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有沙瞳さん輝かしい花道と池銀ガールの歴史

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池銀ガールって?

初めに、池銀ガールについて説明します。
宝塚で「○○ガール」と言えば、「VISAガール」が有名ですね。トップスター、特に花組トップスターを多く生み出した、三井住友VISAカードのイメージキャラクターです。
現在は永久輝せあさんが就任されています。

池銀ガールは、その娘役版ともいわれていました。
池田泉州銀行のイメージガールで、多くのトップ娘役さんを輩出しています。
大阪に本拠地を置く地方銀行なので、馴染みのない方も多いと思います。しかし「すみれの花定期預金」の銀行と言えば、宝塚ファンならピンとくるのでしょうか。

Wikipediaによると、歴代の池銀ガールは以下の通りです。
トップ娘役を務められた方には、その記載を加えました。

清月輝(1968.11 – 1970.10)
有花みゆ紀(1970.11 – 1975.10)
東千晃(1975.11 – 1982.3)雪組・星組トップ娘役
北原遥子(1982.4 – 1984.3)
神奈美帆(1984.4 – 1988.10)雪組トップ娘役
華陽子(1988.11 – 1993.3)
月影瞳(1993.4 – 2002.2)星組・雪組トップ娘役
陽月華(2002.3 – 2009.6)宙組トップ娘役
野々すみ花(2009.7 – 2012.6)宙組トップ娘役
伶美うらら(2012.7 – 2017.11)
有沙瞳(2017.11 – )

VISAガールほど強力ではありませんが、トップ娘役に近い存在であることは間違いありません。

怜美うららさんの花道

月影瞳さん以来、トップ娘役が続いていた池銀ガールですが、怜美さんはトップ娘役に就任されずに退団されました。
怜美さんもトップ娘役になりうる、充分な実力をお持ちの方でした。
スター渋滞の95期生でも、その気品と美貌は突出していたと思います。

別箱ヒロインを何作か務められた後、朝夏まなとさん、実咲凛音さんの宙組トップお披露目公演で、アムネリス役に抜擢されました。

初演では檀れいさんが、星組トップ娘役として演じられた役です。

その後、『バレンシアの熱い花』でトップスター朝夏さんの相手役として、全国ツアーに帯同。

そして退団公演では、トップ娘役不在の中でヒロインを務め、トップスター朝夏さんと同時に退団されました。

改めて怜美さんの宝塚での経歴を振り返りますと、まるで第二のトップ娘役のようなご活躍をされているのが分かります。

初演でトップ娘役が演じた役に抜擢されているのは、有紗さんと同じですね。

全国ツアーでトップスターの相手役を務めた怜美さんに、トップ娘役が全国ツアーに行っている間にトップスターの相手役を演じた有沙さん。

こちらも似たようなものを感じます。

全国ツアーに選ばれた作品が『バレンシアの熱い花』というところも、同じですね。

池銀ガールはやっぱり強い!

池田銀行は野々すみ花さんのイメージガール時代、2010年5月に泉州銀行と合併し、池田泉州銀行に生まれ変わりました。

池田泉州銀行になってからは、トップ娘役を輩出していないためスポンサーとして「弱くなった」というファンもいます。

しかし怜美さん、有紗さんの退団前の動きを見ると、劇団が丁寧に気を使った配役をしていることが分かります。

また有沙さんに関しては、就任当時から「トップ娘役は難しいのでは?」というような意見もあり、トップに固執するよりも長く続けてくれる人気、実力を伴った娘役さんにシフトしたのかな、という感じもします。

娘役トップさんの任期は、男役トップさんよりも短い傾向がありますから、宝塚の人事に振り回されることを嫌ったかもしれませんね。

次世代イメージガールは?

トップ娘役を務められた池銀ガールのお名前を見ますと、雪組、星組、宙組となります。

怜美さんは宙組で退団、有紗さんは星組で退団ですね。

星組なら筆者の推しである詩ちづるさん、宙組なら山吹ひばりさんに就任して欲しいかな、と思っています。

但し現状「トップ娘役になれない」というジンクスがチラ見えしますので、お名前を挙げるのはここまでにしたいと思います。

特に組縛りはなさそうなので、発表が楽しみですね。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。