2018年5月27日 星組「『ANOTHER WORLD』を観劇しに行ってきました。
宝塚音楽学校のすみれ募金
この日は毎年恒例の宝塚音楽学校のすみれ募金。ちょっと早めに出て、募金してきました。
毎年恒例となっているすみれ募金は、
宝塚音楽学校に入学して約1ヶ月というまだ緊張も抜けない初々しい予科生と、1年間の厳しい訓練を受けてきた本科生を近くで拝見できる唯一の場。
そして、卒業して入団したばかりの104期生が、全員で同じ舞台に立つ初舞台ロケットと口上もある。
105期、106期のすみれ募金、
104期初舞台
そして観劇と3つ揃って宝塚を満喫できるこんな楽しい1日はありません。
すみれ募金は前半は予科生106期生が登場。
45分後、予科生と交代して本科生105期生が登場します。
今年は松岡修造さんのお子様、松岡恵さんも本科生でいらっしゃるためか
ギャラリーと取材陣とファンがたくさんいました。
友人との待ち合わせもあり、
104期生初舞台生のお写真が入り口に
初舞台生のお写真は、入団時の成績順だそうで。シビアな世界です。
しかし、今日拝見する星組トップスターの紅ゆずるさんは入団時の成績を調べてみると
なんと50名中47番!
音楽学校2年間の成績なんてわからないものです。
入団してからどんどん変わっていくものですね。
さて、いよいよ星組「『ANOTHER WORLD』 が始まります。
104期生初舞台の口上から、はじまりました。
104期生初舞台の口上
まずは、104期生初舞台の口上から。
黒紋付きに緑の袴の正装で並び、緊張感が伝わります。
これから長く楽しくも厳しい舞台生活が始まりますが、夢をつかんだお嬢さんたちの晴れ姿を見ることができました。
さて、いよいよ星組「『ANOTHER WORLD』
「チョンパ」から始まる。
暗転からパッと照明がつくと星組80名が全員勢ぞろいで舞台の上にいます。
きらびやかな和服でそれは素晴らしい光景でした。
※チョンパ・・・暗転から拍子木の音の合図で照明がパッとつく幕開きの手法
口上の緊張感から、あっという間に華やかな世界にひきこまれました!!!!
本編は、なんと落語の世界。アナザーワールド!「あの世」のお話。
テンポの良い掛け合い。挟み込まれるアドリブだかセリフだか区別がつかない数々に、思わず声を上げて笑ってしまう。
紅ゆずるさんの大阪弁がぴったり合うのと、まさに紅ゆずるさんのために作られた作品。
セルフの間の取り方はさすがです。
紅ゆずるさんの代表作になるのは間違いありません。
江戸の米問屋の若旦那・徳三郎を演じる礼真琴(東京都江戸川区出身)の江戸言葉も、低い声で滑舌もよくとても聞きとりやすい。
ちゃきちゃきの江戸っ子そのまま。
お澄を演じるトップ娘役綺咲愛里は、可愛らしい表現力とおっかない言葉のミスマッチがまた、笑いを誘う。面白い。
そして全ての演者たち全員がなんとも楽しそう。
第二幕の『キラールージュ』
第二幕の『キラールージュ』は、とにかくスピード感があり、一時も飽きさせない、待たせない。
次から次へと場面が変わる。
礼真琴さんの歌う「情熱の嵐」西城秀樹さんの訃報もあったばかりでレクイエムのよう。
いやいや、決してしんみりしたものはなく、いつまでも力強い歌唱力で、ザ!礼真琴!でした。
第104期生のロケット
そして今回が初舞台となる第104期生のロケットは、桜の花がテーマ。
スカイステージの104期生特集でしっかり顔を覚えて前準備は万全!
ケツメイシ、森山直太朗、コブクロ、いきものがかりと桜を題材とした楽曲にのせて
ロケットと呼ばれるラインダンスを披露した。
華やか衣装。しかし、背中の羽で、全員の顔が見えない・・・これはちょっと残念。
しかしなんとも華やかで初々しくてパワーをもらえるロケットでした。