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ここがすごいぞ!タカラジェンヌ!②

宝塚歌劇を楽しもう

先日宝塚歌劇団の「ここがすごいぞ!タカラジェンヌ①」を書かせていただきましたが、まだまだたくさんあるので、今回は第二弾を書いてみたいと思います。

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お化粧を教わるのはたった1回だけ

いつも素敵なタカラジェンヌさん。

舞台上でのお化粧はもちろん、出待ちの時や、お茶会に行って間近で拝見するたびに本当に素敵にお化粧をされています。

このお化粧、いったいどなたに教わっているのかしら?
舞台化粧は、だれにお化粧してもらっているの?

と思われる方も大勢いらっしゃると思います。

ところが、お化粧を正式に教わるのは、たった1回だけ。

宝塚音楽学校の本科生の最後に、初舞台に立つ組が決まった後に、その組のタカラジェンヌさんが来て、舞台化粧の講習を行ってくださるそうです。

お化粧に関しては、たったその1回きり。

ということは、普段のお化粧も舞台のお化粧も全て自分で研究して、自分でやっているのです。

舞台の上では、和モノから洋物まで様々なジャンルの演目に合わせて自分で、試行錯誤して研究。

時々、上級生や演出家さんから、指導、ダメ出しが入り、又、研究する。

どんどん自分の顔と向き合うことで、自分の魅せ方がわかってくるのだそうです。

だから皆さん、普段のお化粧でも、あんなにお綺麗なのです。

もちろん、舞台上のお化粧も全て自分でやっています。

一回の公演の中で、白塗りから黒塗りに変わったりするし、衣装替えのスピードも驚かされますが、お化粧もすごいスピードで変えているのです。

髪型、アクセサリーは自分で考えて自分で作る

衣装の豪華さと共に、驚くのが、それに合わせた華やかな髪型やアクセサリー、髪飾り。

実はその髪型やアクセサリーは、全部自分で考えて、自分たちで作っています。

特に娘役さんの髪型の複雑さやアクセサリーの量も考えると、大変そう。

忙しいお稽古や本番の合間をぬって、いつ作っているんだろうとびっくりしますね。

結構、宝塚OGさんの方でも退団された後、アクセサリーショップをオープンされる方もいらっしゃるくらい、アクセサリーを作成する腕は退団することにはプロ級のレベル。

髪型もお化粧と同じで、和モノから洋物まで様々な凝った髪型をヘアメイクさんに頼まずご自身でできるのですから、本当、びっくりですよね。

ファンレターのお返事は自分で書く

タカラジェンヌさんになるとたくさんのファンレターが届くようになりますが、そのお返事や一つの公演が終わった後のお礼のお手紙は、タカラジェンヌさんがご自身で書かれています。

・・・当たり前??と思われる方も多いかと思いますが、とにかく公演日程のカレンダーを見てみると、大忙しのタカラジェンヌさん。

いったい、いつ、そんなお手紙を書く時間があるの???と驚かされます。

上級生さんになると、ファンが沢山増えて、ファンクラブのスタッフさんが代わりにやってくださっているジェンヌさんも多いかと思いますが、ファンクラブがないジェンヌさんたちからは、自分でファンレターのお返事が届きます。

これもタカラジェンヌさんにファンレターを書く楽しみでもあります。

そして、なんだか、まだまだ宝塚歌劇は、「お手紙の文化」がちゃんと根付いているんだな〜と、そういうところも宝塚の魅力です。

あんなに、豪華でキラキラして世界の宝塚歌劇。

その裏では、タカラジェンヌさんたちが日々、誰かにやってもらっているのではなく、全部自分でできる力をつけるすごい世界なんだな〜と思いませんか?

お芝居、ダンス、歌だけでなく、お化粧、髪型、アクセサリーも自作で、その上、お手紙も書く・・しかもあんなにハードスケジュールの中で。すごいですよね〜。

・・・ということで、今回は、「ここはすごいぞ!タカラジェンヌ②」をお届けしました。