雪組トップ娘役・夢白あやさんが、2026年2月22日の東京宝塚劇場公演『ボー・ブランメル/Prayer』の千秋楽をもって退団されると発表されました。
退団会見では、「鐘が鳴った」という言葉を残されていて、その瞬間が2024年10月、前トップスター彩風咲奈さんの退団を見送った日だったと語られていました。この一言に、トップ娘役としての覚悟と静かな情熱を感じて、胸が熱くなりました。
夢白さんの退団を受けて、次に雪組で誰がトップ娘役になるのか、多くのファンが注目していますが、私はもう音彩唯(おとあや・ゆい)ちゃんでほぼ確定だと思っています。
というのも、ここ最近の舞台での扱いや、出演位置、役の重さを見ていても、明らかに劇団が次期トップ娘役として育てているように感じられます。
特に『オーヴァチュア!』でのエトワール抜擢。あの美しい立ち姿と、しっとりと響く歌声は、まさに「これからの雪組を担う娘役」だと強く印象づけられました。
何よりも嬉しいのは、音彩唯ちゃんと現トップスター・朝美絢さんの相性が本当に素晴らしいということです。
『海辺のストルーエンセ』で2人が並んだとき、ビジュアルのバランスの良さ。朝美さんの端正でクールな魅力に、音彩さんの柔らかく品のある存在感が寄り添っていて、まるで物語の中からそのまま出てきたような美しさでした。
歌声の相性も抜群で、デュエットでは自然に溶け合っていて、聞いていてとても心地よかったです。トップコンビとしての並びを想像すると、わくわくが止まりません。
夢白さんは宙組から雪組に来られ、しなやかで力強い娘役像を雪組に築いてくださいました。その姿にたくさんの憧れと希望をもらいました。
次は、雪組生え抜きである音彩唯ちゃんがそのバトンを受け継ぎ、さらに雪組らしい品と透明感を持った新たな娘役像を築いてくれるのではないかと、私は期待しています。
104期生でありながら、既に実力と華を兼ね備えており、劇団の信頼も厚いはずです。発表が待ち遠しいですね。
夢白あやさんの美しいフィナーレとともに、音彩唯さんの新たなスタートがどのような形で訪れるのか、これからの雪組からますます目が離せません。