宝塚歌劇団月組の博多座公演「川霧の橋」のポスタービジュアルが発表されましたね。
青天の月城かなとさんと白塗りの海乃美月さん。
そのお2人の姿だけでまるで芸術品のような美しさでもうそれだけで物語が完成されているようでしたよね…。
が、気になったのはそのお隣にあるズラーッと並ぶ出演者の皆さんのお名前。
上から順に光月るうさん、夏月都さん、鳳月杏さん…って「月」多すぎない?!
「月」のついた芸名
月城さんと海乃さんの双方のお名前に「月」が入っていることから、トップ発表時は月月トップとも呼ばれていましたがまさかこのお2人の他にこんなにも「月」入りのお名前の方が月組におられたとは…。
毎年発刊されるヅカオタの教科書である「おとめ」を見返していると意外と同じ漢字を取り入れられている方が多いことに驚きますよね。
全組となるとかなりの人数になってしまいますので、今回は月組の皆さんのお名前について触れていきたいと思います。
まず「月」がお名前に入っている方ですが、先程あげた5名の他に8月16日付けで専科へと異動となる輝月ゆうまさん、104期の月乃だい亜さんの計7名。
月組さんがから圧倒的に多いのでは?と思い調べてみたところ、花組6名・雪組6名・星組3名・宙組2名と圧倒的ではないものの1番多くはありました。
ちなみに107期生の中には絢月晴斗さんと瞳月りくさんとお2人おられるので、この方々がどの組に配属されるかによってまたバランスが変わってきます。
「海」のつく芸名
さて、お次は海乃さんのお名前にある「海」。
上級生さんからご紹介するとどんな役を演じられてもはまり役な芸達者千海華蘭さん、お茶目なおじさまが似合う春海ゆうさん、104期の美海そらさんの4名でした。
こちらも他の組の人数だけご紹介いたしますと花組2名・雪組4名・星組1名・宙組2名でした。
「海」に限らず「風」「波」「水」のような自然を意味する漢字や「花」「星」のように組の文字をそのままに使われている方、そして「音」「詩」「舞」等の芸術を連想させるような文字を選ばれている方もおられ個性がそれぞれ光っていました。
宝塚では愛称が割とご本名から由来しているものが多くありますが、それとは別にやはりジェンヌさんとしてお名前はご本人やご家族・周りの多くの方々の想いのこもった大切なもの。
その昔は百人一首からお名前を取る方も多くおられたようですが、ここ最近はそこに囚われず各々で付けられているご様子。
過去に星組トップ娘役の舞空瞳さんが舞空美瞳(まいそら みみ)さんとして初舞台を踏むも元雪組トップ娘役である舞羽美海(まいはね みみ)さんとあまりに酷似されているためかその後現在のお名前に改名されたことから歴代の方や現役の方と同じお名前になることはNGとされているよう。
しかし「尊敬する方から1字いただきました」とあるように、かつてご贔屓さんであった方から1字いただいてお名前をつけられている方が多いのも事実。
改めておとめを見返してみると「もしかしてこの方はあのお方のファンだったのでは…?」なんという新たな発見もございますので、是非チェックされてみてくださいね!