宝塚歌劇団宙組公演『FLY WITH ME』や『HiGH&LOW －THE PREQUEL－』の公演が近づいてきています。
真風涼帆さんと芹香斗亜さんの姿を観ることを楽しみにしている人も多いのではないでしょうか？
そこで今回はこのお二人の組み合わせが放つ魅力について考えてみましょう。
どちらか片方だけを見ても魅力溢れる男役さんですが、このお二人が並ぶと舞台に魔法がかかったように空間が輝きだします。予習しておくと公演がより楽しめるでしょう。
星組時代からの仲
今は宙組で活躍しているお二人ですが、実は星組で一緒だったこともあります。
その頃から仲が良かったと評判です。
真風さんが92期生、芹香さんが93期生なので、真風さんの方が上級生ということになりますが、その頃から面倒見の良い上級生だった真風さんを芹香さんは慕っていたのかもしれませんね。
二人はそのくらい長い仲ということで、舞台の上で息が合った演技を披露するだけではなく、宝塚GRAPHや宝塚プルミエールでもよくお互いの話題を出しています。
信頼し合っていて、とても仲が良いことが窺えますね。
二人の仲の良さ、付き合いの長さがまかキキコンビの魅力の一つです。
宿敵同士でも仲間でも息がピッタリ
宿敵同士、仲間、これは舞台に立つときの役を指しています。
真風さんは次のHiGH&LOWで、トップとしての大劇場公演が8作目となります。
実は芹香さんとは役の上で敵対していることが多いのですが、敵役でありながら息がピッタリで、お互いがお互いの魅力を引き出しているような印象を受けます。
ここで特に取り上げたいのが『シャーロック・ホームズ－The Game Is Afoot!－』でしょうか。
名探偵シャーロック・ホームズを真風さんが、宿敵のモリアーティ教授を芹香さんが演じました。
二人は宿敵ながらもお互いの頭脳や才能には一目置いているようなところがあり、単に憎しみ合っている関係ではありません。
ホームズが愛する女性として潤花さんがアイリーン・アドラーを演じますが、アイリーンに向ける愛情とはまた違った執着のような感情をホームズとモリアーティがお互いに向けているようにも感じます。
真風さんと芹香さんだからこそ、こうした複雑な宿敵関係を見事に表現できたのでしょう。
シャーロック・ホームズ以外でも『天は赤い河のほとり』や『WEST SIDE STORY』、『異人たちのルネサンス』などでも、お二人の役が敵対しています。
しかし全てで、敵ながらもお互いを常に意識しているような難しい関係を見事に演じていました。
『オーシャンズ11』では悪友・バディのような関係…つまり仲間だったわけですが、お互いをかけがえのない友として助け合いながら目標を達成していきます。
真風さんと芹香さんの一体感が感じられるような舞台でした。
実は真風さんと芹香さんは敵役であることが多いのです。
シャーロック・ホームズ以外でも『天は赤い河のほとり』や『WEST SIDE STORY』、『異人たちのルネサンス』など、全てお二人の役が敵対しています。
しかし、仲間としても敵役としても、ここまでの一体感を出せるトップスターと2番手男役のコンビはなかなか生まれないと思います。
ちなみにHiGH&LOWでもお二人の役は対立しています。
今回はどんな想いを表現するのか、どんな演技を見せてくれるのか、今からとても楽しみですね。
どんな演技をするにせよ、今回もお互いの魅力を引き立ててくれることには間違いありません。
まるで男役と娘役のような仲の良さ？
HiGH&LOWでも敵役という配役になってしまったお二人ですが、星組時代からの仲と書いた通りとても仲が良いんです。
実は『Délicieux（デリシュー）!－甘美なる巴里－』では芹香さんがマリーアントワネットとして水色の華やかなドレスを身に纏って登場するとても素敵な場面があります。
その場面では真風さんがフェルゼンとして、マリーアントワネットと踊ります。
ショーの一場面とはいえ、真風さんと芹香さんが恋人役になるという展開に多くのファンが魅了されました。
その時期に真風さんが芹香さんのことを「姫」と呼んでいたこともあり、とても可愛がっている様子でした。
芹香さんも真風さんにべったりで、見ている方がにやけてしまうくらいの仲の良さだったのです。
2019年のタカラヅカスペシャルでは、真風さんがレット・バトラー、芹香さんがスカーレット・オハラで出演する場面もありました。
お二人が男役と娘役で出演することはデリシューが初めてではないので、二人の男役・娘役の並びがまた見られた嬉しいショーとなりました。
真風さんは男役の中でも特に男らしい魅力をお持ちなので、同じ男役の芹香さんもメロメロになってしまうのかもしれませんね。
そんな真風さんは相手役の潤花さんだけではなく、芹香さんのことを包み込んでいるようにも思います。
芹香さんも真風さんの前だと天真爛漫で可愛らしい魅力が発揮されています。
真風さんと一緒にいるときの芹香さんに注目してみると、新たな魅力を発見できるかもしれません。
包容力の真風さん。
天真爛漫な芹香さん。
まるで、トップ男役と娘役コンビのような仲の良さもあったりするのです。
舞台の姿以外を見るときは、そんな二人の仲の良さに癒されてもいいかもしれませんね。
真風さんと芹香さんが一緒に出ている作品をチェックしよう！
実はこうして記事を書く前から、真風さんと芹香さんの組み合わせは大人気だったりします！
キャトルレーヴで真風さんと芹香さんが二人で写っている写真が販売されると高確率で早めに売り切れてしまいます…。
以前、発売日に買うのを忘れてしまったことがありました。
オンラインで売り切れてしまい、店舗で探しても売り切れで、結局その写真は諦めざるを得ませんでした。
でもまかキキコンビが多くの人に愛されている証なので、残念と同時に嬉しい気持ちもありました。
『FLY WITH ME』や『HiGH&LOW －THE PREQUEL－』を控えた今、ますます高まりそうなまかキキ人気。
皆さんもチェックしてみてくださいね！
そして芹香さんのマリーアントワネット、真風さんのフェルゼンのように、二人の男役娘役の並びがまた見られることもひっそりと祈っております。
