2020年8月27日に宝塚歌劇団より新たにコロナウィルス感染予防のための更なる取り組み強化についてが出されました。
少しずつ、感染者数も減っているので、少しずつ取り組みがゆるくなっていくと思いきや、宝塚歌劇団では「さらなる強化」と。
本当にエンタメ業界の厳しさを感じますね。
これまでもYouTubeやInstagramにて動画や文書にて詳しく出されていましたが、更に強化されるというのはタカラジェンヌだけでなくスタッフさんや観に行く我々のためにもこれほどまでに考えてくれているのかとその劇団の細やかな対応に感謝するばかりです。
強化された内容
今回出されたのは
①公演関係者の体調管理並びにPCR検査体制の強化
②公演の運営における感染予防対策の強化
③各劇場の販売座席についての3ポイントです。
私たちファンサイドに今回大きな衝撃を与えたのは②の公演の運営における感染予防対策の強化の内容です。
これまで劇団は出演者をA班B班にわけ1回の公演でステージ上に立つタカラジェンヌの数を減らしたり、これまで頻発されていたハグやキスシーンを減らす等演出の一部変更、オーケストラを撤去して録音演奏にするなど、劇場に集まる人数の削減に努めておられました。
それにプラスで今回発表されたのは当面の間、宝塚友の会会員様特別イベント「ステージトーク」「トークスペシャル」と宝塚大劇場・東京宝塚大劇場ともに新人公演の実施を見合わせるとのこと。
前者のイベントの類いに関しては宝塚歌劇団のみならず世間一般で中止と発表されているところも多いため予想がついていた方も多くおられるかと思います。
しかし新人公演実施の当面の見合わせというのはまさかの事態でした…。
中止にした理由として考えられるのは、やはりお稽古時間を短縮するためではないかと思います。
本公演の他にも下級生達は新人公演のためのお稽古が必要となり、そうなると三密を避けようとしてもどうしても接触が多くなり感染の可能性が増えてしまうとも取れます。
お稽古時間を必要最低限とするためには、新人公演を削るのは英断とも言えるでしょう。
しかし、下級生達や下級生のファンの皆さんからすると活躍の場が奪われるだけでなく、今年でラストチャンスであった100期生の皆さんにおかれましては将来を左右すると表現しても過言ではない大事件にもなるわけで…。
感染してしまい最悪後遺症が残ってしまうことを考えると今回劇団の選択は生徒を守る善き選択とも言えますが、こんな形で新人公演のラストチャンスが脆くも崩れ去ってしまった100期生やそのファンの皆さんの心情を考えると辛いものがあります。
難しいことかもしれませんが、出来れば劇団には今回のことに関して特別措置をとっていただけないだろうかと切に願います。
過去にはこんなことも乗り越えてきた
過去に雪組公演「るろうに剣心」の新人公演にて火男役であった汐聖風美さんが体調不良により休演となり、急遽すでに新人公演を卒業されている本役であった久城あすさんが代役をつとめるという異例の対応がありました。
インフルエンザの大流行により雪組は本公演でもかなりの代役がでた大変な公演でもありましたが、今回の新型コロナウィルスはそれに匹敵するどころか越える程の大事件であることは誰の目にも明らかであるかと思います。
世間が落ち着き以前のように公演を行なうことができるようになった暁に、特例として100期生の皆さんには新人公演に出られるような措置をとっていただければ…と、願うばかりです。
きっとすでに新人公演用のパンフレットもご準備されていたでしょうし、当然その為の台本もできあがっていたことかと思います。
どんな形であれ既に準備が終わっている新人公演をいつか上演することが出来れば、ファンにとっても下級生の皆さんにとってもそして新人公演に関わった全てのスタッフさんにとっても嬉しいですね。
新人公演がないとなれば当然販売されるブロマイドの種類も減ってしまうということで…。
劇団にとっても大打撃であることは明らかなわけですから、そんな劇団のためにと今日もキャトルレーヴの通販をのぞいてしまうのは仕方が無い…ですよね?