先日、宝塚歌劇団月組の退団者が発表されました。
公式サイトによると、『応天の門』で退団される皆様は、以下の通りです。
月組『応天の門』での退団者
・光月 るう さん
・千海 華蘭 さん
・朝霧 真 さん
・清華 蘭 さん
・結愛 かれん さん
・花時 舞香 さん
もうお1人、107期の朝雪薫さんが12月17日付で退団されました。
退団者発表は、宝塚ファンとして毎回ショックを受けずにはいられません。
特に今回の人数の多さには、一方ならぬ衝撃を受けた方も多いのではないでしょうか。
組長である88期の光月さん、91期の千海さんの退団で、上級生の層がぐっと薄くなってしまいます。
月組の組長人事はどうなるのか?
2番手スター、鳳月杏さんに対する影響は?
今回はその考察を書かせていただきます。
あくまで個人の意見ですので、ご理解のある方だけお付き合いください。
最後までお読みいただけたら、幸いです。
月組組長は、任期が短すぎる!
正直、「また月組の組長が変るの?」と思った方も多いのではないでしょうか。。
組長も副組長も、安定しないですよね。
組のかなめである組長、副組長がコロコロ変わってしまうと、組子さんたちも落ち着かないのではないかと、心配になります。
光月さんは、なんとなく長いような印象を受けていただけに、残念です。
光月さんは2018年5月に副組長に就任し、前組長の憧花ゆりのさんの退団に伴い、同年11月に組長へと繰り上がりました。
憧花さんも副組長からの繰り上がりで、組長に就任された方です。
まさかの鳳月副組長誕生!?
では現在の副組長、91期の白雪さち花さんが組長に繰り上がるとするなら、次の副組長はどうなるのでしょう?
年功序列で考えた場合、92期の千海さんが退団されるので、残る92期の鳳月杏さんが副組長ということになってしまいます。
2番手の鳳月さんが副組長を兼任されるのは、あまりに大変すぎますね。
過去にはトップスターと組長を兼任された方もいるのですが、今の劇団がその重責を鳳月さんに背負わせることはない気がします。
そもそもトップスターより2番手の方が上の立場になるって、変ですよね。
落下傘組長の可能性は?
白雪さんが組長に上がるのが順当な気もしますが、91期生でまだお若いのが気になるところです。
最近、組長、副組長の若返りが図られているとはいっても、トップスターにも意見できる立場の組長です。
トップスターと学年が離れているのが、理想です。
ましてや92期の鳳月さんがトップスターになる可能性を考えると、1期違いは厳しいような気がします。
そこで考えられるのが、専科からの落下傘です。
10年間の長きにわたる組長経験者であり、月組出身の高翔みず希さんが来てくださったら、心強いのではないでしょうか?
花組で副組長を経験された悠真倫さんを推される声も多いですが、個人的には高翔さんの確率の方が高い気がします。
あくまで推測ですが、今年2月に専科に移動されたのは、この人事ありきだったのではないでしょうか。
高翔さんならしっかりと組を締めてくれそうですし、高学年が少なくなる穴をしっかりと埋めてくれそうです。
同期コンビもあり?
もう一人可能性があるのが、紫門ゆりやさんです。
月組一筋で、昨年8月に専科に移動されました。
今の月組の空気もよくご存じですし、なにより現在のウリである「芝居の月組」にピッタリくる方です。
白雪さんとは同期なので、副組長経験のある白雪さんが組長、紫門さんが副組長という同期コンビになれば、学年が若くても安心できる気がします。
誰になるかで、鳳月さんの未来が見える?
高翔さんは76期、悠真さんは81期です。
どちらかが組長に就任された場合、鳳月さんがトップに就任される可能性は高いと思います。
しかし白雪さん、紫門さんは鳳月さんの1期上です。
このお2人がコンビで組長、副組長を担われる場合、あまりに学年が近く、鳳月さんのトップ就任が難しくなる気もします。
鳳月さんのトップ就任ありきなら、もう少し上の学年の方を移動させるでしょう。
以前なら、長く2番手を務めた方の、いわゆる「2番手切り」はありえませんでした。
しかし小川元理事の「トップスター以外の2番手、3番手で劇団に貢献した人や、ダンスや歌などで素質を持った演者のセカンドステージをサポートしたい」という発言もあり、これからは2番手退団も多くなる可能性があります。
もちろん鳳月さんのトップ姿を見るのが、多くの宝塚ファンの願いのはず。
今はどなたが組長になるのか、静かに発表を待ちたいと思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。