宝塚歌劇団の月組3番手となる月城かなとさんの別箱公演の全日程の休演のニュースが入ってきました。
こちらは専科轟悠さん主演の『チェ・ゲバラ』7月30日から始まり、8月19日までの日程です。
日本青年館ホール公演:2019年7月30日(火)~8月5日(月)
梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ公演:2019年8月11日(日)~8月19日(月)
おそらくこの公演では2番手でかなり大きな役での出演だったのでは?と思うので、とても残念ですし、ご本人もどれだけ残念に思っていることだろうと想像するだけで胸が痛みます。
代役は誰に?
別箱公演は、もともと出演者も少なく、2番手の役を誰が代役されるのだろう・・・と考えると、風間柚乃でしょうか?
千海華蘭や輝月ゆうまは、おそらく二人しかできない役に合わせた配役となっている可能性も高く、ここは、やはり風間柚乃が出てくるのではないか?と考えます。
ところで、これだけ長く休演が決定してしまったので、とても残念に思うことは
夢現無双での復帰はない
今公演中の「夢現無双」では復帰されないということが決定的になったということですよね。
そう、この公演、美弥るりかさんの退団公演です。
お二人の今までの関係から、月城かなとさんは絶対にこの公演を務めたかったはずなのです。
6月9日の千秋楽までには戻りたかったはずなのです。
その気持ちを思うと、本当に無念だったと思います。
今回の休演でゆっくり休んでほしいと思うけれど、その反面、どれだけ出演したかっただろうと想像するだけでも涙が溢れます。
そして、現在月城さんは3番手。現在2番手の美弥るりかさんが退団されて、2番に上がるのか、それとも、鳳月杏さんが花組から組み替えされてきて、そのまま3番手のままなのかどうか、というとても微妙な時期にいます。
今回の別箱公演「チェ・ゲバラ」はそういう意味でもとても重要な公演になるはずだったのかと思います。
・・・・・う〜ん。複雑な心境・・・・。
タカラジェンヌさんって本当に忙しく、過酷なお仕事です。
外見や実力などで注目されることも多いタカラジェンヌさんですが、この公演の量の多さとミュージカル界なら当たり前の「ダブルキャスト」というシステムが宝塚歌劇団の中にはないということを一般の方は知らない方も多いのです。
つまり上になればなるほど、実力があり役がつけばつくほど、忙しくなり責任も大きくなり、そして絶対休めない存在となっていく大変な職業なのです。
その中でもゆっくり休んでいるのかしら?と心配になることも本当に多いです。