宝塚歌劇団宙組の大劇場公演「NEVER SAY GOODBYE」の公演が近づき、公開されるキャストボイスに期待が高まります。
その一方で、昨年のクリスマス・イヴに発表された「HiGH&LOW -THE PREQUEL-」(以下、ハイロー)、そして真風さんのスペシャルリサイタル「FLY WITH ME」へのワクワクも止まりません。
どちらもLDHと宝塚がタッグを組んでの開催とのことです。
降って湧いたLDH祭りですが、アダルトな魅力の真風さんの魅力をさらに引き出してくれそうで、楽しみですね。
「なぜ、LDH?」と考えたとき、これは退団フラグなのではないかと気づいたので、考察させていただきます。
あくまで個人の意見ですので、ご理解のある方だけお読みください。
最後までお付き合いいただけると、嬉しいです。
ハイローはLDH所属へのフラグでは?
LDHと聞いたとき、最初に頭に浮かんだのは元雪組トップの音月桂さんでした。
昨年キューブへの所属を発表されましたが、退団後最初に所属したのが、LDHでした。
LDH時代はテレビに舞台にと、大活躍されていました。
ドラマで一番有名なのは、MOZUへの出演でしょうか。
舞台でしたら度々メディアにも取り上げられた「ナイツテイル –騎士物語-」でしょう。
筆者の頭にまず浮かんだのは「TRICK」のスピンオフドラマ「警部補 矢部謙三」にメインゲストとして出演された回です。
華麗な回し蹴りと、矢部謙三による「雪組の御曹司!」というセリフが、強烈な印象を残しました。
ちなみに「雪組の御曹司」は、矢部謙三役の生瀬勝久さんのアドリブだそうです。
音月さんメインゲスト回の次の回は、なんと元雪組トップ娘役紺野まひるさんがメインゲストという、不思議なドラマでした。
LDHにしっかりとした実績を残した、音月桂さん。
その空いた席に、次のトップスターを迎えたいと思っても、不思議はないと思います。
トップさんが大手事務所に所属する予定がある場合、在団後の活動について、在団中から事務所と宝塚で調整していくと言われています。
LDH所属が決まっているからこその、怒涛のLDHとのコラボと考えるのが、自然ではないでしょうか。
2023年退団では?
男役トップさんの退団公演は、基本的に当て書きのオリジナル作品になります。
例外として、「エリザベート」や「ベルサイユのばら」など、宝塚を代表する作品の例はあります。
例えば「ベルサイユのばら2001 – オスカルとアンドレ編」で退団された、星組トップ稔幸さんがいらっしゃいます。
また「エリザベート」は初演が一路真輝さんの退団公演だったことで有名ですね。
当時は今とは事情が違うので、同じようには論じられませんが、近年では2005年に「エリザベート」で退団された、
月組トップ彩輝なおさんがいらっしゃいます。
「ハイロー」はドラマに映画にマンガに……と、人気のある作品です。
とはいえ、ベースは深夜ドラマです。
しかし真風さんほどの長期トップが、この作品で退団することはないでしょう。
つまり2022年の退団はないことになります。
コンサートは退団フラグ
「FLY WITH ME」はスペシャルリサイタルですが、規模を考えても実質大規模コンサートでしょう。
東京ガーデンシアターの最大収容人数は、約8000人。
客席を4層にすることで、ステージから最も離れた席でも約54mと近い距離を実現し、ライブの迫力を存分に味わえる造りになっているそうです。
最近のトップさんの例で考えてみましょう。
コロナ禍で変則的になっていることを考えても、コンサートは退団フラグになっています。
望海風斗さんは2020年9-10月にMEGA LIVE TOUR『NOW! ZOOM ME!!』、2021年1-4月、『fff-フォルティッシッシモ-』『シルクロード〜盗賊と宝石〜』で退団。
明日海りおさんは2019年6月にSUPER TIME@045『恋スルARENA』、2019年8-11月、『A Fairy Tale -青い薔薇の精-』『シャルム!』で退団。
この例を踏まえると、2023年の退団がありそうな気がします。
もちろんREY’S Special Show Time『VERDAD!!』や、Grand Festival『DANCE OLYMPIA』-Welcome to 2020-もあります。
それが退団フラグと異なるのは、単なる憶測でしかないのですが。
公演内容の紹介がトップさん一人に集中していたり、チラシの組子の名前の見やすさだったり、なんとなく感じるしかないような気がします。
前述の明日海りおさんは二回コンサートを開催していますし、柚希礼音さんに至っては、三回コンサートをされていますからね。
LDH入りするとしたら
もちろん、退団後も舞台に、テレビにと大活躍してくださるのではないでしょうか?
音月桂さんの例を考えると、楽しみですね。
コンサートでは「想像を超える圧巻のステージに挑戦いたします」とのこと。
LDHさんが歌手、ダンサーとしての真風さんに注目しているようですので、アーティストとしての活動も期待できそうですね。
LDHの俳優さん
ここまで読まれて、「LDHで舞台? ドラマ?」と思われている方も多いと思います。
やはりEXILEのイメージが強すぎますね。
早乙女太一さんが所属しているというと、なんとなくわかってもらえるでしょうか。
他にも「チェリまほ(30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい)」で、そのファンをアジアにまで広めた町田啓太さん。
かつて「劇団キャラメルボックス」でも活躍され、テレビドラマでもバイプレイヤーとしてよくお見掛けする近江谷太朗さん。
近年元タカラジェンヌの起用が多いセーラームーンミュージカルで、初期のバンダイ版でタキシード仮面を務め、テレビドラマでは雰囲気のある演技で存在感のある天野浩成さん。
(バンダイ版タキシード仮面は他に城田優さん、浦井健治さんら。ネルケ版では大和悠河さん、他に蒼羽りくさんら)
アコムのCMで「かまいたち」さんとともに出演、織田信長役の鈴木伸之さんなど、ご活躍中の方が、たくさんいらっしゃいます。
さいごに
星組時代はお歌が苦手なように感じられた真風さんでしたが、ぐんぐんと実力を伸ばされて、歌もダンスも本当にカッコよくて素敵になられました。
もちろんお芝居も、シリアスからコメディまでばっちりです。
ここまで素晴らしい実力をお持ちですから、退団後もますます輝けるステージが用意されているなら、本当に素敵なことだと思いました。
もちろんあくまで考察に過ぎないのですが、LDHに所属されるようでしたら、柚希礼音さんのように退団後も続くような素敵なコンサートになればいいと思います。
考察が外れるとしても、真風さんらしいダイナミックなコンサートが開催されるのを、楽しみにしています。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。