昨今、宝塚歌劇団を退団されたあとの活動にSNSが欠かせないツールとなり、多くの元ジェンヌが退団後SNSを開始するような時代になりましたね。
また、宝塚ファンも退団された寂しさと共にSNSの開始を心待ちにする様になってしました。
今まで個人の情報発信は禁止の宝塚の中にいたジェンヌさんのこれからの活動やプライベートが垣間見れるSNSはヅカファンにとってたまらない。
しか〜し!
そんな昨今、宝塚時代のお話しをされる方も多い。
とても楽しくそんな元ジェンヌさんのお話を聞ける場合とそうでないもあります。
なんで、今回、こんなにある元ジェンヌさんのYoutuburにモヤモヤしてしまうんでしょう。
なんでこんなにもやもやするのか?
これからなにを目指しているのかが、ファンに伝わっていない
何のためにその発信をしているのかが視聴者に伝わっていないのではないでしょうか。
「自分が目指すもの」というのが伝わっていない。
それが見えず、ただ、興味ある人が多いからと言って宝塚の事を話すのは、ただの「暴露」。
批判されても仕方ない。
昨日、七海ひろきさんのラジオで、美弥るりかさんとの対談を拝聴させていただきました。
自分がこれからどんなふうに生きていきたいか、何をやりたいか、恐らく不安はたくさんあるとは思いますが、それでも、一生懸命、これからのご自身の実現していきたいことを模索しながらも語ってくださいました。
元タカラジェンヌとしての品格が素晴らしかった。
下級生のうちに途中退団されると、やはりジェンヌとしての自覚も良さもわからなく辞めてしまったのかなと思わざるを得ない。
5、6年在籍したくらいではわからない宝塚のよさがあるんだと思う。
それならなおさら「宝塚とはこういうところ」という発言は避けてほしい。
上級生が守ってきたものを、宝塚の本来の姿を間違った形で視聴者さんにお届けして、誤解を与えることになる・・と。
現役の方のプライベートのお話しをしている
これは現役さん達への配慮もかけていると思います。
元タカラジェンヌでなくても、人として、目の前にいない人のことを公共の場で話すって、ないと思います。
宝塚と関係ない人が登場する
彼氏や旦那さんなど、もともと宝塚の事を知らない方が動画の中で登場しています。
しかも元タカラジェンヌをプロデュースするような力のない素人、単なる身内です。
宝塚ファンは、宝塚独特の世界観をとても大事にしています。
その世界観の中に興味本位で入り込んで、さらにその中で発言されると、その世界観が好きな人達はその世界観が壊される不安を感じるのです。
宝塚は夢を与える世界ですから、あえて隠している部分も沢山あります。
それは、夢の世界を楽しみにしているファンのために、必要なことで当たり前でしょう。
ディズニーランドのミッキーだって、中に汗だくの人が入っているなんて、みんな知ってるけど、
運営者側は、そんなことを絶対言わないでしょ。そうやって夢の世界を守り続けているんでしょ。
宝塚時代のお話しをされると、もちろん興味あるし見てしまいます。
しかし、そこへ、元宝塚でもなく、元宝塚ファンでもない方が登場して発言する内容は、
私達ファンが感じていることと全くかけ離れているのです。
私達宝塚ファンが思っていること、大事に思っていることを軽く扱われていたり、屈辱的に感じたりします。
元タカラジェンヌなら、私達宝塚ファンを大事に思っていくれていると信じていたものが、崩れていく感覚もあります。
再生回数が上がるたびに、多くの人がこれを見て、失望し、宝塚から離れていってしまうのではという不安も感じます。
宝塚歌劇の崩壊・・・。少し大げさかもしれませんが、誰もが目にする機会がどんどん増えていくYoutubeの世界で、たった一つの動画の影響力は、大きな組織をも壊していく威力があるということを、発信者もそして宝塚歌劇団の運営側も本当に気付いてほしい。
そんな気持ちです。
何でも好きなことをやってもいい時代なのかもしれない。
でもそんな世の中になっても、
お世話になった方々への恩義、ファンの方への感謝の気持ちを忘れないでね。