宝塚歌劇団宙組のトップスター真風涼帆さん。
トップスターさんを就任して今年で5年目です。
現在、アナスタシアの公演真っ只中の宙組。
その宙組の顔ともいえるのが、トップスター・真風涼帆さんですよね!
トップ5年というこの時期になると、円熟期と言われます。
ただその円熟期を迎えても、エネルギッシュとカッコよさは
未だ健在な彼女。
そんな真風涼帆さんについて、今回は触れていきたいと思います。
真風涼帆さんってどんな人?
まずは彼女のざっとした経歴から。
○もともとは星組の出身者
2006年に入団。『Never Say Goodbye』で初舞台を踏みます。
ちなみに同期生は雪組の彩凪翔さん。
その後星組に配属。
早くから注目を浴び、新人公演では
なんと5度主演を務め上げます。
これは宝塚史上最多タイ記録なんだとか。
(ちなみに他には柚希礼音さんと彩風咲奈さんが
5度経験されているようです。)
入団6-7年目あたりから正3番手に抜擢されます。
(ただし正3番手と言っても、ほぼ2番手の扱いだったと思います。)
2015年 柚希礼音さん退団後、宙組へ組替えとなります。
○宙組へ組替え後、大躍進!
2015年『王家に捧ぐ歌』より宙組正2番手へ。
2016年『エリザベート』では、大役:フランツ・ヨーゼフ役を演じます。
星組で培われた経験が存分に発揮されていたように思えます。
そして2017年に朝夏まなとさんの退団に伴い、トップスターに昇格。現在に至ります。
○彼女の魅力とは?
大きく取り上げると主に3つ。
-身長が高い!-
なんと175cm。男性でも高いかなという部類に入るくらいです。
高身長を活かしたダンスは、まさに圧巻の一言。
-端正な容姿-
彼女の男役を一言で言うならば「キリっとしたクールボーイ」
キザなセリフも違和感がなく、正に世の女性の理想の男性像と言えます。
-そしてなんといっても大変な努力家-
トップスターとなると多忙を極める中、もちろんのことながら
男役の鍛錬も怠りません。それは、真風さんも同じです。
ただし、真風さんが他のスターと異なる点は”内面磨き”
具体的には読書(舞台とは関係ない分野)をする、人と対話する、ピンと来たものはスマホのメモに記するなど。
どうしてこのような行動に出るのか。
役を演じるためには、自分の中でろ過するのではなく
いろんなものを多角的に見ること。
というのが彼女の大事にしていることだそうです。
役のいいところや、奥深さがお客様には通じると
それがお芝居の面白みになると考えておられるのです。
このような内面磨きが、男役としての深みが増しているといっても過言ではありません。
では、彼女には今後どのような期待があるのでしょうか?
真風涼帆さんのこれから
私が思うに、『エリザベート』や『ファントム』など
退団までの間に“一本もの”の作品を
あと1つはなさるのではないかと思います
トップ昇格を果たしてから、これまでの作品を見てみると、
『WEST SIDE STORY』、『オーシャンズ11』、『アナスタシア』、
『Hotel Svitzra House』(上演予定)など
大作が割り当てられていることがわかります。
こういった大作と言うのは、話題性を上げられるとメリットの反面、
他の劇団も上演済みなので“比較をされやすい”というデメリットもあります。
王道なミュージカルが出来るのはもちろん、宝塚らしさを出せるジェンヌとして真風さんに大作が集まっています。
大作の主演が出来る=劇団からかなりの信頼がある
という風に思っても良いのではないかと思います。
Ⅲ.まとめ
いかがでしたでしょうか?
真風さんがどんな人物であるかが
お分かり頂けたかと思います。
若手時代から脚光を浴び、トップスターになっても
飽くなき努力をし続けている真風さん。
ファンからも劇団からも一目置かれる存在になるのは
本当に納得ですね。
そして彼女のもう一つの話題といえば、
次公演『Hotel Svitzra House』で相手役が変わるということ。
トップ就任から4年コンビを組んでいた星風まどかさんが異動になり
新しく潤花さんがトップ娘役に就任します。
これまでにない、また新たなコンビのカラーを
見せてくれるのではないかと思います。
今後の真風さんの活躍に要必見です!