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タカラヅカ観劇は敷居が高い!?

初心者のための宝塚

宝塚歌劇を観に行く!と聞いた瞬間、多くの方は、セレブが行くもの、、とか、自分が観に行くなんて敷居が高い?とか、お洒落していかないといけない場所?

なんていうイメージありませんか?

ネットでもYahoo!知恵袋などで見てみるとやはりお金持ちしか行けない?といった投稿もしばしば。

え?なんでなんで????

「興味はあるけど、自分には場違い」

という考えがあって手が出せないというパターンですね。

結論から言うともちろん『NO』!絶対にNO!です。

むしろ誰でもウェルカムな劇団だと思います。

ではどういった点で宝塚は身近な劇団と言えるか。

今回はいろんな角度からお伝えしたいと思います。

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なんで敷居が高いと思うのか?

足を踏み入れにくいと感じる理由としては主に2つあると私は思います。

タカラジェンヌ教育のクオリティが高い

この宝塚に入るには宝塚音楽学校に2年間の教育を受けた人でないと入団出来ないというのは皆さんご存知かと思います。

たった2年間ですが、舞台に立つためのダンス・歌・日本舞踊を身につけるのはもちろん舞台に立つうえでの心構え・教養などをみっちり厳しく指導され、初めて大劇場の舞台に登場するのです。

入団後も役作りや個性を磨くため鍛錬は常に欠かせませんので、正にハイクオリティ人材の集団と言えるのです。

海外にも名前が進出しているから

日本だけにとどまらず、海外公演も数多くこなしています。

アジアは台湾・中国・韓国、ヨーロッパはイギリス・ドイツ、そして中南米なんかにも公演を成功させている実績が。

女性だけがレビューやお芝居を上演する劇団というのは世界を見ても珍しいものです。

なので、海外の方からもスターのファンが出てくるほど“TAKARAZUKA”というブランドが知れ渡っているのです。

そうはいっても宝塚歌劇団が出来たそもそもの理由はあくまで家族で楽しめる「娯楽」「大衆演芸」。

限られた人だけが楽しむというコンセプトではありません。

実際にはどう身近なの?

●価格

2021年1月16日現在のチケット価格はこのような感じ。
~宝塚大劇場~
SS席…12500円
S席…8800円
A席…5500円
B席…3500円

~東京宝塚大劇場~
SS席…12500円
S席…9500円
A席…5500円
B席…3500円

SS席ともなるとさすがに値段は高いですが、ミュージカルファンにとってS席はお値打ちとも言えます。

他の大手劇団になると、S席だけで10000円超えします。

さらにA席に至っては、席数は少ないですが5500円というのは本当にお値打ちです。

どうしてこんなに価格が低いのか?

これには2つ理由があります。

1.宝塚の経営はご存じ阪急電鉄さん。

黒字運営されている私鉄会社さんですからバックグランドがしっかり整っているというところ。

  1. ある程度の集客が獲得できている。

平日の昼間に公演を見に行ったことがあるのですが、お客様が多いなという印象がありました。

1週間の中で多少の変動はあるかもしれませんが、常に一定の集客力があるからこそ、お値段がその分控え目になっているのだと思います。

満席の状態が続く人気の宝塚歌劇。

少し価格を上げてもチケットを購入する方もいると思いますが、この価格で運営し続けるのは、創設者小林一三先生の「家族全員で楽しめる娯楽」というコンセプトを崩さないでいるからだと思います。

現在はコロナの影響で流石の阪急も大変な状況でないかと思いますが、頑張って欲しい!と強く願います。

ただ値段が安くても、肝心の中身はどうなのか?という話になってきますよね。

作品

ここ10年でターゲット層が変わったなという印象が見られます。

それまでは「宝塚=ベルばら」と言う方が多いはず。

1970年代の初演以降、特に女性の間で空前の大ヒットが巻き起こりました。

しかし現在の作品はどうでしょう?

・ルパン三世-王妃の首飾りを追え!-(2015年・雪組)

・るろうに剣心(2016年・雪組)

・相棒(2009~2010年・花組)

・オーシャンズ11(2019年・宙組/2013年・花組/2011年・星組)

・シティーハンター(2021年予定・雪組)

「え?こんなの宝塚でするの?」と衝撃的なものもありますが。

ターゲットを女性メインから一変、ファミリーや若い方向けの作品になっています。

老若男女誰でも気軽に!という流れになっているのです。

施設

想像よりもはるかに広い敷地で、

舞台作品以外にも楽しめる要素が盛り込まれています。

  1. 食事処

施設内には優雅でオシャレ&値段高めのレストランもありますが、

フードコードのような場所もあり、そこにはタコ焼きなんかも売っています。

私も最初訪れた際は『宝塚大劇場でタコ焼きって…(笑)』と

不思議な感じではありましたが、でも、宝塚歌劇団のことを知れば知るほど、これも小林一三先生のコンセプト「家族全員で楽しめる娯楽」に納得します。

注意!)現在は新型コロナウィルス感染拡大防止のため、当面営業を停止しています!!

  1. お土産屋さん

ブロマイドなど宝塚のコアなファン向けの物もありますが、焼き菓子の詰め合わせや炭酸せんべいなど気軽に購入できる品ぞろえです。

旅行の記念に、会社の同僚にサッと買えますよ!

●服装

ここは気になるところではないでしょうか?

ごくたまに「正装?」という方がいらっしゃいますがそんなことはありません。

全然普段着で構いませんよ~!

ちなみに観劇に行った時は長袖のシャツ・ジーパン・スニーカーで大劇場に突入しました。

むしろこの恰好をしている人の方が多いと思います。

まとめ

今回は宝塚は敷居が高いのか?ということでいろんな角度から触れてみました。

いかがでしたでしょうか?

皆さん、あくまで舞台作品を楽しむ場ですから。

全く、堅苦しく考える必要はありません!もっと気楽に、気軽に、宝塚歌劇の世界に一歩踏み入れてみませんか?

新しい夢の世界が広がりますよ!!!!

まあ、ちょっとこんな緊急事態宣言が出されていて、「気軽に・・・」とは言えませんが、(言ってますが笑)、観劇に行くと、感染防止対策をきっちりされている劇場スタッフさんのホスピタリティの高さにもびっくりしています。

なんとか感染者を出さずに、タカラヅカ公演が中止になってしまわないように劇場スタッフさんも頑張っています。