宝塚歌劇団特有の制度としてよくTV等で特集を組まれる「会」。
ファンクラブではなく会と呼ぶのは宝塚ならではですのね。
会はあくまでも劇団公式ではなくタカラジェンヌご本人公認というだけの組織になるため、非営利且つその活動は謎に包まれています。
けれどもいくら会の代表さんやスタッフさんが非営利で動いてくださっているとはいえ、組織を運営していくためにはある程度の資金は必要不可欠。
その資金はもちろんご本人やご実家、そして応援してくださるお客様からのご支援はもちろんのことではありますが、一般会員も関係してくる部分があります。
それがお花代。
お花代について
会によって名称は異なるかもしれませんが、宝塚以外の一般的な舞台で言う手数料のようなものだと思っていただいて大丈夫かと思います。
会に入っていると原則チケットは「会」から購入します。
先程も申し上げましたが、会は非営利団体なためチケット購入の際に手数料等は取りません。
普通にプレイガイドから購入するとよくわからない手数料だったり発券料金だったりがかかったりして如何ともし難い気持ちになったりしますよね。
それがないというだけでかなりのストレスフリーではあります。
が、だからと言ってチケット代ちょうどをお支払いするというのは迷惑行為とまでは言いませんがハッキリ言って「会」にとっては失礼な行為にあたります。
「会」は非営利団体とは言え、チケットをお渡しする時に使うチケット封筒や中に入っているメッセージカードやシール、そして公演後に送られてくるお礼状は少なくとも作成するのにお金がかかってしまいます。
ただのチケット受け渡しとは違い、「会」からのチケット受け取りとなるとチケット以外にも様々なお気遣いが見受けられますよね。
更には公演ごとにイベントが敢行され、オリジナルグッズやお土産をくださることもあります。
その全ては「会」から出されているわけです。
もちろん入会する際に入会費や年会費をお支払いはしていますが、公演時以外にも会報やお知らせが送られてきたりもしますし「会」の運営は何かと物入りです。
そんな時に役に立つのが会員からのお花代なわけです。
このご時世お茶会やお茶飲みもなく、公演も中止に延期にととにかく会の運営には厳しいことだらけ…。
せっかくチケット封筒やグッズを作成しても陽の目を見ずに…なんてことも。
私達にできることは応援やお手紙を送るという意思表示はもちろんですが、「会」に所属されている方はお花代という手もあります。
会員からだけでなく、会員のご友人からお取次をしてもらうこともありますよね。
そんな時もチケット代きっちりをお渡しするのではなく、お心遣いとして「お花代」もつけることをお忘れなきよう!