宝塚歌劇団の絶対的王者、組の頂点であるトップスター。
誰が見てもうっとりする程カッコよく、圧倒的な存在感。
そんな皆さんにも、舞台の隅で努力を積んできた若手の頃がありました。
今回は5組の現トップスター達の若手時代の印象と現在とのギャップ度を語っていきたいと思います。
花組 柚香光さん
現在とのギャップ度 ☆☆☆
初めて柚香さんを認識したのは、確か「愛と革命の歌/Mr.SWING」でした。
お芝居で柚香さんは、黒い天使を演じられており、人外の役であることから衣装、化粧などもかなり独創的で舞台に出てくるたびにかなり目を奪われました。
そこからスカイステージでのコーナーなどでオフの姿を初めて見た印象としては
「若い‼︎元気‼︎やんちゃそう‼︎」という、彫刻のようなお顔とは180度違うイメージにびっくりしました。
「唐揚げが大好き」などという普段の姿に、かなりキュンと来ました。
今でももちろん食へのこだわりは強そうですし、そういった意味ではイメージはあまり変わらないですが、舞台に対する誠実さがすごく感じられますし本当に立派なトップさんになられたなと思います。
月組 月城かなとさん
現在とのギャップ度 ☆☆☆☆
月城さんを初めて認識したのは、確か「SHALL WE DANCE」の新人公演初主演が決まった頃。
下級生にこんなにロイヤルな美人がいるんだ‼︎逸材すぎる‼︎と、お顔の美しさにまずはびっくりしました。
そして同公演のカフェブレイクで初出演した際に“動いて喋る月城さん“を初めて見たのですが、「おしとやか、話し方がかなり丁寧、真面目」といった印象を抱きました。
正直、今のように「ひょうきん、ボソッと面白いことを言う」少し陽気なイメージが全くなく“THE 優等生“かと思っていたので、上級生になってきた頃からナウオンやスカステの番組などで愉快にみなさんとお話ししている姿がかなり愛おしいです。
雪組 彩風咲奈さん
現在とのギャップ度 ☆☆☆☆☆
彩風さんは、下級生時代は一期上の彩凪さんと「彩彩」としてニコイチのイメージが強かっですし、昔から抜擢続きで常に上級生の輪にポツンと入れられている感があったので、割と中堅あたりくらいまでは「肌が白くて、ぽわぽわしている、かわいい咲ちゃん」といった印象でした。
やはり、「るろうに剣心」の斎藤一で一皮剥け、「ひかりふる路」のダントンで完全に殻を破ったなと思います。
そこからの彩風さんは本当に役の幅も広がり、普段のイメージもアンニュイで三白眼が色っぽくて、彩風さんのスタイルだからこそ着こなせるファッションセンスが魅力的的だったり、本当にカッコよくなったなあと感じます。
星組 礼真琴さん
現在とのギャップ度 ☆
礼さんのイメージは、びっくりするほど下級生の頃と変わりないです。
5組のトップの中でもダントツ、初見のイメージのまま本人がキャラ変せず、素敵なトップさんになったなと感じます。
やはり、下級生時代からずっと組替えすることなく、星組で育ってきたからでしょうか。
昔から礼さんは、歌、踊り、本当になんでもできたイメージで、それもそつなくこなすというよりかは頑張り屋さんの面が伝わってきたので、“努力家なんだなあ“と思っておりました。
そのイメージは変わらず、礼さんにぴったりの舞空さんというとびっきりキュートな娘役を相手役に迎え、今の礼さんは本当に無敵のように感じます。
宙組 真風涼帆さん
現在とのギャップ度 ☆☆☆
真風さんのビジュアルは正直、下級生の頃から既に仕上がっておりました。
高身長で、お顔の系統も大人っぽいので、真風さんのことをよく知るまではクールな子なのかなとか、ミステリアスっぽいなと感じていましたが、にこやかにマイナスイオンを出すかのようにふわふわとお話しされる姿を見て、ギャップ~っと思いました。
また、柚希さんや、紅さんにも、特に可愛がられていたイメージでした。
そんな真風さんですが、学年が上がっていくにつれ、衣装の補正がピカイチに上手くなられたと思います。
というのも、真風さんは高身長ですが、体格自体が大柄な訳ではなく華奢な方なので肩幅なども実はあまりないのです。
下級生時代は、そのあたりの補正に苦労しているように感じましたが、今や‘’自前の肩‘’のようにどんな衣装でも着こなしている姿を見ると、本当に惚れ惚れします。
以上、現トップスター5人の初見のイメージと、現在の印象との移り変わりについてでした。
これからも5人が頂点として、作り出される作品に大注目です。