宝塚歌劇団月組の御曹司であり、王子様である暁千星さん(ありちゃん)。98期生(→98期生一覧)
ありちゃんは、月組に配属されてからスター街道まっしぐら、誰もが認める月組の後継者だと思っていました。
組替えの噂は何度か囁かれていたものの、月組でトップになると信じていただけに星組への組替えが決まって正直さみしいです。
けれど、組替えは新たなありちゃんを発見するチャンスでもあります!
今回の記事では、星組での活躍への期待を込めてありちゃんの月組での印象的だった役を振り返っていきます!
1789‐バスティーユの恋人たち-
研3のありちゃんはなんと、当時トップ娘役だった愛希れいかさんの演じられたマリー・アントワネットの愛人であるハンス・アクセル・フォン・フェルゼンの役を演じました。
振り返ってみると、まだまだ幼さの残る印象があります。
けれども、研3であのような目立つお役はなかなか演じられません。
ありちゃんの実力を劇団は早くから見出していたのでしょう。
また、お衣装が似合いますし立ち姿が美しいです。
もう王子様としての要素がみられますね。
そして、フィナーレではバリバリ踊っているありちゃんがみられます。
当時からスターであった珠城りょうさんと対になっているかのように、フィナーレでも目立っていてキラキラと輝いていました!
皆様もご存じの通り、新人公演では主演を射止められました。
BADDY(バッディ)-悪党(ヤツ)は月からやって来る-
BADDYでは、ありちゃんのバブみがとことん味わえます。
ピースフルプラネット地球の王子の役を演じました。
ありちゃんは月組の王子様ですが、とうとう本当に王子となりました(笑)
銀橋で華麗に跳んだり、このショーでは特にたくさん踊って大活躍でした。
まったりとした話し方が可愛い王子でしたが、バッディに憧れている様子もみられて“悪いこと”に惹かれる王子に「可愛いままでいて~!」と何度も思ったものです。
ありちゃんは、芝居も歌もできますがやはりダンスは格別です。
ショースターありちゃんを堪能しました。
夢現無双‐吉川英治原作「宮本武蔵」より‐
夢現無双では、吉岡道場の当主である吉岡清十郎を演じられました。
この清十郎はありちゃんのバブみなし!
粋な雰囲気をまとった少しけだるそうな清十郎さんはいつものありちゃんと違って大人な感じです。
新たな魅力を発見しました。
叶羽時さんの演じた朱美との恋愛模様が切なかったです。
幸せになってほしかったのに……。
ON THE TOWN
この公演では再びありちゃんの可愛さにメロメロ!
チップを演じました。
タクシーに乗って歌っていた、『家においでよ』ではタクシー運転手のヒルディに押され気味の可愛さが印象的でした。
わたしが観劇した回は、夢奈瑠音さんがヒルディでした。
ありちゃんの話から逸れてしまいますが、瑠音ちゃんのヒルディはいい意味でガツガツしていて最高でしたよ。
瑠音さんは、歌もうまいのでこれからどんどん活躍してほしいです。
ありちゃんの話に戻ります。
しかし、ON THE TOWNのありちゃんは可愛いだけではありません。
オラみを増したありちゃんがこの頃からどんどんみられるようになったと思います。
可愛い顔をして肉食系男子の一面もあるチップ。
梅田芸術劇場で観劇した、忘れられない夏の思い出です。
DVDかブルーレイの販売を期待していましたがなくて残念でした。
ピガール狂騒曲
ピガール狂騒曲では、ムーランルージュのダンサーであるレオを演じました。
レオの一番の見せ場は、シャルルの作った新作レビュー「ラ・ヴィ・パリジェンヌ」の場面でしょう。
クルクル回るありちゃんのダンスは軽やかで、みていてうっとりします。
ありちゃんは他のスターさんよりもクルクル回る振付が多い気がします。
やはり、バレエでの魅せ方を知っているよう。
フィナーレで『赤い風車』を歌うありちゃんの声は伸びやかで、ノスタルジックな雰囲気です。
世界観に引き込む歌い方ができるありちゃんは、星組トップの礼真琴さんの歌と相性がいいのではないでしょうか。
まとめ
まだまだ印象的なお役は尽きません。
礼真琴さん・舞空瞳さんの星組トップコンビはともに首席!
そこに、またまた首席のありちゃんが組替えしてきます。
ありちゃんより少し前に組替えされた、詩ちづるさんとも組む機会が今後あるのでは!?と思っています。
組替えはさみしいですが、星組で夜明け(暁)の千の星のように輝くありちゃんをみられることを楽しみにしています!!
頑張れ!ありちゃん!!