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退団直前の春妃うららの集大成と鴛鴦歌合戦の役割

宝塚歌劇についての雑記

宝塚歌劇団花組公演、鴛鴦歌合戦の公演真っ最中の花組さんですが、今回の公演で花娘の春妃うららさんが退団されます。

一作前の公演で、華雅りりかさんが退団されて、上級生花娘が退団されて、花組の娘役さんが世代交代を迎えているなぁと感じたものです。

どの組にも言えますが、毎回集合日は何か発表があるのではないか!?と、ドキドキしますよね?

退団が発表された時に「あぁまた花組の生徒さんがいなくなってしまう」とさみしい気持ちになりました。

鴛鴦歌合戦で退団されるのは、春妃うららさんを入れて4名いらっしゃいますが、今回は春妃うららさんについてお話したいと思いますので、お付き合いくださいませ。

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春妃うららさん

初舞台は、2011年4月星組公演「めぐり会いは再び」です。

お誕生日は、2月15日。

愛称は、うらら•うー•ゆかり。

笑顔が可愛い、ピンクの似合う花組娘役です。

新人公演でヒロインに抜擢された経歴もありますが、ヒロイン抜擢後は何となぁく路線を外されていった感があります。

最近では、母親役や妻役などの大人の女性を演じることが多かったですよね。

上級生である証拠なのかなぁとも、感じたものです。

しかし、花組には欠かせない存在で、りりかちゃん(華雅りりかさん)が退団し、これからは上級生花娘として花組の娘役を引っ張っていくものだと思った人は多いのでは?

花組には永久輝せあさん、綺城ひか理さん、紅羽真希さんと、97期の同期生が3人います。

また、うららちゃんは初舞台後に花組に配属され、生粋の花娘です。

可愛い笑顔に、大人な女性まで演じ分けるうららちゃんは、花組には必要不可欠だと思っていただけに、今回の退団がとても寂しいです。

うららちゃんには、元雪組の娘役であるあんりちゃん(星乃あんりさん)の妹で、可愛い笑顔が姉妹でそっくりなんです。

姉妹でタカラジェンヌとか、なんて素敵な響きなんでしょうね。

うたかたの恋「ステファニー」

個人的に、直近の作品である「うたかたの恋」でうららちゃんが演じた、ステファニーがとても印象深く残っています。

うたかたの恋の、最後の舞踏会の場面で、夫であるルドルフに目の前で自分以外の女性とダンスをされるんですよね。

そして、踊り終わるとルドルフはマリーをその場に残して退室します。

残されたマリーに詰め寄るステファニーですが、ジャン(水美舞斗さん)に阻止されてそのまま踊らされます。

ジャンは、マリーに噛み付くくらいの苛立ちで歩み寄ろうとするステファニーを必死で阻止していましたよね。

この場面のステファニーの表情が、怒りの中にも夫に対する切ない思いが見え隠れしているのが伝わり、観ている自分まで泣きそうになりました。

そして、うららちゃんの演技はすごいなぁと感動したことを今でも覚えています。

この舞踏会の場面で、涙した人はきっとたくさんいると私は思っています。

卒業を控えて花娘として輝く

宝塚の生徒さんて、退団を決めると途端に「輝きが増す」と感じてしまうのは、私だけではないはずです。

男役さんは、「男役の集大成」としてギラギラの色気たっぷりの男を演じ増す。

娘役さんは、「宝塚の美」として可憐で華やかに輝いて見えます。

うららちゃんからも、同じようにキラキラと輝く花娘としての最後の決意が見えてきます。

今回の鴛鴦歌合戦でも、うららちゃんのお役は、永久輝さん演じる「峰沢丹波守」の正妻です。

そしてまた、夫は別の女性に気をとられてしまうんですよね…。

でも、夫に寄り添った白塗りのうららちゃんが可愛いので、ステファニーのような目にあうことはないのが救いですね。

まとめ

配属から退団までを花組で過ごしたうららちゃんは、生え抜きの花娘です。

可愛い笑顔に、大人な役までを演じるうららちゃんが大好きだなぁと、退団を控えて改めて感じます。

タカラジェンヌとして、花娘として、最後まで明るく楽しく宝塚人生を歩めることを祈っています。

花娘、春妃うららちゃんが大好きです。