【花組千秋楽】『蒼月抄』壇ノ浦に散った美しき平家終焉に涙した最高の日!

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ついに、2026年5月31日、花組東京宝塚劇場公演『蒼月抄(そうげつしょう)-平家終焉の契り-』とスパイシー・ショー『EL DESEO(エル・デセーオ)』が、大きな感動に包まれながら千秋楽を迎えました。今回は、劇場全体が震えたこの千秋楽の興奮を、独自の考察を交えてたっぷりと振り返っていきます!

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宿命に生きた平知盛。月の満ち欠けとシンクロする平家の滅亡に涙

お芝居の『蒼月抄』は、演出家・熊倉飛鳥先生の宝塚大劇場デビュー作。平家最後の総大将である平知盛(たいらのとももり)を主人公に、一門の栄枯盛衰をドラマチックに描いた傑作でした。

トップスターの永久輝せあ(ひとこ)さんが演じた知盛は、父・清盛の偉大すぎる影を背負い、不器用なまでに「平家の誇り」を貫く姿が本当に気高く、そして切なかったです。平家が滅亡に向かうにつれて、舞台美術の月が満月からだんだんと細い三日月へと欠けていく演出が、知盛の孤独や衰退していく一門の運命と重なり、胸が締め付けられました。

そして、知盛の妻・明子を演じたトップ娘役の星空美咲(みさき)ちゃん。物語の冒頭でいきなり「平家の没落」を予言するという難しい役どころでしたが、知盛への深く揺るぎない愛、そして最期に知盛から「平家の名を残すために生き延びてくれ」と思いを託されるシーンの涙の熱演は、観る者すべての涙腺を崩壊させました。トップコンビとしての絆がさらに深まったことを確信させる、最高のコンビネーションでしたね。

星組からの特出・極美慎がもたらした強烈な化学反応

今回の花組公演の大きな見どころであり、ファンの間でも大いに盛り上がったのが、星組から組み替えした極美慎(しん)くんの存在です。

極美くんは、刀こそが忠義と信じて突き進む武将・平教経(のりつね)を演じました。 花組の正統派男役スタイルの中で、星組仕込みの圧倒的な熱量と、パッと目を引く華やかなオーラ、そしてダイナミックな殺陣を披露し、作品に素晴らしいスパイスを加えてくれました。

冒頭のシーンでは、船頭として菅笠を深くかぶって登場。後から「えっ、あの船頭さん極美くんだったの!?」とファンを驚かせる一幕もありました。彼女の持つポテンシャルの高さと役幅の広さに、改めて脱帽です。

妖しさとパッションが炸裂!色気の洪水『EL DESEO』

第二部の指田珠子先生演出によるラテンショー『EL DESEO』は、お芝居のしっとりとした日本物から一転、客席を熱狂の渦に巻き込みました!

特に語り草になっているのが、開演直後に銀橋に登場する蘭の花“オルキデア”の場面。 聖乃あすか(ほのか)くん極美慎くん侑輝大弥くん希波らいとくんという、高身長で圧倒的な美貌を誇る4人の男役が、紫色のタイトなマーメードドレス(!)を身にまとって妖しく歌い踊る姿は、まさに眼福の一言。黒いレースの手袋を口元でゆっくりと外す仕草には、客席から悲鳴のようなため息が漏れていました。

中盤の危険な砂漠の場面では、ハンターに扮した永久輝さんが、猛禽の聖乃くん、蠍(さそり)の極美くんと命懸けで踊るパッショネイトなダンスバトルが炸裂。それぞれの男役の色気がこれでもかとぶつかり合い、まさに「欲望(EL DESEO)」を刺激される素晴らしいショーでした。

今回の千秋楽をもって、花組を支えてきた実力派の鈴美梛なつ紀さん湖春ひめ花さんの2名が宝塚を卒業されました。寂しさは尽きませんが、大階段を降りてくる彼女たちの晴れやかな笑顔は本当に美しく、新たな旅立ちを万雷の拍手で見送ることができて感無量です。

そして、今後の花組、そして出演したジェンヌさんたちの動向から目が離せません。

平家は壇ノ浦の海に沈みましたが、新生花組が魅せた「誇り高く生きる姿」は、私たちの心に永遠に蒼い満月として輝き続けることでしょう。素晴らしい公演を届けてくれた花組生の皆様、本当にお疲れ様でした!


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