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著作権問題どうだった?!星組「VERDAD!!」Blu-ray情報

宝塚歌劇についての雑記

2021年7月に、好評のうちに幕を閉じた舞浜アンフィシアター公演、宝塚歌劇星組「REY’S Special Show Time『VERDAD(ヴェルダッド)!!』-真実の音-」は、あまりにも宝塚離れした迫力に、多方面から賞賛の嵐だったことは記憶に新しいと思います。

その、ブルーレイディスクの発売日がようやく発表され、公式にもセールス動画が配信されました。

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なかなか発表されなかった発売日

ただ、同時期に星組で公演した『婆娑羅の玄孫』と『マノン』は、公演が終わると同時くらいに、早々とブルーレイ・DVDの発売が発表されたにも関わらず、『VERDAD(ヴェルダッド)!!』だけは、すぐには発売されるという発表がなされませんでした。
※『婆娑羅の玄孫』と『マノン』は9月に発売済

宝塚ファンが大好きなフリーペーパー、TCAプレスの紙面には、翌月にようやく「発売予定」となり、9月にやっと「今秋発売」とだけ表記されました。

10月に入った日、私はこう思ったのです。
『“今秋”今秋って…すでに10月、もう秋だよねぇ…』と、誰に対するツッコミか分からないくらい、悶々とする日々を過ごしていました。

そしてようやく、ようやくです。先日、11月20日発売予定と発表され、ほっと一安心というところでした。

礼さんの先走りなのか??

ファンは聞き逃しません。
礼さんは『VERDAD(ヴェルダッド)!!』の千秋楽に、力強くこう発言していました。

「ブルーレイで!」

そう、千秋楽の時点でブルーレイの発売は決まっていたのです(決まっていたはずです)。

礼さんが先走ったわけではありません。

しかし、なかなか公式に発表されなかったため、「本当に発売されるのか?」「もしかしてお蔵入り?」と不安になった方もいらっしゃったのではないでしょうか?

これまでの経験上、それだけ『VERDAD(ヴェルダッド)!!』の第二幕で歌われた曲が、著作権上の理由で、宝塚から発売されるのが難しいのではないか?と思われる楽曲が多くあったからです。

『One Voice』の再来か?!脳裏を過る“著作権上の理由”

その時、私の脳裏をかすめたのが『One Voice』です。

宝塚ファンの方なら覚えているかと思います。

『One Voice』は、2016年7月に宝塚バウホールで公演された、元星組トップスター北翔海莉さんの、コンサート形式の公演です。

「トップスターの退団発表後の公演」という理由もさることながら、宝塚バウホールという席数の少ない箱であったためチケットが入手困難なった公演です。

私は、その公演を生で見ることができなかったので、発売されたブルーレイを予約して購入しました。

予約当日、キャトルレーヴのお姉さんに言われた言葉が「曲の差し替えが多く発生します。それでもご予約されますか?」

この言葉がどんな意味を持っていたのか、その時は、まだ理解していませんでした。

そして後日、商品を引き取りに行った私に、キャトルレーヴのお姉さんから「差し替えの曲が多くございます。返品はできませんが、よろしいでしょうか?」と、改めて返品不可の案内がされてのです。

予約をした手前、今更キャンセルという選択肢もなく、一抹の不安を抱きながらも購入して帰宅、再生するや否や、その意味を思い知ることとなったのです。

「6曲の楽曲差し替え」

ブルーレイを見ながら“えっ?!この曲も差し替え?!”と思うほど、その衝撃たるや半端ないものでした。

その衝撃を今回の『VERDAD(ヴェルダッド)!!』でも繰り広げられようものなら、泣くに泣けない事態になると、心配でなりませんでしたが、発表を見て大いに安心しました。

それがこちら↓


【おことわり】
使用楽曲の著作権上の理由により、下記楽曲使用シーンにおきまして、楽曲を差し替えて収録しております。

<2幕>
〇S23 ♪PHANTOM OF THE OPERA (歌唱:礼/都)
〇S25 ♪SEASONS OF LOVE (歌唱:礼以外)
あらかじめご了承ください。
※公式サイトより

個人的には、本当に全部好きな曲なので、2曲が差し替えになるというのも残念ではあります。

しかし、歌劇団は、著作権に関わる課題が多くあるその中で、ファンに楽しみを届けるために、時間をかけてでも、最大限に力を尽くしてくれたのだと思います。
(全てのファンになり代わりお礼申し上げます(笑)「関係各所の皆様方、本当にありがとうございました。」)

あれも、これも、見どころですが…

さて、そんな公演ブルーレイの楽しみ方ですが、なんといっても「REY’S Special Show Time『VERDAD(ヴェルダッド)!!』-真実の音-」というタイトルにあるように「礼さんのスペシャルなショー」ですから(笑)。

礼さんの歌声を楽しんで欲しいです。

あの、会場で感じた「優しい声に全身包まれた幸福感」と「舞浜アンフィシアターの天井が抜けるんじゃないか!」と心配になった声量には、度肝を抜かれましたので、それが少しでも感じられれば良いのかと思います。

場面で言うと…全てお勧めばかりで悩みます(笑)。

オールドファンにはたまらない楽曲の数々が詰め込まれているのが第一幕です。

ファン歴が浅い方にも、当時の映像なども使われていますので、星組の歴史を知るうえでお勧めします。

個人的には第二幕の、JPOPの数曲と「自由を求めて(ウィキッド)」そして、アンコールの「僕こそ音楽(モーツァルト)」を推したいと思います。いや、必見です。

脱線しますが、「日替わりフリートークのコーナー」もいいです。

担当した生徒さんが趣味趣向を凝らして礼さんと絡むコーナーで、下級生の新たな一面を発見できた楽しいコーナーでした。

そして、「お芝居のコーナー」も笑えます。

念のため、演者さんの名誉のためにも書いておきます(笑)。
あれは「お芝居」です。決して「コント」ではありません。

この「日替わりフリートーク」と「お芝居」だけを集めて、ブルーレイを発売して欲しいくらいです。

今回の収録内容で、サービストラックに載ることを期待していましたが、お稽古場情報だけのようなので残念です。

本当に、見どころは、あれもこれもなんですが…

大切なことなので、二度書かせていただきます。

「礼さんのスペシャルなショー」ですから(笑)

舞浜アンフィシアターに「行けなかった…」という人はこれを見て、行った気になってもらい、「行った!」という人には、もう一度あの衝撃を思い返して楽しんでもらえたら良いなと思います。