、最近の公演では同じく日本物の、月組『桜嵐記』の作・演出の上田久美子先生だけあってとっても泣けるお話です。
ちなみに『星逢一夜』は、上田久美子先生の大劇場デビュー作でした。
美しい〈星逢〉=〈七夕〉が物語のキーワードとなっています。
晴興と源太は親友で、泉と源太は幼なじみですが、悲しい結末を迎えます。
繊細で美しい物語は必見です。
皆さん素晴らしい演技ですが、特に泉のゆうみちゃんはすごかった!
コメディもできるゆうみちゃんですが、シリアスな泣けるお話が一番似合っていたと個人的には思います。
月組:月雲の皇子
当時まだ研5だった珠城りょうさんのバウホール初主演作品です。
こちらも上田久美子先生の作・演出となっています。
珠城りょうさん演じる、木梨軽皇子は皇子さま。
その木梨軽皇子の弟・穴穂皇子は鳳月杏さん。
ヒロインは衣通姫で、咲妃みゆさんが演じました。
宝塚で一番好きな話といったらわたしはこの『月雲の皇子』を選びます。
『桜嵐記』も素晴らしかったですが、正行さんはもののふでしたからちょっと堅物そうなところもありました。
この『月雲の皇子』では、1幕では誰よりも優しい木梨軽皇子さまを堪能できます。
そのあとの2幕では、木梨軽皇子さまは優しさを隠して荒々しいお姿になってしまいます。
それには、皇位争いと木梨軽皇子さまと穴穂皇子と衣通姫の恋愛関係が関係しているのです。
1幕と2幕でまったく違う珠城さんがみられるのも必見ポイントですよ!
珠城さんがトップになる前の作品で『桜嵐記』のように泣けるお話をみたい方にはとってもおすすめできる作品です。
ちなたまを愛する方にもおすすめです!
花組:新源氏物語
明日海りおさんトップ時代の公演です。
この作品のおすすめポイントは娘役さんにも役が多いところです。
明日海りおさん演じる、光源氏は多くの女性と恋をします。
なので、娘役さんの役も多くなっています。
また、現在の花組トップスター柚香光さんはこの『新源氏物語』で六条御息所(ろくじょうのみやすどころ)という女性の役を演じています。
艶やかな光さんの美しさはすごいです。
しかも、明日海さん演じる光源氏に思いを寄せるのがこの光さん演じる六条御息所なのです。
みりれいコンビが好きな方はまた違ったみりれいを発見できるかもしれません。
また、有名な『源氏物語』がモチーフなので古典の勉強入門にもおすすめです!
月組:WELCOME TO TAKARAZUKA -雪と月と花と-
こちらはショーですが、日本物のショーですのでおすすめに入れてみました!
日本物のショーはこの作品に限らず、豪華絢爛で華やかです。
圧巻なのでぜひ今後、日本物のショーがあったら観劇をおすすめします。
この作品は、歌は少ないですが舞踊で魅せてくれます。
長く宝塚に在籍してくださっていた松本悠里先生の退団公演でもあります。
和の世界観が好きでしたらきっと楽しめるかと思います。
いかがでしたか?
宝塚にはもっともっとたくさんの素敵な日本物があり、紹介しきれません。
皆さまもお気に入りの作品をぜひみつけてくださいね!
ここまで読んで下さり、ありがとうございました!