さて、昨日は花組トップの明日海りおさんと同時退団されるタカラジェンヌさんが発表されました。
今後、紅ゆずるさん、綺咲愛里さんの同時退団(添い遂げ退団)というトップスターの退団が続いてしまいます。
花組はトップスターの人事が発表されませんでしたし、こうやって焦らすときは意外な人事をしてくることが多い気がします。
ストレートに柚香光さんではなさそうな印象ですが、違うかしら?
最近多い、トップスターとトップ娘役の同時退団
紅ゆずるさんと綺咲愛里さんの前は、早霧せいなさんと咲妃みゆさんの同時退団を思い出します。
トップの退団発表から1日置いてからのトップ娘役発表が恒例となっていたのに、どちらも同時退団を同日に発表するという、今までにないパターンだったなと思います。
最近、この同時退団は多いですよね。
北翔海莉さんと妃海風さん、柚希礼音さんと夢咲ねねさん、星組はここのところ続いています。
早霧さんたちの前の壮一帆さんと愛加あゆさん、音月桂さんと舞羽美海さんも同時退団でした。
宙組でも、大空祐飛さんと野々すみ花さん、大和悠河さんと陽月華さん、貴城けいさんと紫城るいさん、和央ようかさんと花總まりさんとたくさんの同時退団があります。
当たり前のように同時退団が発表される昨今。
オールドファンとしては実は「最近多いなあ」という印象があるのです。
トップコンビが最初に添い遂げ退団したのっていつ?
実は、トップスターとトップ娘役が同時退団しだしたのはそれほど昔のことではありません。
トップスターという制度が確立する少し前は、同時退団する人はいませんでした。
ベルばら4強と言われる安奈淳さん・榛名由梨さん・鳳蘭さん・汀夏子さん、いずれもトップ娘役との同時退団ではありません。
それ以前ともなるとトップスターの退団公演は「サヨナラ公演」と銘打って1公演のショーが割かれることが多かったので、必然とトップ娘役は退団しないていで話が進んでいたように思います。
ちなみに、ベルばら4強の最初のベルサイユのばら、併演は「さよなら眞帆しぶき」でしたので、雪組トップスター・専科スターとして8年間にわたって君臨してきた眞帆しぶきさんの退団ショーを併演していたことになります。
ちなみに、眞帆さんとゴールデンコンビと言われていた加茂さくらさんは、それ以前に退団しており、それ以降の相手役は公演ごとに違っていたようです。
では、いったい「初めて」トップスターと寄り添って退団したトップ娘役は誰でしょうか?
大地真央&黒木瞳 初めての添い遂げ退団
それは、黒木瞳さんです。
今では女優さんとして大活躍されていますよね。
大地真央さんと連れ添って退団されました。
同時に二人でトップになって、同時に退団されるという、今ではよく見るパターンです。
この話には、嘘か真か「次のトップスターである剣幸さんが黒木さんを嫌がった」という噂が流れていますが、真実はどうであれ「同時退団」という道を開いたというのはいいことですよね。
ただしここ最近のように同時退団の方が多い、ということはなかったように思います。
ただファンとしては「このコンビが好き!」だった場合、同時退団はさみしい中にも喜びがあったりしますよね。
コンビ間の絆も最近は強まっているのだと思います。
でも実は、同時退団は宝塚の歴史の中ではごく最近起こるようになったことなんですね。
さて、花組でトップ娘役になったはいいけれども相手役がすぐに退団してしまう華優希さん。
次の相手役は誰か・・・本人が一番気になっているのではないでしょうか!?
ライター:水城稜