今回は『マドモアゼルモーツァルト』の観劇レポートをお届けします!
2021年10月10日、ついにミュージカル『マドモアゼルモーツァルト』の幕が開きました!
どれだけこの日を待ち望んだことか・・・・・・!
私が観劇したのは10月11日の昼公演。
うれしいことに、開演2日目でした。
さらに2階席の前方と、なかなか良い席。
目を皿のように見開いて、記憶と網膜に舞台を焼き付けてきましたよ!
すでにたくさんの明日海ファンが舞台の感想を発信しています。
が、ファンの1人として私も書かずにはいられません。
そんなわけで記事にしてみました。
これから観劇に行かれる方の参考になれば幸いです。
見どころその1:エリーザの可愛さは天下一品
明日海さんはモーツァルトの少女時代から没年までを1人で演じます。
はたしてどのように少女エリーザになりきるのか?
非常に気になっていました。
舞台に登場したエリーザは、天真爛漫な少女でした。
それはもう愛くるしい女の子で、彼女が登場した瞬間に空気が変わりましたね。
思わず「子役いたかな?」と首を傾げたほど、役が板についていました。
声のトーンを絶妙に変えたり、子どもらしい振る舞いをしたりと、さまざまな工夫が。
さすが明日海さん。思わず舌を巻きました。
後ほど登場する青年時代のモーツァルトと同一人物とは思えず。
見どころその2:男役時代をほうふつとさせる演技
明日海さんの最大の魅力は、中性的な雰囲気を漂わせる佇まい。
『ポーの一族』のエドガーのような、性別があいまいな役が似合います。
そもそも『マドモアゼルモーツァルト』は、モーツァルトが女だったという設定。
元男役の明日海さんにピッタリです。
他の役者とは違う経歴と魅力を持つ彼女だからこそモーツァルト役を演じられるのでしょう。
トップスターだったときの姿が脳裏によみがえりました。
いうまでもなく、宝塚歌劇団では女性が男性役を演じます。
宝塚を知らない人からすると、摩訶不思議な世界かもしれません。
ヅカファンにとっては当たり前ですが。
宝塚の舞台を知っている人なら、違和感なく楽しめること間違いなし。
見どころその3:はなちゃんの歌声が素晴らしい
冒頭のシーンにて、はなちゃんがテーマソングを歌います。
これがもう上手でした。
会場に響き渡るコンスタンツェの歌声。
つかみは最高ですね。
宝塚時代の彼女は「芝居に長けた娘役」という印象。
歌唱力にはあまり注目していませんでした。
しかし、そのイメージが180度回転。
コンスタンツェは“悪妻”として有名な人物。
しかし『マドモアゼルモーツァルト』では、運命に翻弄されつつも力強く生きる芯の強い女性像に
なっていると感じました。
悪妻どころが、優しくて純粋でけなげ。
演出の妙ですね。
みどころその4:宝塚OGだからこそできる演技
宝塚の舞台と一般の舞台では、やはり求められる要素が異なります。
それは致し方ないこと。
『マドモアゼルモーツァルト』では、トップスター時代にはお目にかかれなかった明日海さんが満載。
たとえば、平方元基さん演じるサリエリにお姫様だっこされるモーツァルト。
おそらくあのシーンに魅了されるファンは多数いるはず。
以前は娘役をお姫様抱っこする側でしたからね。
あまりにも新鮮すぎて、強烈に記憶に残っています。
ちなみにモーツァルトがコンスタンツェを抱きかかえてベッドに運ぶシーンもありました。
はなちゃんは、妻という役柄もあり、モーツァルトと対等な関係でお芝居しています。
上級生の元相手役と組むのは緊張するはずですが、自然体でのびのびと演じているように見受けられました。
心の底から演技が楽しい。
そんな感じが伝わってきてよかったですね。
まとめ
今回は『マドモアゼルモーツァルト』の観劇レポートをお届けしました。
なるべくネタバレにならないようにしたつもりです。
これから観劇される方、どうぞ楽しんでください!
最後はカーテンコールでおなじみの明日海さんの言葉で締めましょう。
皆さま、どうか健康で生きてゆかれてくださいね。