2022年4月、宝塚音楽学校・第110期生の入学式がありました。
今年は692名が受験し、その狭き門を突破した40名。
受験生の数だけ宝塚歌劇に対する想い、笑顔と涙があり、未来のタカラジェンヌたちの想像を絶する努力に胸を打たれますよね。
合格発表の時期になるとテレビでも特集されていたり、宝塚歌劇をあまり知らなかったという方に知ってもらえる機会になっています。
密着取材で注目された人や、2世代ジェンヌ、姉妹ジェンヌ、舞台経験者…実は宝塚音楽学校在学中から注目されている方って結構多いんです。
今回は在団者に絞ってご紹介していきましょう!
―花組―
聖乃あすかさん(100期)
入学前にはモデル活動をしていたということで話題になりました。
世界は違えどモデル活動も表現力が必要かと思いますので、ほのかちゃんが醸し出す優しくも麗しい雰囲気は当時の経験から来るものもあるのかもしれませんね。
美里玲菜さん(104期)
元星組トップ娘役・綺咲愛里さん(96期)の妹さんです。
偶然にも104期生の初舞台公演は星組「ANOTHER WORLD/Killer Rouge」(2018)でした。
姉妹が同じ組に配属されるということはなく、偶然でも同じ舞台に立てるというのはとても稀なことなのでご本人たちとしても、私たちファンにとっても貴重な公演でした♪
星空美咲さん(105期)
音楽学校時代から元月組トップ娘役・愛希れいかさんにそっくりだということで話題になっていた美咲ちゃん。
驚いたことに宝塚を受験するまでは歌もダンスも経験がなかったとか。
休日は劇団お稽古に通ったりとスキルを磨いているそうです。
てっきり経験者なのだとばかり思っていたので元々のポテンシャルが高いのでしょうね。
最初こそ愛希さんに似ているから…という目線で注目されていた彼女ですが、別箱ヒロインなどを経験し実力が味方しています。これからも路線娘役として花組を引っ張って行ってほしいですね!
―月組―
暁千星さん(98期)
お父さまは元プロ野球選手の山内和宏さんです。
有名人の二世となるとあれこれ言われてしまう世界でもありますが、音楽学校には一発入学&首席と素晴らしい実力をすでに発揮されていました。
風間柚乃さん(100期生)
お父さまはプロゴルファーの小達敏昭さん、ご親戚に夏目雅子さんがいらっしゃいます。
幼い頃から運動神経抜群だったというおだちん。
安定のダンス力だけでなく、演技力は月組随一。劇場全てを引き込む魅力の持ち主です。
蘭世惠翔さん(102期)
お母さまは実業家の君島十和子さんです。
音楽学校の合格発表の際にはご家族そろって喜んでいらっしゃる様子のお写真が撮られていましたね。
男役から娘役へ転向して約2年半が過ぎましたが、すっかり娘役の印象が出来上がりました。
更なるご活躍に期待です!
―星組―
礼真琴さん(95期)
お父さまは元サッカー選手の浅野哲也さんです。
入団前には子役として活動されていたこともあるそうです。
首席として同期生だけでなく予科生もとりまとめ、「こっちゃんは何でも出来る」とみなさん口を揃えてお話しされています。
こっちゃん伝説はこの頃から始まっていたようですね。ですが、「挨拶が小さい!」と言うところを「挨拶しんさい!」と言ってしまったりとちょっと抜けたエピソードもあったりして、完璧だけれどでも愛らしい一面もあるところがこっちゃんがみんなに慕われる所以なのかもしれませんね。
稀惺かずとさん(105期)
お父さまはスポーツキャスターの松岡修造さんです。
松岡修造さんのご息女ということで合格発表時にはとても話題になりましたが、なんといってもその家系の凄さ!
小林一三先生の玄孫であり、ご親族にも宝塚OGが大勢いらっしゃるという宝塚歌劇の世界の中で生まれたような方。
コネなのでは…なんて噂が出ていた時期もありましたが、「婆娑羅の玄孫」では大抜擢といえる役どころで、しっかり爪痕を残していました。
どんどん実力を身に付けて噂なんて吹き飛ばしてほしいですね。応援しています!
―宙組―
芹香斗亜さん(93期)
お母さまは宝塚OGの白川亜樹さん、お父さまは元プロ野球選手の山沖之彦さんという華麗なる一族。
しかし、その生まれから周囲の人々に「あなたも宝塚を受けるのでしょう」と言われることが嫌になり、お母さまに連れられて幼い頃から観ていた宝塚から離れた時期もあったそうです。
その後、お友達に誘われて観劇した公演で再び劇場通いを始め、宝塚受験を決意し、一発合格。
幼い頃からご家族の影響があったことも大きいと思いますが、お友達に誘われていなかったらキキちゃんが今こうして宝塚の舞台に立っていることはなかったかもしれない…と思うと、そのお友達には心からの感謝を伝えたいです…!!
いかがでしたか。
タカラジェンヌという有限の夢。一人ひとりの生徒さんたちの輝く未来に幸あれ!