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宙組「芸術の光を絶やしてはならない」

宝塚歌劇についての雑記

宝塚歌劇団宙組公演『Hotel Svizra House ホテル スヴィッツラ ハウス』が、昨日5月6日千秋楽を終えた。

梅田芸術劇場での公演は全日程中止となり、最後の千秋楽のみ無観客LIVE配信となってしまった。

戦争が繰り広げられている社会の中で「芸術の光を絶やしてはならない」と公演の幕が開くことを懸命に願い続ける人達の物語「ホテルスヴィッツラハウス」。

そんな物語がまさかこんな無観客で公演しなければいけない状況になってしまうなんて・・・・。

このGWは、宝塚歌劇団のみならず、OGによるコンサートやバレエ公演など、様々な公演がライブ配信となり、私達は外に行くことなく、家で過ごすことができた。

しかし、なんでしょう。なんだかやりきれない思いが残る。

素敵な舞台を画面で見ても拍手も届けられない。

画面を見てる自分たちは現実のリアルな自分の部屋の中。
日常のコップでお茶を飲みながら、お菓子をつまみながら、画面を見る。
完全に現実の空気の中。

本当ならば、劇場に足を運び、劇場の客席に座る。

そして、演者たちが作ってくれた空気の中に自分たちが入ることで、私達は、その世界にす〜っと感じることができるんだと、改めて感じました。

LIVE配信ではやっぱりダメ。このままでは、エンターテイメントは死んでしまう。

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昨日の宙組公演。

フィナーレ。本当はここで大きな拍手が上がり、客席と舞台の一体感が生まれる。

私達は拍手で演者への感謝の気持ちを伝え、

演者たちはその拍手を浴び、お客様の喜んだ顔を見て、今までの苦労が報われ、そしてまた、次の舞台への活力とする。

それが、ないなんて、、、、

このまま無観客を続けたら、演者さんたちは潰れてしまう。

昨日のフィナーレ。一番笑顔になる瞬間だったはずの場面。あの瞬間、本当にみんなが寂しそうで、泣かずにはいられなかった。

画面上では見えないが、あの梅田芸術劇場の大きな劇場の空っぽになっている客席を見ながら演じているジェンヌさんたち。

どれだけ辛かったことだろう・・・・・。

それなのに、トップ真風涼帆さんの「一緒に頑張りましょう!」という力強い言葉・・・・。

私達が今できることは、LIVE配信を見て、できる限りとにかくお金を払うこと。それしかない。

「芸術の光を絶やしてはならない」