ずっと公演が中止になっている宝塚歌劇団雪組公演。
いよいよ明日、千秋楽になってしまい、千秋楽までに公演再開できるのか・・・とモヤモヤしておりましたが、昨日こんなニュースが入ってきましたね。
宝塚歌劇団雪組千秋楽を生放送する!
【雪組東京宝塚劇場公演『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』生放送の実施について】
— SKYSTAGE_PR (@SKYSTAGE_PR) March 18, 2020
雪組東京宝塚劇場公演『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』(生放送)
2020年3月22日(日)15:28~19:30(予定)
きっと今日のギリギリまで劇場で観客を入れられることを想定しているとは思いますが、それでも、この事態でそれも難しいかもしれません。
宝塚歌劇団が、今、できることとして考えられたのが、無観客でも公演を行い、生放送する!ということなんですね。
ありがとうございます!!!!!!
無観客でも中継をするという宝塚歌劇団の強い意思を感じ、改めて、すごい組織だな!!!!と感動しています。
そして、誰もいない劇場で演じる雪組のタカラジェンヌさんのことを思うととてもつらいです。
でもそれでも演じられる、どんな形でも見てもらえるということを感じてくれていると思います。(あ、なんか上から・・ごめん)
スカイステージという宝塚専門チャンネルを持っている宝塚歌劇団だからこそできることだと思いますが、それでも、その放送の不正使用や今後のDVDの売れ行きなどにも大きく影響するとは思いますが、
しかし!これを聞いて、やはり阪神淡路大震災の時の円盤化の話が思い浮かぶ。
あのな東宝さん…同じ創始者の劇団はな、阪神淡路大震災のときに「昼間は仕事(復興)で忙しい人も夜に舞台の映像を見て活力にしてほしい」と、観客が減少するという反対を押しきってビデオ販売に踏み切ったんやで……それが今のスカイステージやDVD/BD販売に成長して、売り上げにも繋がってるんやで…… pic.twitter.com/3mQBPhQqN2
— みこと (@1789moon_cloud) September 2, 2019
この本の中に書かれています。
ということを宝塚歌劇団はこういう非常事態の時にいつも示してくれる。
「自分たちのことではなく、今、目の前のお客様が喜ぶことを」という心意気をいつも感じられるし、こういう事態のときに更に感じることができます。
きっと今回のこともいつかどこかで語られることがあるかもしれません。
そして、小林一三氏のエピソードも思い出す。
創始者小林一三氏のエピソード
昭和の大恐慌の際、ライスだけを注文して備え付け(無料)のソースをかける客が増えた。利益が出ないとしてほかの店が嫌がる中、阪急や東宝を創始した小林一三(いちぞう)(逸翁)は「いまは貧しいけれど、いずれ家族や友人を連れて来てくれるだろう」と歓迎したという。
https://www.sankei.com/west/news/181120/wst1811200001-n2.html
今回のスカステの生放送という、この決断は異例すぎるし宝塚の本気を感じずにはいられません。
「こういう異常事態のときに、何をすべきか。」
・・・これは宝塚歌劇団だけの話ではなく、私自身も今、日常の中で、何ができるのかを考えたいと思います。
こういう非常事態の時の行動全てがその後の経営に大きく影響されているんですもの。
・・・本当に宝塚が好きです。
公演やジェンヌさん達を観に行くのも好きだけど、こういう劇団の姿勢にいつも感動するし、学ぶべきものがたくさんあるんだもの。
顧客満足度ナンバーワン!というより、もっともっと超えてる!
宝塚歌劇団(阪急グループ)はこれからの生き方を示してくれる企業です。
宝塚専門チャンネル「スカイステージ」
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最後にこの雪組千秋楽で、雪組を支えてくれた
舞咲 りんさん(85期)、早花 まこさん(88期)、美華 もなみさん(101期)が退団されます。
この3人のもしかしてお客様のいない劇場で大階段を降りてご挨拶されるのかと思うと、本当に心苦しいです。
しかし生中継の最後には退団セレモニーがありますので、しっかり目に焼き付けたいと思います。