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礼真琴ラスト東京初日レポ「阿修羅城の瞳」

宝塚歌劇を楽しもう

ついに始まってしまった。礼真琴の退団公演。6月28日の東京初日、「阿修羅城の瞳」「エスペラント!」――もう、開演の鐘が鳴った瞬間から空気が違った。会場全体が熱いお湯みたいにグツグツと湧き上がったよう。

舞台上の彼女は、まさに男役の理想形だった。
太刀捌きはキレッキレ、歌も滑らかで心地よくて。
それなのに、肩の力はスッと抜けてて、それがまたかっこいい!

男役声での早口セリフをあれだけ聞き取りやすくこなすって、どれだけ修練積んだのか想像もできない。
「軽々とやってるけど、これ…プロ中のプロやで」と心の中で拍手100万回よ。

あたしの中では完全に「集大成」って言葉がしっくりきた舞台だった。

殺陣・セリフ・ダンス、全てが昇華されて、礼真琴の到達点を見た気がした。

舞台を見ながら、「やっぱり“終わり”があるからこそ、今がこんなにも輝くんだな」って、ちょっとしんみりもしたけど。

初日を終えて早くも、これは歴史に残る公演になると確信。

礼真琴、星組トップスターとしての有終の美――この目で、ちゃんと焼き付けなければ。