宝塚歌劇団「制作発表会」の不思議

宝塚歌劇団では、公演によっては、時々「制作発表会」というものが行われます。

最近では、これから公演が行われる月組公演「I AM FROM AUSTRIA」の制作発表会が行われました。

・・・あれ？公演によって、制作発表が行われる公演と行われない公演があるよね。
それから、最近、宙組も星組もないよね・・・なんで？？？。

と思い、2018年、2019年の記者発表について調べてみました。

2018年

2018年と2019年で、制作発表を行った公演というのは、上の表でもわかるように、協賛企業がある公演のときは、記者会見が行われます。

『UCC』『三井住友VISAカード』『かんぽ生命』ですね。

ということで、イメージキャラクターとなっている雪組トップ望海風斗、花組トップ明日海りおの公演作品では、協賛になることが多いので、花組と雪組が記者会見が多くなりますね。

しかし、協賛企業がなくても記者会見を行った4つの作品についてはどうでしょうか？

花組「ポーの一族」
雪組「ひかりふる路（みち）」
月組「雨に唄えば」
花組「花より男子」

この4つに共通するものってなんでしょうか？

記者会見の出演者から見てみましょう。

ポーの一族
出演者（明日海りお・仙名彩世・柚香光）
小川理事長
小池修一郎（演出家）
萩尾望都氏（「ポーの一族」原作者）

ひかりふる路（みち）
出演者（望海風斗・真彩希帆）
小川理事長
フランクワイルドボーン氏（作曲家）
生田大和・野口幸作（演出家）

雨に唄えば
出演者（珠城りょう・美弥るりか）
小川理事長
中村一徳（演出家）

花より男子
出演者（柚香光・城妃美伶・優波慧・聖乃あすか・希波らいと）
小川理事長
野口幸作（演出家）

「ポーの一族」、「花より男子」については、コミックからの舞台化ということで、新規のファンを増やすためには、話題性もあり、記者会見をしたのでしょうか？

では、「ひかりふる路」と「雨に唄えば」は、なぜでしょうか？

上の記者会見をやらない作品との違いがわかりませんでした。

何れにしても、この2年間で、

花組・3回
月組・2回
雪組・4回
星組・0回
宙組・0回

記者会見を行うタイミングでいつも思うのが、出演するタカラジェンヌさんの負担です。

公演中の作品があるにも関わらず、次の作品の役のお化粧から衣装、歌、空気感を記者会見の中で見せなければいけない。

記者会見を拝見すると、とても驚かされます。
この忙しい公演スケジュールの中で、いつその空気感を身につけたのか・・・・・と。
特に一番忙しいトップとトップ娘役さんたちですから。

そう考えると、タカラジェンヌさんたちにとっては、記者会見ってとても大きな負担になるでしょう。

ということは、宝塚ファンである私は、全部の公演の記者会見を見たい〜！とは言わない方がいいですね。

記者会見では必ず出席される宝塚歌劇団の小川友次理事長。

私が必ずチェックしているのが、小川理事長のネクタイです。
ぜひ、ネクタイのカラーにご注目くださいね。