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宝塚の贔屓の退団で100万円を使った話

宝塚歌劇についての雑記

あとから考えても「よくここまで使ったなぁ…」
と思います。

かと言って、退団には必ずこれだけの金額がかかるというわけではありませんし、

私の当時の環境もあっての金額なので、

今後、好きな方がご卒業される際のご参考にして頂ければなと思います。

また、コロナ禍前のお話になるので、今の状況であればかからない気もします。

今、宝塚に好きな人がいて、
後悔せず応援したい!という
あなたの準備に役立てば、

もしくは、「あったあった」と共感しつつ当時を思い出してくれたら嬉しいです。

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さて、まず当時、
当人の退団が発表された時、

私はその人のことを好きになったばかりでした。

劇場で見て、その後スカステの番組で
完全におちて、
そこからこの人の舞台は全部観に行くぞ、と
前傾姿勢になった途端の出来事でした。

もう大パニックすぎて、
仕事終わりの友人を呼び出し
飲みながら「いやだいやだ」を繰り返したのを
今でも覚えています…。

その方の名前を堂々と出すのは
少し恥ずかしいので、
今回Iさんと呼ばせていただくのですが、

その方は

・男役スターさん
・ファンクラブあり
・当時の組の中では上級生さん
・ポスターカレンダーが発売されている

という、今考えると

「来るべき時が来た」という
タイミングの発表だったかと思います。

ただ、発表されたファンは
どんなタイミングでもたまったものではありません。

こちらとしてはいつだって
舞台で輝いていて欲しいわけですから
卒業となれば

「最後の最後まで見届けたい!」

という気持ちがありますよね。

そこでまず、お金の分かれ道が
あります。

「どこまで見届けるか」です。

発表があった時から、
お金の算段は、スタートします。

大きく分けて、
退団までに使う費用は以下の通りかなと思います。

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退団までに使う費用

①席代
②交通費・宿泊費
③グッズ代
④美容代

詳しく説明すると

①席代

これはもちろん、大劇場で観劇する時に必ずかかる費用です。

1回でよければ、かなり安く済む部分でもあります。

席代は高くてもSS席で12,500円。
(当時は12,000円でした)

しかし、この舞台が最後となると
1回で済ますことなど到底できず…。

結果的に二桁以上は観劇に行きました。

同じく過去ご贔屓を見送った友人の中には
ほぼ全通(すべての日程を観に行く)の方も
いて、本当に最後の威力ってすごいと
改めて思いました。

私は、SS席からB席まで幅広く観に行き、
東京にも行ったので、
ここでかなりのお金を使いました。

まだ、この頃は宝塚初心者だったので、
チケットをとるために
友人たちにもたくさんご協力いただきました…。

おかげで、色んな角度から
Iさんを観ることができ
今でも感謝しています。

Iさんは本当に男役のお芝居に対して、
真摯に向き合ってらして、
細かな仕草にも手を抜かない、
そのストイックさが本当に好きでした。

②交通費・宿泊費

実はここが一番の盲点だったといっても
過言ではありません。

多分100万円いってしまった理由は
ここかなと思っています。

私は岡山県に住んでいて、
宝塚のある兵庫県とは
隣県です。

けれど、宝塚に1回でも行ったことがある方は
わかると思うのですが、

宝塚って、
行くのがちょっと面倒。

岡山からだと
新幹線なら新神戸から、乗り換え。
鈍行なら乗り換えがうまくいって3時間。
バスなら一旦梅田に行って、阪急で向かう。

私は車を持っていなかったので、
移動だけで、かなりの時間とお金がかかりました。

隣の県の私で、この煩わしさなので、
九州や東北などの遠方の方になると、
飛行機を駆使しても
大変な額になると思います。

正直、高速バスの中で
「このバス代でもう1本観れたな…」
なんて、意識朦朧としながら思ったりもしました…。

場合によっては帰れないので、
宿泊代もかかります。

なのでここでひとつ、
アドバイスができるとしたら

「ご贔屓ができたら、劇場近くにお引越し」は
断然アリだと思います。

劇場の近くでなくても、
宝塚大劇場なら阪急沿線であったり、

東京劇場でも公共交通機関で
1時間以内でいけるような場所に
住むとだいぶストレスフリーです。

人によって、
引っ越しが難しい方もいますし、
すぐすぐできることじゃありませんが、

「この交通費でもっと応援したかった…」

と、ずっと私は思っていたので、
頭の隅に置いておいてもらえるといいかなと思います。

ちなみに、私がこの時一番かかった交通ルートは

復路で、東京劇場で観劇し、
Iさんのお茶会に出席した後、

すぐさま大阪行きの高速バスに乗り、
朝方に新大阪に移動、

新幹線に乗って岡山に帰り、
通常通り仕事に出社したことです。

友人からは
「なんで次の日休まなかったん???」
と言われるのですが、

当時、派遣社員だった私は
時給制だったので、
休むと来月の給与に
ダイレクトに響いたんですね…。

結構お金が綱渡り状態だったので、
減らせなかったんです。

でも、今は体力的に
無理だなって感じてます…。

あの時の勢いが懐かしいです。

③グッズ代

これも、人によって
ピンキリにわかれるところだと思います。

宝塚のグッズといえば
舞台写真、CD・ブルーレイなどなど
キャトルレーヴで販売されているもの。

また、グッズとは少し違いますが、
スカイステージでは
特別番組が放映されたりもしますから
発表を機に入会したり、

非公式ファンクラブがあるなら、
そこのグッズ代もかかってきます。

トップさんの退団ともなれば
公式グッズも非公式グッズも
バンバン出てくるので、
本当に大変ですよね…。

そういったものを買わずに、
観劇に重きをおく方も
いらしたので、

ここも自分の心に
常に問いかけながら、
「いる?いらない?」を
考えていかないと
あっという間にお金が減ります。

私の場合、グッズ大好きなので、
発売されていた舞台写真等々は
ほぼ全買い。

Iさんのファンクラブには
結果的に入会しませんでしたが、
そこの会員さんから
お茶会のご紹介は頂けたので、

宝塚・東京のお茶会共に
ありったけの思いを込めて
お買い物をさせて頂きました。

それでも、あの時
買えなかったものもあり、
「やっぱり欲しかったな…」と
ふと思い出してしまう時もあります。

公式の写真やグッズもそうですが、
ファンクラブのグッズは
滅多なことでは出回らないので、
ぜひ、後悔のないお買い物をしてくださいね。

現在お茶会はどの組も
このコロナ禍で休止中ですが、
ファンクラブのグッズの販売は
通販にて再開しています。

もし、
「好きな人のファンクラブに
入っているの迷っている…」
ということがあれば、

個人的には、
入会して欲しいなと思います。

生徒さんを
よりたくさん応援できる
機会が増えますし、

グッズについても、
限定があったりするので、
「逃したくない!」と思われたら、
お手紙でお問い合わせしてみるのが
オススメです。

なお、私はお茶会の度に
諭吉さんを3人は連れていっては
綺麗になくなっていました。

④美容代

ここは①~③に比べれば、
少額にはなってくるのですが、
私の中では外せない部分だったので
いれました。

宝塚は、具体的にドレスコードが
あるわけではないので、
観るだけなら、シャツにジーンズでも
構いません。

ただ、私は
オシャレして行きたい派でした。

普段そんなに美容に
気を遣わないタイプだったので、

なおさら、宝塚に行く時は
気合をいれていました。

服やアクセを組カラーにしてみたり、
美容院に行って
髪型を整えたりしていました。

宝塚大劇場に行く時は
一番綺麗な自分でいたいって
思うんですよね。

贔屓が卒業ともなれば
「白服」の準備もあります。

白服は、ご存知の方も
多いとは思うのですが、

千秋楽の日に
ジェンヌさんが白い服を着て
劇場にはいっていくのに合わせて、

ファンクラブの方も
全身真っ白な服を着るという
伝統みたいなものです。

意外に真っ白な服って
手持ちで持ってることないので
必要であれば買うことになると思います。

また、お茶会、
そして、フェアウェル(千秋楽の日にあるお別れ会みたいなもの)
となると、普段着ではちょっと私の心が許せなかったので、
あわせてアクセから靴まで全部新調しました。

同席の方には
友人の披露宴に出席するようなドレスの方もいれば
オシャレな普段着の方もいらっしゃいました。
(特別こういうイベントにもドレスコードは
指定されない場合が多いように思います)

この④は
ジェンヌさんにお金をかけるというよりは、
自分にお金をかけることになるので、

節約できるかどうか、
一度自分の持ち物をチェックしてみたり、
レンタルでいけるか確認したりして、

やりくりしたお金を観劇やグッズに
回せるのがベストかなと思います。

当時の私は全く頭が回らなかったので、
要反省の部分です。

他にも、
ご飯代だったり、お花代プレゼント代とかかり、
あれよあれよと残高が減っていきました。

一番最初に見送ったジェンヌさんだったので、
その時はとにかくやれることは
なんでもしたくて、
生活をほぼ宝塚に向けていました。

その日々に全く後悔はないですし、
まだまだやれたんじゃないのかなって
思ったりもするのですが、

ただ、最後にひとつ言えるのは

貯金はしておいて、
本当に損はないなということです。

私は好きな人の姿なら
同じ舞台でも
何回見ても飽きないし、
観る度に新しい発見があります。

これを読んでいる方にも
そんなジェンヌさんが
いるんじゃないかなと思います。

いつか来る卒業の日に
精一杯応援できるように、
準備できることは
しておいた方が良いと思います。

もちろん今の観劇も
ものすごく大事ですが、

卒業の時の
贔屓の輝きって本当に
素晴らしいので、
何回も観たくなっちゃうんですよね。

卒業が発表されてからの日々は
当人たちにとっても、
ファンにとっても
かけがえのない時間です。

後悔のないように
応援するのが一番ですね!

最後まで読んで頂いて
ありがとうございました。