宝塚大劇場の入口を通るといちめんに広がる赤色の世界。
赤い絨毯を歩き、演目を意識した花飾りをみて、ピアノの演奏を聞きながら、チケットを握りしめ座席に向かう瞬間は本当にワクワクします。
現実から離れて、煌びやかな世界を堪能するためには、守るべき「マナー」があると思いますので、今回は「宝塚観劇のマナー」についてお話ししたいと思います。
実際に体験したマナー違反を含め、少し辛口でお伝えしていきますので、ご了承ください。
観劇マナー
宝塚の世界を存分に楽しむために、スマホの電源は必ず切りましょう。
実際、スマホの着信音が公演中に鳴って興覚めした記憶があります。
(想像してみてください)
あなたは今「エリザベート」を観劇中です。
皇帝フランツがエリザベートの希望を叶えるために鏡の間へ行き、その思いを聞いたエリザベートが出てくる瞬間。
真っ白なドレスで鏡の扉が開いてきました。
その瞬間…
「スマホの着信音~♪」
もう、興覚めですよね…。
誰もが、あのきらびやかな世界観を楽しみに劇場に来ています。
開演前に、必ず電源を切って、楽しく観劇しましょう。
公演中に気をつけること
お伝えしたいことは、3つあります。
①まずはじめに「背もたれにしっかり背中をつけて観劇しましょう」
開演前に、劇場スタッフさんからの注意喚起のひとつです。
これ、守らなかったら後ろの席の人の視界の妨げになるんです。
せっかくご贔屓様が舞台前や、銀橋に出てきても、見えるのは前列の人の「頭」です。
前のめりになって舞台を見ている本人は何にも邪魔されず舞台がきれいにみえますが、
その後ろにいる人にはその行為が迷惑にあたります。
劇場の座席は、前後の頭が重ならないように作られています。
舞台がみえやすい座席にと、工夫されているので前かがみにならず、しっかり背もたれに背中をつけての観劇をこころがけましょうね。
②次は「講演中の会話」
公演中にしゃべる人いるの?って思いました?
こそこそ話しは、耳に入ってくるものです。
一緒に観劇に来た人がいても、公演中の会話は厳禁です。
③最後は「スマホの明かり」
時々いらっしゃいます。
公演中に、ぽわんとスマホのディスプレイが光ること。
舞台に集中しているはずなんですが、あの明るい光って目に入ってくるんですよね。
講演中は、時間を忘れて宝塚の世界を堪能しましょうね。
幕間中
「〇〇さん素敵だったね」「あの場面感動したね」など、今みた内容を話したくなります。
ほとんどの方が、幕間中にお手洗いに並ぶと思います。
並んでいるときの会話は、よく聞こえるんですよね。
時々、よくない会話を耳にすることがあります。
批評をするなということではないのですが、その会話にあるジェンヌさんを好きな方もいらっしゃるので、幕間中の会話も不愉快な気持ちにさせないような会話を心がけたいものですね。
まとめ
- 観劇マナーを守って、楽しく観劇しましょう
- 公演中にも守るマナーがあるので、周りの方に迷惑がかからないようにしましょう
- 前のめり観劇は後方の人の迷惑になるので、背もたれにしっかり背中をつけよう
- スマホのディスプレイの明かりは、思っている以上に周りに迷惑がかかる
- 公演中の会話は控えよう
- 幕間中も、批評を避けて誰が聞いても不愉快じゃない会話を心がけよう
宝塚が好き、花組が好き、〇〇さんが好き、などたくさんの「好き」が溢れている宝塚歌劇。
誰もが、あの素敵な空間を楽しめるように、観劇マナーをしっかり守りましょう。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。