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第6波襲来で宝塚人事は再び狂いだすのか

宝塚歌劇についての雑記
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花組大楽、おめでとうございます!

宝塚歌劇団花組『元禄バロックロック』『The Fascination!』が、無事に大楽を迎えました。
コロナ禍の中、ここに至るまでの花組の皆さんの努力は、大変なものだったと思います。

感染対策として語られる数々のエピソードは、一般の人なら考えられないような、厳しい制限です。

特に若い生徒さんには、精神的にも大きな負担になったのではないでしょうか。

そして花組が幕を下ろした今、どこを見回しても宝塚の舞台が上演されていないという、緊急事態となりました。

あの悪夢が、再び甦ってしまったのです。

以前のような、厳しすぎる感染対策による休演と異なります。

今回は実際に感染者が複数出ての休演という様子で、不安が募ります。

ほとんどの宝塚の生徒さんは、宝塚の男役、娘役でいられる時間が限られています。

特別な時間を舞台に捧げてくれる生徒さんたちの、輝きがどうか守られますようにと、祈らずにはいられません。

綾凰華さんの退団発表で、気づかされたこと

先日、綾凰華さんが退団を発表されました。

『ODYSSEY』が出港できなかった悲しみに沈む中でしたので、あまりに突然に感じられて、慌ててしまいました。

宝塚GRAPH2月号「稽古場のあやな」で、『ODYSSEY』のことを語られていたのも、切ないです。

ひょっとしてコロナが原因かと、焦ってしまったほどです。

おそらく集合日だったと気づいたのは、翌日のことです。

綾凰華さんは98期です。

同期には東上を果たして星組に移動となる、暁さん。

バウ主演経験のある、瑠風さん。

三度の新公主演を果たし、ディナーショーに『婆娑羅の玄孫』と轟さんの薫陶を受けた、天華さんがいらっしゃいます。

縣さんの躍進、和希さんの組替えもあります。

昨年4月に同期の真彩希帆さん、11月に同じく同期の星南のぞみさんを見送っての、深く考えられた退団時期ではないかと感じられました。

早すぎると感じてしまいましたが、むしろよくここまで務めてくださったと思うべきだったのかもしれません。

綾さんの立ち位置から考えると、綾さん退団ありきの和希さんの組替えだったのではないか、とも思います。

綾さんの望んだ時期に退団することが出来たのだと、感じました。

ご祝儀公演の行方

一方、コロナ禍で、退団時期や人生設計が変わってしまった生徒さんも多いでしょう。

最近、退団されたトップさんの、いわゆる「ご祝儀」の舞台が判然としないのも、気になるところです。

大人気トップの明日海りおさんの退団後初舞台『ポーの一族』は、急遽上演されたものだと、萩尾望都さんが仰っていたそうです。

実力派の望海風斗さんの『イントゥ・ザ・ウッズ』も、「コレジャナイ感」があります。

長期トップの珠城りょうさんには、本来なら「ここぞ」というものが来そうですが、発表されたのは『8人の女たち』です。

明日海さん、望海さんが共演される『ガイズ&ドールズ』はどう考えたらいいのか。

悩むところですね。

外部の舞台もコロナによる休演のリベンジ真っ最中ですから、すべてのスケジュールがめちゃくちゃになっているのでしょう。

トップさんでこれですから、退団された生徒さんも苦労が多いのではないかと思われます。

また来る? 大量退団公演

以前の休演で思い出されるのは、一つの舞台での大量退団です。

一度に多くの生徒さんが退団されるのは、ファンから見ても悲しいことです。

組子の皆さんはそれ以上でしょうし、次の舞台には大きな負担がかかることでしょう。

またそれぞれに事情や将来設計がおありだと思うので、意図していたのとは違う退団になってしまうのは、不憫でなりません。

トップ人事が及び腰になる不安

休演やスケジュールの変更などが続くと、当然どの舞台も安定志向になってしまうと思います。

大胆な人事も出来ません。

あまりいい言葉ではないですが「ワン切り」も「短期トップ」も出来なくなるということです。

「ワン切り」はファンにとっても本人にとっても、いいことではありません。

けれど短期間でもトップを経験しておくということは、舞台に立ち続けるなら大きな武器になると思います。

ここで筆者が思い出すのは、彩輝なおさんです。

OGイベントでは『Greatest Moment』、『エリザベート TAKARAZUKA25周年 スペシャル・ガラ・コンサート』をはじめとしたOG版エリザベート、『ベルサイユのばら45』をはじめとしたOG版ベルばらイベントなど。

宝塚ファン初心者の方でも、ご覧になったことが多いOGさんだと思います。

トップとしては、全ツの後の大劇場お披露目は『飛鳥夕映え』、バウを経て、退団公演の『エリザベート』と、超短期トップさんです。

ちなみに『ベルサイユのばら2001』では、専科時代に水夏希さんと役代わりで、出演されています。

やはり短期であっても、トップを務めた経験というのは、とても貴重なものです。

ワン切りの貴城けいさんも、トップになったからこそ『宝塚式「美人」養成講座 伝説の「ブスの25箇条」に学ぶ「きれい」へのレッスン』を上梓できたのではないでしょうか。

『VS嵐』などのテレビ番組に、何度もご出演されたのも、元トップだからこそだと思います。

またトップが変わることで、組子への刺激にもなります。

貴城けいさんの『維新回天・竜馬伝!』でお披露目・退団公演に参加された組子さんが、先代トップさんの時は経験を積むことが出来なかった和物に出られたことを、喜んでいたことが忘れられません。(前トップさん自体は『望郷は海を越えて』に、辛うじて日本が舞台のシーンがあるくらいでした)

似たケースで、短期トップの北翔海莉さんの時も、組子さんたちが「勉強になった」と口々に仰っていました。

北翔さんの専科でのご活躍に裏打ちされた姿勢が、大いに刺激になったに違いありません。

ダンスが得意なトップさんの時は、ダンスに重きを置いた作品に。

歌が得意なトップさんの時は、歌が多い作品に。

芝居が得意なトップさんの時は、芝居を中心とした作品に。

それぞれ合った作品が、用意される傾向があります。

トップの代替わりは、組子さんの成長のチャンスでもあります。

極端な例だけではありません。

人事の停滞を繰り返し、休演リスクを考えてのスケジューリングが続くとします。

結果的に、通常任期と言われるトップ期間が予定されていた方も、そのチャンスを失う可能性も出てくるのです。

私たちにできることを

世界規模のコロナ禍で、私たちにできることは多くありません。

それでも普段の生活から感染対策をし、観劇時にはおしゃべりを控えるだけでも、少しは効果があるかもしれません。

劇場に足を運べなくても、そのチケット分を配信やグッズに回し、宝塚を応援することもできます。

お手紙を書いて応援するのも、宝塚らしくて素敵ですよね。

こちらのハッシュタグも、きっと応援になるはずです。
#愛してるよ宝塚歌劇団

一日も早く舞台の幕が上がるのを、祈りたいと思います。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。